And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ぼくはルネ・シャールの詩のことを思う

2015-08-01 20:45:47 | 日記
しばらく何も書いていないので、もしこれを定期的に読んでくれている人がいるのなら応えなければならない。でもそんなことを考えるのは書き出した意図に反する。別に誰に読んでもらわなくても構わない。題名もポピュラーな固有名詞を使わず、検索にも引っかからないようにと思っていたのだが。書くことがないということは面白い音楽にも本にも巡り会っていないということ。最近「巨匠とマルガリータ」が文庫で出たのを知って買ったが最初の100ページ行く前にストップした。中途になってる「未成年」と「裸者と死者」も気になるのだが、CSで戦後70年の特集でドキュメンタリーがいろいろあるので、それを録り貯めて観ているうち本を読む時間も音楽を聴く時間もなくなってしまう。それに比べて観たかった映画がついにDVDにというのもないし、オーネット・コールマンが死んだからといって未だCD化されていないインパルス盤が出るわけでもないし。「巨匠とマルガリータ」は一度読んで面白いのはわかっているのだが、それすら読まずに最近何をしているのだろうと思う。岩波文庫、吉川訳の「失われた時を求めて」の8冊目も買ってしばらく経つが、読み出したらすぐ終わってしまうのに順番が回ってこない。せっかくiPadにウォレス・スティーブンス全詩集入れたのに読んでない。「巨匠とマルガリータ」の最初にポンテオ・ピラトとイエス・キリストが出てくる。ピラトはキリストを処刑すべきなのか思い悩むが聖書ではピラトに関してほんの数行しか記述がない。ピラトのことを調べたくなるが、聖書以外に書かれていることはキリスト教的には伝説、作り話となる。しかし歴史書的なものではキリスト教関係も含めて出ている。東方諸教会ではピラトはその後悔い改めキリスト教に改宗したとなってる。肖像画などあるわけなく記述も少ないことがかえっていろんなことを考えさせられる。
通りで怪我した犬に
それはぼく自身なのだ