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IOC評価委員会視察終了 東京開催手ごたえは 

2013-03-08 08:03:31 | 報道/ニュース


  3月8日 おはよう日本


  IOCの現地視察が昨日で終わった。
  (IOC 評価委員会 クレイグ・リーディー委員長)
  「プレゼンテーションの質が高くとても感心した。
   若い脇選手たちが東京でのスポーツや夢をしっかりと語ることを評価している。」
  今回の視察ではその選手たちの姿が目立った。
  選手を第一に考えた“アスリートファースト”という開催計画を強調するためである。
  (五輪2大会連続銀メダル フェンシング 太田雄貴選手)
  「われわれ日本のアスリートは
   オリンピックとパラリンピック招致のため一致団結している。」
  なかには16歳のスキージャンプ女子の高梨沙羅選手や卓球の福原愛選手。
  福原選手は飛び入りしたIOCの評価委員とラリーをした。
  (福原愛選手)
  「卓球の楽しいところや面白いところをアピールできたのではないか。
   日本の良さが少しでも伝えられたらということを話した。」
  背景にあったのが環境への配慮を訴えた前回の招致活動への反省である。
  評価委員に最新のハイブリッドバスにも乗ってもらったが
  競技とかけ離れた印象を与え“テクノロジーを学びに来たのではない”と
  苦言を呈されたこともあった。
  今回は各会場で子どもたちが評価委員を出迎えた。
  日本のスポーツ界の明るい未来を強調するためである。
  (東京招致委員会 東京都 猪瀬直樹知事)
  「あらゆるスポーツ関係者が一丸となり招致レースに臨んだ。
   いい心証を与えたのではないかと信じている。」
  
  一方 東京のライバルとなる2都市。
  18日からIOCの現地視察が始まるスペインのマドリードは
  ヨーロッパの信用不安への懸念を払しょくするため
  “費用をかけない大会”をアピールしている。
  バスケットボールの開場は80年以上前に建てられた闘牛場を改修した。
  (マドリード 招致委員会 ビクトール・サンチェス事務局長)
  「インフラの大半がすでに整っているので五輪招致は実現可能だ。
   またマドリード市民の情熱もある。」
  トルコの首相は4日 ギリシャの首相と会談し
  オリンピック発祥の地ギリシャが
  イスタンブールへの招致に向けて協力していくことを合意した。

  こうした中で招致を目指す東京。
  IOCが開催の賛否を問う調査を都内で行ったところ支持率は70%。
  招致活動費の支出を巡って一部で不透明だと指摘が出された前回より14ポイント上がった。
  (日本体育協会 元国際担当 伊藤公さん)
  「70%の支持率は去年ロンドン五輪における日本選手団の活躍 
   メダルが合計38個
   そういうことをバックに徐々に日本国内の支持率も上がっているのかなと。
   今後 招致活動費など透明性を強めないと都民も国民もついてこない。」

  開催都市は9月のIOC総会で決まる。
  東京の招致活動は今後 
  投票権のあるIOC委員に支持を働きかけるロビー活動に重点を移すことになる。



   

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