かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

加津佐・ジオガイドの手づくりジオパークパネル展

2012年04月20日 | 日記



今日は、4月20日 金曜日 天候は曇り。
昨日は雨の予報が出ていたのに、今日は曇り空になっています。加齢現象による、夜の眠りが浅いせいか、
昼間でも眠気を催すことがあります。若い時には、昼近くまで爆睡していた事もありましたね。わかったような
解釈で「春眠暁を覚えず…」何とやらでしたね。最近は春の日差しを浴びるだけでも、疲れるのか、眠たくなり
ますね。「若くはないよ」という声が、聞こえてきそうですが…。
 さて、午前中は、「町歩きグループ」の仲間であり、ジオガイドの草野俊彦さんから、「ジオパークパネル展」の
案内を頂いていたので、加津佐の本町通りにある、空き店舗を活用した「まちかど美術館」に行くことにしました。
商店街の活性化を図るために設けられた「美術館」ですが、時代の流れとはいえ、本町通りの昔の賑わいを
知っているだけに、いつもさびしい思いをします。
 会場では、すでに草野さんが、写真パネルを前にして、詳しい説明をしていますよ。写真パネルも手づくりの労作
だけに、丁寧なわかりやすい説明文も書き加えられています。ジオサイトの現地に足を運んで撮った写真とガイド
研修会で学習した内容などを盛り込んだパネルは、一枚でもわかる構成になっていて、写真と説明を交互に見る
ことで、一層理解も深まるということなんですね。
 現在、慣れ親しんでいる風景は、遠い祖先もこの風景を見て、この地で過ごしてきたんですよね。
中でも、海に突き出た岩戸山、女島、そして、津波見の両子岩は、加津佐の「名景」といつも思っていました。
そんな当たり前の風景が、景観や地質学的見地から、学術的にも貴重な価値があるということで、「島原半島世界
ジオパーク」として認定されたんです。加津佐の景観と地質が世界でも通用するということは、すばらしいですよね。
 来月12日から15日まで、島原を主会場に「第5回ジオパークユネスコ会議」が開催され、世界各地から、研究者や
関係者等が訪れ、いろんな事業が展開されることになっています。
 その会議を前にして、ジオガイドの草野さんは、加津佐の誇れるジオサイトを多くの皆さんに知ってほしいと願い、
今回の「ジオパーク写真パネル展」を思い立ったものです。規模は小さいかも知れませんが、説明内容は世界でも
通用するものですよ。
 少しでも、この風景の歴史を知ると、今までの風景が「心豊かな風景」に代わるかも知れません。
今月30日までの期間中、ぜひ、会場の「まちかど美術館」に足を運んでください。情熱のジオガイド、草野さんが
首を長くして待っていますよ。

 ◆〇学術的に価値の高い加津佐のジオサイト〇◆
       上から岩戸・女島・両子岩