最後はさびしかったね

焼きそばをどこの夏祭りでもやっているから自宅でつくってみた。イージーだね。チープだね。松本清張の鉢植えを買う女に３食焼きそばを食って金をためる女の話が出てくるけれど、確かに安いよね。焼きそばって、知り合いが河口湖にペンションを作った。私があすなろを作ったころで世間はバブルだもの本当に混んでいた。
バスで５０人単位でテニス合宿だものね。時は流れてテニスもスキーもすたれたね。このペンションもなんかじり貧感が強くなって行った。最後は焼きそばばかりだった。うちの合宿も最後は５人くらいで行ったけど、もう自慢の大浴場を沸かす重油代がなくて、風呂がなかった。近くの河口湖温泉にいってらっしゃいと言われたって一人１０００円だもの毎日そんなかねないよ。
あの頃年に二回も三回もいっていた合宿で使っていたペンションとか民宿とか全部今はないね。群馬の民宿なんかこの辺産業なかったからねとうちで払う３０万とか５０万とか最初は喜んでいたのに増築して高級車を買ってカラオケ装置まで買って(こんなの東京の生徒は１曲１００円とか払わなよね)宿泊代も高くなって楽しくもなくなって行かなくなってしまった。最初はトラックの荷台に生徒を載せてくれて夜ほたるなんかみせに連れて行ってくれた。とうもろこしなんか何本も焼いて届けてくれた。そういう味が最後はすっかりなくなってね。カップヌードルで２０0円とった。

この歌を聴け

暑くて孤独な夏でした。３０年間も夏は夏期講習で忙しく忙しくやってればよかったですからね。せめてブログだけ生きていれば、楽しかったのにね。そんな時、NHKで一番電車が走ったを見ました。退院して６か月、甲子園を寝そべってビールを飲みながら涼しい部屋で見るのが夢でしたけれどいざ実現するとそう楽しいものでもなかったですね。そんな時HKで一番電車が走ったを見ました。もうボロボロ泣いてみていましたけれど、最後に流れた曲、なんだこれという感じでした。中島みゆきを初めて聞いた時以来の衝撃でした。歌詞を転載するわけにはいかないからね。YOUTUBEで聞いてみてください。次の日NHKがオープンする九時に広島放送局に電話しましたよ。沖ちずるという歌手で歌の題は光といういます。

誰も言わないヒミツの話

それぞれの人生。厚木基地編
私の夏は神楽坂の阿波踊りから始まる。今年はちょっと神楽坂に行く自信はなかった。
だから神奈川県大和の阿波踊りを見に行った
混んでいて街の裏に迷い込んだ。うらぶれた飲み屋街だった。突然急にここへ来たことがあったと思い出した。その町に母の知人がいた。旦那は大酒のみでその女の人がこの街で
飲み屋をやっていたけれど、売り上げは飲んでしまう。客とけんかはする。絵にかいたような酒乱だった。この女の人が逃げ出して男は僕の家まで探しに来て、僕はいやいやこの男とキャッチボールをした思い出がある。酒乱で怖かったけれどなんで大和なのかと突然阿波踊りでアメリカ人が踊っているので気が付いた。男は厚木基地の軍人だったのだ。厚木基地といえば、１９４５年８月１５日にも
徹底抗戦を叫んで飛行機を出したという話だ。マッカーサーもわざわざ厚木基地に降り立ったしその時厚木から横浜まで、畑も林も機銃掃射をしたその基地だ。戦争に負けて彼はアルコール依存症になったんだね。今も生きているのかその後彼はどんな人生を生きたのだろうか。