11月のロングツアー1～ 悩んだ！

11月1回めのツアーは12日間、成田空港からスタートです。
早く着き過ぎたのでロイホで朝ごはん！パンケーキとかワッフルとか大好き。

英国からのお客様6名様、公共交通機関を使ってのツアーです。まずはジャパンレールパスを交換して成田エキスプレスでホテルへ！
お天気があまりよろしくないですが。

午後都庁や歌舞伎町をご案内。
翌日は築地市場スタート。

波除神社で酉の市やっていました。
もう年末ですね～。

場外はいつも大にぎわい。お客様にも人気があります。

その後は浜離宮、そして浅草…

翌日は箱根。
朝ごはんはアジの干物。さすが温泉旅館ですね～！

なんと箱根は紅葉真っ盛りでものすごい人！強羅からケーブルカーに乗り継ぐためにディズニーランド並みの列が出来ていて、待つこと20分。結局人が多すぎて接続のケーブルカーに乗れず、次のまで待たされてるわけですね。

ロープウェイに乗り換えて大涌谷へいきます。

川崎市の藤子F不二雄ミュージアムオープン1周年を記念して期間限定ドラえもんロープウェイ。

お天気ばっちり富士山！

ここはやっぱり黒たまごで盛り上がっておきましょう。

海賊船で箱根町。寄木細工のデモンストレーションにお客様興味津々。

箱根関所跡からみる芦ノ湖と富士山。

いい天気に恵まれました。

箱根の次は京都です。箱根登山バスで小田原に出てから新幹線で向かいます。
京都初日はひどい大雨でした！
本日祇園ウォークに予定でしたがあまりの土砂降り天気にお客様断念。
ホテルでゆっくりされることになりました。
翌日改めてミート。いい天気です。
西本願寺そばにてお抹茶体験。
その後タクシーで清水寺へ。
いい天気なので寄り道しながら向かいます。

清水寺は紅葉真っ盛り。

地主神社で恋占い！

古い歴史があると同時ににぎやかな神様のデパート。ここは盛り上がります。

さて、このあとは昨日出来なかった祇園ウォークをやることにしました。
途中あちこちで買い物をしながら祇園へ向かいます。お客様の共通点はお買い物！

お客様とはギオンコーナーでさようなら。このツアーは夕飯は別なので、このあとは錦市場先にあるおでん屋「おへそ」のカウンターでひとりご飯！おでんに日本酒、ホッとするひととき。

このツアー、私にとって初めての、難しいツアーでした。カップル3組なのですが、歩くテンポがあまりに違いすぎたのです。一組は超超スロー、一組は超超速い！残る一組は速いカップルにつられてやっぱり速い！私よりずーっと先に行ってしまうのです。そしてスローなカップルはずーっと後ろに。
私、どこでどうやって公平にご案内したらいいのやら、全くペースが狂ってしまい、お話したいことの三分の一しか言えませんでした。
そして、京都に着いた時、スローなカップルから「歩くのが速すぎる」と。
通訳案内士の仕事をはじめて初めて泣きたくなりました。私にとっては皆さん全員が大事なお客様。速いお客様は写真を撮るでもなくとにかくどんどん歩いて行ってしまうのです。旦那様は英国で名高いITの専門家とお聞きしました。それなりに質問もお持ちで楽しんでいらっしゃるようなのですが、立ち止まることが苦手なご様子なのです。かたやスローなお客様は子育ても終えゆっくりのんびりバケーションを楽しみたい世代。

でも思いました。
歩くスピードを弱めることは出来ても、強めることは辛いこと。
スローなカップルは年齢もふたまわりほど他より上でした。ここはやはり若い方に折れてもらうしかない。
…なので、私もやりにくいと感じていたことをお話し、京都からはゆっくりペースにさせていただくことにご協力をお願いしました。速く行きたい気持ちを抑えることは苦痛かもしれません。なので、ご案内したいところで私は止まります、と、私より先をいくと案内を聞き逃す恐れのあることを納得していただきました。そうすれば皆さん自ずと各カ所にて私のところに集まってくださいます。

いやー本当に、普通はガイドもお客様も意識せずとも何となくお互いのペースを合わせていけるものかと思っていました。
このツアーは本当に最初から最後まで悩み通しでした、皆さんツアーを楽しんでいらっしゃるのかと気を使いました。
残る一組のカップルも、東京から箱根へ向かう日、寝坊をして、出発が2時間も遅れてしまい、行く予定の美術館での滞在時間がかなり少なくなってしまったり、本当にいろいろありました。
そんな複数な思いで過ごすおでん屋カウンターでのひとときは何より最高な時間。
いろいろなスタイルのツアー、いろいろなお客様、毎回が新しい発見であるこの仕事。
辛いこともあるけれど、相手は所詮同じ人間。心を通わせればよりやり易くなります。
ツアーもようやく前半が終わりました。残る後半、皆さんにご満足いただけるよう頑張るぞ～！とひとり気合いをいれるソリマチでした～！