村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第37号 村上和隆の人生塾「一言」     簡単なようで難しい「捨てる・欲ばらない」

2008-06-12 06:54:31 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

※お知らせ:今後4~11月は事務所が滋賀の山中になるため毎日掲載できなくなります、やや日があきますが了解下さい

37.簡単なようで難しい「捨てる・欲ばらない」とは一体どうすれば良いのか?

豊で便利な社会ですから「衣食たって礼節を知る」のとおり満足し、欲を減らし無用なものをむしろ捨ててつつましく明るく健康でいきいき暮らせると誰も思うのですが、どうもいつの時代においても実態は逆であって欲ばらないとか捨てるというのは簡単なようで難しいことのようです。

また下手に欲を捨てるとかえって元気のない無気力な人間を生むことにもなり、案外そう簡単なことではなさそうです。
むしろもっと欲を持ちなさい貪欲に頑張りなさいなんて若者も昨今多いのですが。

理想的なのは適度に欲をもってしかも欲張りすぎない、あれこれ欲張っても不要なものは捨てなさいというわけですから、加減が難しいですね。

しかし禅や仏教なんかの大きな課題の一つも無用な欲や自分を捨てることらしいのです。
偉い坊さんですら、つい淫らな欲が出てきたり、自分が自分がと自己主張が強くなるのです。
否、むしろ偉い坊さんだからこそ、そうなるのかもしれません。
あまりたいした人でないと、欲もなく自己主張なんかしないのかもしれません。
問題な人はむしろ有能な人の場合らしいですね。

有能な人は有能さのため、美人は美人のため、金持ちは金持ちであるがゆえの”持てる人の悩み””恵まれた人の悩み”なんでしょう。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ではありませんが、稲穂は実るほど垂れますが人間は実るほど頭が高くなって、鼻持ち成らぬ・傲慢で嫌味な人間になってしまうのです。
そしてそのことで、一見なんの悩みもない恵まれた本人自身も、心の底で深く悩むのです。

そうであれば欲もほどほどにしたらよいし、名誉や地位や自負心や贅沢や便利さや要らんものは捨てたらよいのに、これがそう簡単にはできないのですね。

部屋に我楽多が一杯になって、物のありかもわからなくなる、部屋が狭くなる、部屋が汚くなるみたいなものです。

一度、押し入れから全部物を出して、いるいらないを分別し、半分捨てるというようなことから始め、そしてそれ以降あまり無用・無駄なものを買わないというようなことと似ているのでしょうか?
とにかく自分の心の状態をいつも小ざっぱり整理整頓清掃しておくことですね。
どちらにしろ欲張り過ぎないとか自分を捨てるというのは一生かかる命題のようですね。頑張っていきましょう。

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