植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

たかがブログ そう血道を上げることも無かろう

2023年03月25日 | 雑感
このブログを始めたのが2019年2月でありました。特に目的もなく、きっかけも無くなんとなく登録したのが「Gooblog」であったのです。以来、原則として毎日更新と言う「日課」を守った結果。昨日現在で記事数が1459件でありました。今に至るまでこのブログは、ワタシには1円も生み出しておりません。ブログの篆刻関連記事によって連絡をいただいた20人ほどが、ワタシの彫る篆刻印希望の方でした。これとて基本ただで彫っておりまして、印材・箱代・送料などで赤字が殆どであります(笑)

1万円を得るために、リスクや余計な心配を抱えるくらいなら、1万円を消費しなければいい、が消極的ながら自分の人生訓の一つであります。

最初はこのブログ名の通り、際限なく増える植物の栽培記録や成功・失敗談を披瀝することをメインとしていたのです。途中は省略しますが、結局はスポーツからそば打ち、篆刻・書道など趣味が広がりほとんど行き当たりばったりの雑多な記事となっていることには大いに反省しているのです。

ワタシにとってのブログの効用は①備忘録・日記としての記録 ②夥しい写真と自作品や珍しい印・印材を披露する ③自分の頭の中の整理とボケ防止、程度であります。その副作用じゃなかった「副次効果」として、数少ない人でも面白いブログと感じてくれたり、園芸で為になった参考になった、という情報が提供できていれば幸甚である、というのが全てであります。

植物のみならず最近ではヤフオクと印材・篆刻が実質メインとなりつつあります。それらがどれだけの社会的貢献をしているかと言えばほぼ0でありましょう。ワタシの篆刻印を褒めてくれるのはブログ仲間の「けんすけさん」くらいのものです。

さて、そんなワタシのブログは、継続する力のみが原動力で、その成果が、約300万件というGooブログ登録者のうちの順位が大体6~7000番目、人気ブログランキング「日記雑談部門」336件中167位という微妙な位置であります(笑)
何度も言いますがお金目当てでもなく、他人さまの評価なども気にしない、いわば無欲の日課なのでどうということもありません。

しかし不思議な現象が、1年に1,2度あるのが突然のアクセス集中です。わずかな数秒か1分程度の間に、アクセスを表示するグラフが数百件と言うレベルに跳ね上がったのを3度ほど経験しております。自慢ではありませんが、社会的には全く無名で、何のとりえもない初老の実質無職の人間のブログです。インフルエンサーというこじゃれた立場でもなければ、専門的なテーマに特化した記事を連載しているわけでもないのです。当然メディアや誰かに紹介されるような心配も無いし、もしそうであれば何時間かあるいは1日二日にわたってアクセスが増えるはずですから。そうなると、その理由はただ一つであるようです。
「Google が膨大な情報を自動的にストックし、定期的にAIかなにかで一定の要件を満たしているかチェックし、それに合致すると、検索エンジンの順位が上がる」という仕組みがあるらしいのです。

その10項目の判定用件は以下の通り
・ドメインの正規化 (たぶんURLがルールに則っているという意味か) 
・適切なキーワード選定
・検索意図を満たした良質なコンテンツを制作
・E-A-Tを高める( Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性)  Trustworthiness(信頼性)の略です)
・タイトルや見出しにキーワードを含める
・被リンクの獲得
・モバイルフレンドリーに対応する(iPhoneなどでちゃんと見れるか)
・ ページスピードを改善する
・内部リンクの最適化 
・SEO内部施策(よくわかりません💦)
ネットで調べた不確かな情報ではありますが、こんなことを検索エンジン側で行っているとありました。

そんなナイショの試験に合格したかどうかなど分かりませんわね。検索した時に上の方に自分のサイトやブログが出てくれば、閲覧回数が自ずと増え、信頼性や認知度が上がるということになるのでしょう。アフリエイトという広告宣伝効果に比例した報酬を手にする人たちにとっては大変ありがたいことになるのでしょうね。

ハッキリ言って、ブログが見やすいとか一流のブロガーが採用しているセンテンスや構成に倣おうといった向上心は皆無なのであります。また、他のブログに一杯アクセスしてフォローして、毎日それらを訪問して出来るだけ「コメント」を残すという努力をすれば、訪問者数も増えるし順位も上がるということは存じております。

残念ながら、そんな暇も気力もありません。数少ない人気記事が数件の「絶対植えてはならない植物」であることは承知していますが、だからと言って類した人気記事を書きたいと言う気にもならないのです。どなたかが調べものがあって、ググったら偶然ワタシの記事が目に留まって、「ふーーん、そうなんや」程度の役に立てば、それで十分と言うものであります。

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春になると 冬からの苦労が花になる

2023年03月24日 | 植物
桜の季節はあっという間に過ぎます。今年は例年に比べて開花が早かったので余計にそんな印象でありました。花見は日本人の美意識の象徴であり、多くの方の楽しみであります。今年のワタシは、残念ながら桜を愛でるなどと言った時間的余裕もなく、忙しさといささかの気分の悪さで、観る機会を失っています。

夜半には「春の雷鳴」が轟き、ウチの甲斐犬スミレが玄関で心細そうにクンクン鳴いておりました。そして催花雨とばれるような雨が昨日から早朝にかけて随分降ったようであります。せっかくきれいに取った雑草もまたあちこちから葉を茂らせ、草むしりが待っております。いたちごっこですね。

そんなわけで、午前中は書道教室、それ以外は草取りに没頭することになりますので、ブログは何も考えず、時間をかけないで終わらせることにいたしますので悪しからず。
桜の花が桜色なら、桃の花は当然桃色であります。今年こそたくさん実をつけて欲しい、昨年はほとんど実がつかず「桃色吐息」でありました。
ね、きれいでしょう?これが「白鳳」です
同じ桃でもこちらは黄金色になる「西尾ゴールド 」今まで一度も収穫できていません
すもも・プラムは既に散り始めています。こいつは「ケルシー」という品種で、産量が少ないため稀少 で「幻のすもも」と呼ばれています。栽培方法が難しいのが主な理由で、ワタシは一度もこれを食べたことがありません。

二年目を迎えたブドウ「藤みのり」の株元からひょっこり出てきた八重咲のスイセンであります。水仙はマイガーデンに4,5種類咲いていて春先からあちこちに香りのいい花を咲かせてくれます。故郷大分の実家の軒先に咲いていたのが忘れられません。母が香りのいい植物を好んでいたようです。

こちらも亡母が好きだった花「ガーベラ」です。山に囲まれた古い農家を買い取って住んでいたので、詩人であった母は、植物と家族の事を詩に載せて創作していました。


ジャガイモも葉が出てきました。昨任に比べたらひと月近く遅いのです。これは多忙に追われて植え付けが遅くなったので仕方がありませんね。

少し日陰になる場所に植えてある「リュウキンカ」も少しづつ勢力を広げ爽やかな花色で楽しませてくれます。間には勝手に増えたムスカリもあります。

今が一年で一番好きな季節です。冬を越えてきた植物たちが芽を出し葉を広げ、気の早いものは花を咲かせてくれます。みなさーん、悪いことは言いません。植物を育てると幸せに気持ちになりますよー
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ビフォーアフター やってよかった事

2023年03月23日 | 雑感
WBCはめでたく、そして予想通りの接戦の末「侍ジャパン」がアメリカを破って優勝でありました。ここに、その選手たちの頑張りを讃え日本人あるいは関係者の皆様に祝意を伝えるものであります。それにしても、私の仕事場の窓から見える公園では、試合開始直後にもかかわらず、10人近いお年寄りがグランドゴルフに興じているのを見かけました。世の中様々、人も様々であります。

さて、ワタシは以前からビフォーアフターという家屋の改造番組を好んで観ておりました。自身が建設関係の発注の当事者になったのが幾度かあって、興味を覚えていたのです。人気番組だったのに、これはだいぶ前に打ち切りになっています。一説によると、ある業者さんに頼んだ工事があまりにも施主側の意向に反していて、訴訟に発展するようなトラブルとなったのがきっかけとか。それでも、昔の番組が再放送されるのをぼんやり見るのが好きです。この番組で最大の疑問は、こんなにボロボロで数十年も前の建造物なのに壊して建て替え無い、という不思議です。番組作り上での演出とは言え、屋根・骨組みや土台を生かす必要があるのか?という疑問ですね。

さて、ここにきて、ワタシのビフォーアフターが三つありました。
まず一つは、義歯の取り換えであります。バブルの頃ワタシも御多聞に漏れず、なかなかの羽振りでありました。当時は東京・日本橋のオフィスで仕事をしながら、歯医者通いと言う優雅なサラリーマンだったのです。その時に入れてもらった義歯(差し歯)は、自然の歯に模した高級な素材で、勿論、保険の適用外、全部で十数万円かかったように記憶しています。

それから20年ほど経過すると、これが抜けるようになりました。土台の方が欠けたりしてガタが来たのです。近所の歯医者さんで何度か入れ直してもらいました。「いい義歯だからこれを生かしましょう」と言うのですが、もうその頃には、根っこの上の歯もあちこちいたんで義歯を支えられなくなっていたのです。

そこで、家内が通うようになったT歯科がいい、と言われてやり直してもらいました。寡黙な歯科医で、治療内容や費用などほとんど聞けないまま先週、新しい歯が入ったのです。それまで、義歯が取れたままの歯抜けだったので、噛みづらく、痛みも走っていました。歯根から立ち上げた義歯用の柱も、ちょっと痛かったのです。やっと出来上がったのに、やはり少し力を入れて噛むと痛みがあり、歯の間に詰まって歯茎も痛む、という1週間でありました。
そして、昨日、別のところが少し虫歯になっているのでそこを治療するということで削って型をとりました。

やはり、寡黙な歯科医は入れた歯の事を尋ねもしないのです。普通、「どうですか新しい歯の具合は、痛みがありますか」とか聞くでしょう。幸いにしてお隣の老人が、同じく義歯を入れたところらしく、歯科技工士の女性に「なれるまで2週間くらいは痛みますよ、歯茎にあたったりするので。固いものはちょっと食べない方がいい」などと説明をうけていました。そうか、では、あと1週間くらいは辛抱なんだな、と納得したわけです。

次が、iPhoneの機種変更であります。ビフォーが4年以上前のiPhoneXRで、①充電が遅く、電池の減りが早い(大体フル充電から8時間)②ツムツムなどアプリのフリーズ・操作の不具合が出る ③保存した写真・動画で一杯 ④触りもしないに勝手にアプリが起動したりゴーストタッチという症状が多発、といった末期症状であったのです。

半日がかりで機種変更しましたした。事前準備は、使っているiPhoneの「アイクラウド」という機能を使ってファイルなどの保存をする、2台のPCそれぞれに「iTunes」というアプりを使ってバックアップする、今までに書き溜めた各種契約・アプリ・メールなどのIDとPWの紙をひとまとめにしておく、でありました。ケーズデンキの店員にはLINEのアカウントや履歴を喪失しないことを念押しして4時間がかりで作業終了。iPhoneXIII pro-Maxがアフターであります。帰宅して判明したのが、変更前にインストールしていた数件のアプリが消えていたこと、LINEの既読履歴が2週間分しか残っていない、という衝撃的な事実です。DAZNもID/PWが消えていました。

アプリの復活は大した問題ではありません。問題はLINEです。たしかにツムツムは出来ます。しかし、過去の履歴が消失するのはいかにも残念で、いろいろな支障がでるのです。ネットで調べると「一旦LINEアカウント・アプリを消去して再度登録し直す(無くしたIDを復活させる)というオソロシイ記述が出てきました。そんな危ない橋は渡れない!であります。以前、ノートPCにLINEを新規登録しようとして、うっかりずっと使っている携帯電話番号を登録した途端、すべてのラインアカウントを失い、フルコンプしていたツムツムが初期化、というそのまま絶命してもおかしくないような事態に陥ったのです。

これで、リスクを冒さず復活させる方法は、「iTunesによる復元」またはケーズデンキに持ち込んで何とかさせる、でした。そして一昨日恐る恐るiTunesの「復元」の手順に従って作業いたしました。すると「なんということでしょう」見事にすべてが蘇ったのであります。思わず快哉を叫びました。DAZNもそのまま使えるし、歩数計などいくつかのアプリも何事も無かったように復活しました。

その代わり、機種変更以降のLINE履歴復活までのやり取りは消えました。また、メールの設定は初期化していて、受信不能、新規設定を要求されました。自力でなんとかG-mailのアカウントが復活しました。時間と手間をかけただけの価値がありました。

充電は、2,3時間もおかずに高速充電出来ます。朝5時フル充電であったものは、日中5・6時間以上使用しているのに、夕方帰宅した時点で60%ほどの残量です。操作もストレスなく、ツムツムで稼ぐワンプレー当たり500コイン位増えた感じであります。

最後のビフォーアフターは、「軽い鬱」です。ここ数か月の嫌な感じ、体の不調が家内と名医「井上先生」の診断で「病んでる」ことが明らかになったのです。診察を受けた時、先生が間髪をおかず、自治会の問題やトラブルの事が原因と的確に断じたので大変驚いたのです。で、家内にその話をしたら「真相」が判明しました。家内も、コレステロールの薬を貰いに井上先生の病院に行っているのです。彼女は、何の病状も無い健康体なので、先生に話す会話が、どうやらワタシの具合が悪いということであったのです。

自治会で苦労していて、パニック障害みたいな亭主のことを心配して先生にその状況を事前に説明していたようなのです。おかげで、余計な話は省いて薬を貰いました。薬のせいか、あるいは自分がちゃんとした病名がついたせいか、今のところ嫌な感じ・胸のざわつきが収まっています。一方でやたらに眠くなりました。睡眠障害や神経の障害が緩和され、眠れず弱っていた体に安眠が少しづつ戻ってきたのかもしれません。

いずれにせよ、ストレスを抱えるのはいけません。持つべきものは、ちゃんと動くiPhoneと、おしゃべりのワイフであります。
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WBC 村上が村神に近づいた

2023年03月22日 | スポーツ
ここでWBCの話題を避けるという選択肢はありません。
ワタシはまだ幼稚園児、大鵬や柏戸が活躍し、王長嶋が若手であった60年以上前からのこてこての筋金入りの野球・巨人ファンであります。高校野球を含めてプロアマの野球はずっと見続け、少なくとも解説位はできると勝手に思っております。しかも、ワタシは、ホチキスの針が無くなるとかシュレッダーの屑がいっぱいになるといった瞬間を予知できるという、プチ超能力を有している(笑)ので、野球観戦でも次に起こるプレーや結果を数えきれないほど言い当ててきました。

そんななかで、昨日の準決勝、「メキシコ戦」であります。あのアメリカにも勝って大リーガーを多数擁するチーム、長打力と確実性を併せ持つ打力、非常に固い守備力で勝ち上がってきました。恐らく世界的な評価では日本と拮抗していていました。

ワタシは諸事情から、布団に横たわって離れたと所から応援する、という状況でありました。試合前の予想される展開は、序盤は両チーム点が入らず5回以降に試合が動き、割合ロースコアで決するのでは、でした。なんといっても先制点を与えないことが重要であると考えていたのです。

先発佐々木朗希は、今大会で最も速い球を投げる投手であることは間違いありません。彼のストレートは、長打にはならずせいぜいつまった当たりになると思います。思った通りの直球であったのですが、気になったのがもう一つの武器「フォークボール」が真っすぐ落ちないで、左横に流れるのです。普通フォークは真ん中のストレートに見える球がホームベース付近で消えるように墜ちるので、空振りが取れるのです。

しかし、序盤フォークのコントロールが出来ていませんでした。2イニング目にやっと落ち方が真っすぐになって来ましたが、捕手の中村がフォークを多く要求するのが気になっていました。するとあの先制スリーランを喫した相手L・ウリアス は、ど真ん中のストレートに完全に振り遅れました。明らかに緩い球(フォーク)に的を絞っているように見ました。ところが次の投球が真ん中に落ちるフォークで、ドンピシャのタイミングでミートされました。
バッテリーエラーだと思いました。

これが第一ポイントでした。3点のビハインドは大変大きく、選手たちに限らず日本の多くのファンは落胆していました。ワタシはこの時、観戦中の身内のグループラインに「打てないで苦しんでいる主力バッター、最後に大きなチャンスが回ってきてサヨナラ打、なんていうのが野球だ、それに期待」と書きました。

次のポイントが山本由伸の続投、佐々木の後を受けて好投していましたが、失点したイニングにボールが浮いて、捉えられるようになりました。これは替え時とみていたのですが続投させ、結局2点献上しました。ここがベンチのエラーかな、と感じた二番目のポイントです。ただ二点目のタイムりーの次の走者がホーム上で憤死、これが皮一枚残したかもと感じました。

そして、岡本のデッドボールなどで作ったノーアウト1.2塁でのスリーバント。勇気とプレッシャーのかかる場面でランナーを進めて、1点差に詰め寄りました。最終回の1点差は、ワタシの記憶でも多くのドラマが生まれているのです。

そうして、9回裏大谷君の初球からの打撃が2塁打を生みました。3ランを売っている吉田には半ば敬遠にちかい四球でした。相手の監督は、そこで無理に勝負させず、次が絶不調、3振3個の村上なので、三振かフライアウト、あわよくばゲッツーが取れるとふんだのです。送りバントは成功率も低いですから。

すると、四球を選んだ「吉田」が左手で横を小さく指さしました。その先にはネクストにいる村上でありました。「今度はお前の番だぞ」とプレッシャーをかけ、何かを注いだと感じた瞬間ワタシの予知力は「村上は打つ」でした。
そうしてあの決勝サヨナラヒットになりました。ようやく村上が目覚めたのです。その証拠・見極めポイントが「初球から打つ積極性」でした。それまでの6試合ほとんど初球のストライクに手が出ない、というシーンが続いたのです。初球に決め球を投げる投手は少ないので、わりあい甘く来るものです。また、最初に振って感触を確かめタイミングを確認できるのです。彼は、凡打を恐れて慎重になっていたのです。

さてすでにアメリカ戦決勝戦が始まっています両チームソロホームランの1-1

ブログなど書いている場合では無いのです。
恐らく今日は少得点での接戦を予想しております。
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鬱はうつる 自治会性うつ病

2023年03月21日 | 雑感
ブログなどに自分の体調など乗せるのは本意では無かったのです。
しかし、正直この2,3か月は大変具合が悪いのを自覚しておりました。

パット思いついたものだけでも以下の状態です
・疲れやすくなり、倦怠感で歩行が遅くなる(ベンチにすぐ腰を下ろす)
・集中が続かず、ブログも時間がかかる。草取りも2,30分で休憩しないと続かない
・日に何度も胸の周りがもやもやし、なんともイヤーな感じがする
・夜中に何度も目が覚める(何年も前から)
・食べ物の味が変わってあまりおいしくない
・ろれつが回らなくなる・人の名前が出てこない・知ってる単語も思い出せない・寒気がして厚着する(これは単なる老化か)
・自治会のいくつかのシーンが頭から離れずフラッシュバックする
・常にイライラしている

これらを総称してざっくりいうと「不定愁訴」であります。身体的障害も無く、特定の部位が痛んだり生活に支障が出るほどではないけれど、なんとなく調子が悪いことを指します。

これに義歯が外れた、腰痛がひどい、慢性肩こり・目のぼやけ・かすみ、手指の痛みやしびれ、花粉が飛んでいるので目がかゆい・鼻水が出る、という別に死ぬような、病気でもない加齢相当の症状はながらくかかえているのです。
ふと気づくと、この3週間一本の篆刻印も彫っておりません。その気にならず、やりかけても手が動かないのです。あれだけ傾倒していたのに。

いよいよ病院で検査してもらわねば、と家内に相談いたしましたところ(いわば問診であります)、即座に診断が下りました。「あんた、うつ病よ」と言うのです。老母の老人性鬱、二人の息子が罹患した「真性鬱病」に対峙して、介助治療の当事者として見続けてきた彼女の目は確かで、ワタシの様子がおかしいことを感じ取っていたのです。彼女が医学の勉強をしたわけもなく、不定愁訴の対症法など学んでいるはずもありませんが、亭主の言動や顔色を見て「病んでいる」と感じていたのです。彼女の見立てで病名は「自治会性うつ病」だそうです。

すでにしてワタシも、心的外傷やストレスが重なっているのを自覚していたので、名医・かかりつけ医の「井上先生」のクリニックに赴いたのです。いつもの体調などを説明しいつもの薬を貰う、のは置いといて先生に上記の「不定愁訴」を話しましたところ、半分も聞かないで、「軽症ながらうつ病」です、というのが病名・即断でありました。

思い当たる原因は?と聞くので多忙に加えて「自治会」のトラブルを口に出した途端、彼はもうすべてを悟ったのです。ワタシが抱える他の悩みもいくつかありますが、先生は自治会の関係者で同様な訴えでクリニックに来るのをいやというほど経験している様でした。「自分では何もやらないやつに限って文句ばかり言うだろ、じゃお前がやればいい。という話になるのだ」先生、その通りのやり取りがありましたよ、ワタシの悩みや心的障害を察したのですね。では薬を出しましょう、ということになりました。

自治会だけならば自治会長の職責はあと3週間で終わるのですが、以降2年間は「相談役」「会計監査役」として縁が切れないのです。先生は「自分の健康の方が大事なので、全部放り出せばいいよ」と助言頂きました。これ以外に末期がん重度の糖尿病の意固地な兄のことが心配、ほったらかしだったマイガーデンも気になるし、たまりにたまった書道具や石印材を終活で処分せねばとも思っています。

やることが盛りだくさんで、しばらく心も体も休まらないのです。勿論、そんなことに負けないようお楽しみも企画しております。明後日ゴルフと月末には高校生の時の仲間と泊まり込みゴルフ、来月は大分へ帰省し昔のあこがれの高校時代の彼女などと会えればと思います。勤めていた会社の飲み仲間の女性たちとも多い大分旅行が本決まりになったし、書道教室で久しぶりの一泊旅行の企画も持ち上がっています。

なんとか持ち直し、乗り越えようと思います。気になるのは家内です。若い頃さんざん鬱病の身内を世話してきた彼女が、今度は連れ合いのワタシの病気に付き合うのです。鬱は「うつ」るんです。病人を傍に置いて同じ悩みを抱えるのですから。ワイフに鬱をうつさないよう安心させ負担を感じさせないよう気をつけましょう。

貰った薬をみて驚きました。「クロチアゼパム錠5mg」ですが実はすでに1年以上処方してもらっていたのです。眠りが浅く寝付けないと頼んでもらっていた睡眠導入剤のはずでした。先生は、認知の要因になるといってひと月20錠しか出してくれませんでしたが。

調べてみたら・穏やかに脳に働いて、緊張や不安などを取り除く働きがあり、寝つきをよくするお薬です。筋肉の緊張をやわらげてこわばり、こり、痛みなどの症状を改善するお薬です。とありました。ストレス・パニック障害・うつ・自律神経障害などに効くが「デパス」ほど強くない、という位置づけでした。
すでに知らない間にワタシは抗うつ剤を飲んでいたのです。今回は今までの3倍、60錠貰いました。寝る前ではなく起き抜けに飲みなさい、というわけです。これでなんとか治まれば良いのですが。
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