あすなろ

塾長日記

人生なんかこんなもの その2 テレビにボクが映っていた

2009-09-01 16:46:58 | Weblog
人生って自分の人生を一生懸命毎日生きていることだと思うよ。生きていていろんなことをすることだと思うよ。あるいはいろいろな人と知り合うそれがその人の人生なんだよね。何かを残したって仏教だって33回忌以上はないんだし、その人が生きていることを覚えている人がいなくなったらおしまい。お墓なんかね。死んで何十年もしてごらん花なんか手向けたって、生きていることを知っている人ならいいけれどさ、死んだらおしまい。終わりだよ。
 さて、脱サラして塾を開いた。折からのバブルで生徒はどんどん増えていった。夏期講習なんていうものは朝から深夜までずっとやっていた。休みもなかった。休もうとして講師を雇ったって昼飯も晩飯もついてきちゃうんだからね。またサービスでギャグなんか言ったりして全然休息にならないんだよ。さらに合宿なんていうと、24時間体制だった。体もさることながら、精神的にきつくなった
8月も末になるともう連続40日くらいこんな生活だからね。そんなとき高円寺の阿波踊りを見た。車いすなんかに乗って看護婦さんに連れられて見ているお年寄りが、踊り出してしまう。今回も原宿のよさこいで踊り出している車椅子のおじいさんがいた。看護士さんに『帰らねぇ。まだ帰らねぇよ』と駄々をこねていた。
とにかく『うつ病気質』の時は、すごい効果だね。それ以来毎年誰かを誘っては見に行った。そんなことをしている間に、原宿でスーパーよさこいが始まった。最初はすいていたよ。何をやってんだと思ったものね。今これを目指して日本全国からチームが練習してくる。今度神戸でその大会があるらしい。行こうと思っているんだけれどもそうなると自分でも熱狂的すぎる気がする。
その熱狂的ファンのボクは、今年は高知まで見に行った。昨日、BSで日本の祭りでよさこいをやっていたから見たら、ちゃんとボクが映っていた。踊っていた。そう人生とはその人が何をしたが誰と知り合ったかだといっているだろ。ちゃんとボクのしたことがテレビに映っていたんだよ。そんなものテレビに映るとも思わないから、なっ。熱狂して踊っていたさ。もう一度言うけれど人生って一生にその人が何をしたかなんだよ。