村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第66号 村上和隆の人生塾「一言」     つまらん思い込みが生涯自分を苦しめる

2009-03-23 07:59:44 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:(台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)
※お知らせ:今後3~11月は滋賀県高島市の滋賀支所に常駐しています
滋賀支所
12~3月は京都市伏見の本部事務所に常駐しています

66、つまらん思い込みが生涯自分を苦しめる、まず自己の基礎・土台を見直すことが大事

人生に限らず何にでも言えることですが、人間はそれぞれにその人特有な思い込みというものがあります。
人それぞれの思い込みは、人によって千差万別です。ある人にとっては深刻なことであっても、別の人にはどうでもいいことだということが大半です。
その思い込みが、本人も冷静に全部正しく認識していればまだ良いのですが、ほとんどの人の場合、それらの刷り込みが無意識又は頭から良いに決まっていることだと認識されていることです。

一般的に動物は生まれたときに、自分と最初に接した生き物を自分の親と認識するそうです、いわゆる”すり込み”という現象です。
更に、遺伝や幼少期の教育や周囲からの影響によって基本的なことが更に刷り込まれて行きます。
刷り込まれたものは人により全く異なりますが、それによって人は、それぞれに違った信念・心情・思想・性格につながります。

人間は生まれてから幼少時にすり込まれたものを良きにつけ悪しきにつけ、一生引きずるのです。よほどのことがない限り、きちんとした見直しや修正はされないのです。
すなわち、人間の教育でもっとも大事なのが生まれた瞬間から幼少期12歳小学校卒業までだということです。
幼少時の親や周囲の人々の責任は重かつ大なのでありますが、「重大性の認識」はいい加減なものなのであります。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、その基本的な刷り込みを基礎・土台にして、その後の人生が積みあがっていくのです。

生まれた瞬間から幼少期12歳小学校卒業頃までに、家に例えると土台であり、基礎の部分が完成するということなんです。
その土台と基礎の上に13歳頃から、20~30年かけて、自分が出来上がっていくのです。
いかに素晴らしい家でも土台と基礎が悪いと家は住み心地も悪く倒壊の恐れもありますが、人生も家も、全く同じことです。

一般的に一度家を建ててしまうと、容易に土台や基礎は直せません、直せたとしてもほんの僅かしか直せません。
根本的に直すには、一度家を壊すしかないのです。
どちらも難しいのですが、人間の場合と家の場合もどちらが修復可能かと言うと、私の勝手な想像ですが、人間の心のほうが家の何十倍、何百倍も難しいと思います。
家の場合小規模の家であれば、土台や基礎はお金と技術と手間をかければ不可能ではありません。
しかし人間の心は、一見変えられそうで、実は、そう簡単に変えられないのです。人の心の底に、根深く強い根っこが沢山蔓延ってしまっているからです。
人間が幸せにならない又は幸せを実感しないのも、そのせいであると言っても過言ではありません。

自分の心の腐った土台や基礎を直さないのですから、いかに心の上辺を飾り立てたり修正したところで知れたものです。
こういう人間の心の根本にメスを入れないで、なんだかんだとつまらんことを懲りずにやったところで根本的には何一つ改善されないのです。
土台や基礎を直すのは大変ですから、当然のこと、億劫で、土台や基礎を根本的に直そうとはしないのです。

土台や基礎が脆弱な上に、とんでもない我楽多なものがこれでもかこれでもかと建っているのです。
土台や基礎を直そうとする意欲をそぐに十分過ぎるほどの惨状なんですが、それを直そうとしないのですからもう手の施しようがないのです。

■豊かさと便利さに埋もれた現代人は特に基礎や土台が悲劇的なほど脆弱なことを認識しないと、生涯のどこかで心は崩壊する危険があるのです。

土台や基礎がしっかりしている人は格別問題はないのですが、世の中そういう人はかなり少ない、むしろ例外的な人と考えて下さい。
通常の場合、そういうしっかりした人ほど、一から土台や基礎を作り直すのですが、むしろ本来直すべき人には、そんなことを考える意欲も能力もないものなのです
面倒だ、直そうとしないから、どんどん駄目になっていくのです。人生の下り坂を転げ落ちていくのです。
人間というものは、自分自身やその基礎や土台を生涯に一度、完全なまでに、ぶっ壊して一から作り直すことこそが人生の大きな仕事の一つなんです。

土台や基礎がちゃんとしているのが本来は当たり前なのです。ところがほとんどの人間の土台や基礎が脆弱ですから相当に努力しないと、人生はどんどん意味のない価値のないものなってしまうのです。
家を買うときは、家の基礎や土台を確認して買うべきですが、多くの人は、ついつい家の内装や間取りなんかに目を奪われがちです。
人間の場合もそういう面があります、人間としての大事な基礎や土台の部分はほとんど見ずに、やれ顔かたちだの、金持ちだの、地位だの、学歴だの表面的なものに執着してしまうのです。

なんで、人間はこんなに愚かしいのでしょうか、なんで人間はこんなにあさはかなんでしょうか?それが基礎・土台によるものなんです。
上辺が良いのが必しも中身が良いことにならないのです、外見はいかようにも誤魔化せるのですが、土台は基礎は誤魔化しできないのです。
外見を飾ることに努力するよりも、まず土台や基礎の部分を真摯に、見直すべきです。安易に外見を飾ることだけに走ってはいけないのです。
外見を飾る癖がつくと、どんどんそういう外見主義に傾いていきます。多くの人がほとんど所詮は、外見主義なんです。

■根本を見直す
■根本から自己を磨く

いかに遠回りでも幼少時以降堕落に慣れ切ってしまった自分を、何かのきっかけを掴んで、一から立て直すことが大事です
そして、そのことこそが有意義な人生・価値ある人生を勝ち取るための意外な近道でもあるのです。
まず自分は、物事をの何をどうとらえ、どう考えているのか、何を信じているのか、何に価値を置いているのか、善悪をどのように捕えているのか・・・つくづく自分を見直すべきなんです。
人間の多くは病気なんです、まず自分が病気していることを疑い、検査してみることです、そして自分の悪い箇所を発見して手術なり治療なりをしないと、自分は健康・健全であると思い込み、多くの大きな病気を抱えたまま生きながらえ、死んでいくのです。

変わることを他人に要求する当の本人が全く変わらない、だから物事は良くならない
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村上和隆の会話塾
東京都浅草出身/京都市伏見住人の京都雑感と会話ブログ
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