植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

浜の真砂は尽きるとも 犯罪の種は無くならない

2023年03月13日 | 時事
偶然昨日、二人の方からメールアドレスを知りたい、と連絡がありました。
御一方は、会社のかつての上司のWさんで、リタイヤしたOB会のゴルフコンペに関わっているのです。200名以上いるメンバーの中で、ワタシとあと2名がメールの届け出が未済なので、連絡できないと言うのです。

退職して7年、何度もコンペに参加しているのに一度もワタシにはそんな依頼はありませんでした。そうした連絡は、Wさんからの電話とショートメール、そしてコンペの事務局からの通知で済んでいました。聞かれなければ知らせる必要も無かったのです。

もう一人は、今度5月に旅行する予定の幹事さんからeチケットをメールで送るのでアドレスを教えてというもの。相手が航空会社なのでこれは仕方ない、教えました。

そんなわけで毎日、30通前後のメールが届きます。過去にネットで買い物をした業者さんから定期的に送られて来るのが半分くらいでしょうか。ヤフー・Amazon・楽天などの大手から聞き覚えの無いペット用品などの会社まで様々であります。メールマガジンとかなんとかを最初に断ればいいのに、買うことに気を取られていて「不要」にチェックを忘れた結果です。

残りは大体ヤフオクでの入札経過や、チェックを入れた品物の帰結が随時届いているので、多い日はそれだけで2.30通となります。実際は手元のiPhoneでリアルタイムで見ているので不要(重複)なのですが、万一何かあったらと思ってこれは受け入れています。

しかし、それ以外にも利用した覚えのない会社からもDMぽいメールが届きます。これらは人畜無害で中も似ないでゴミ箱に入れるのですが、毎日の事なので面倒ですね。人によっては多量のメールが届くのを自慢し、広い交際範囲や多方面での活躍を誇示するのかもしれませんが、ワタシは面倒なだけ、近く、片端からメールを拒否・遮断していこうと思います。

毎日のメールをチェックするのは面倒で時間の無駄ですが、さらに大量に届くことによって、大事なメールを見落とすことが有りうるのです。数十件のメール全部に目を通すほど暇ではありません。しかもそのほとんどが商業メール・宣伝メールです。どんどん見ないで削除するので、私信や重要な連絡まで削除してしまうかもしれません。

だからといって、メールをまともに内容を見てから判断しようと言うのも大きな間違いであります。それが「迷惑メール・詐欺メール・フィッシングメール」であります。どこでどう漏れていったかは存じませんが、ワタシのメールアドレスは間違いなくどこかの「カモ」・詐欺対象の名簿に記載されているようです。

その結果「Amazon」とApple から定期的に詐欺メールが届くようになりました。Amazonはちょっとずつ文面は異なりますがだいたいアカウントがどうかしたのでロックされます、みたいなメールで、偽のリンク先に誘導される仕組みになっています。今朝は「Amazonアカウントは停止されました、情報を更新してください。〖メールコード:M6263〗」だそうです(笑)。どうやらこれらは中国から来ているようです。

appleは割合最近ですが、「ご利用のApple IDが、iPhone XR上でiCloudへのサインインに使用されました。」と言ってきます。「マイクロソフトのキャッシュバック プログラムが始まります」というのもありました。肝心の宛名(ワタシの名前)は当然記載されていません。あくまで詐欺側はどこかでメールアドレスを拾ってきて、あるいはランダムにメールアドレスを作り出して送りつけるのですからワタシが誰かを知る由も無いのです。

そうしたメールの指示通りに偽サイトに誘導されると、自分の個人情報はじめクレジット情報や銀行口座、はてはID・PWまで盗み取られ、何百万円という被害が出るのです。

こうしたもっともらしい体裁で送られたメールを見て、真面目で心当たりがある人の少数が引っかかっているのです。悪党は1万通送って数件でも引っかかればしめたものなのですね。メーラーというメールソフトも一応そうした詐欺メールを防止するフィルターがあると聞きますが、これは信用できません。ワタシが使っている「Outlook」でも削除された詐欺メールは1通のみでした。メールソフトの幼稚なガードなど容易くすり抜けて来るのです。

それでは、本当にクレジット会社やapple・アマゾンから契約内容に関する問い合わせメールや緊急通知が来ることは無いのか?。もしかしたら何度かは来ているのかもしれません。しかしそれを無視して不都合が出た記憶はありません。実際それらのショップや会社から買い物をしたり設定変更したりすれば、早ければ数秒後には自動返信メールが届きますし。買い物などは必ず、有難うございましたとかの契約内容の確認メールが来ますから、これは真正のメールと信じてよいのです。

ちょっと調べるとこれらの迷惑メールの対処の仕方や見極め方法が沢山出てきます。例えば「Amazonから届く正規のメールを確認する手順」なんていうのがいくつもあります。

しかし・・・・、これとて、逆手をとって詐欺集団が偽のHPや詐欺サイトへの誘導をしている可能性もあるのです。

スマホにも、たまにショートメールが入るようになりました。最初に宅配物を持ってきたが留守だった、みたいなメッセージであります。ワタシの仕事場には毎日のようにAmazonやヤフオクの落札品が届きます。不在の時も多いので、郵便局やクロネコヤマトなどから不在通知が投函されるのはよくあります。最初は新たに携帯電話に不在のメールをするサービスが始まったのかと勘違いして、そのショートメールに記載された電話に連絡したのです。

冷静に考えるとその電話番号は「海外」からであったのです。だれも電話に出ませんでしたがせ、今考えるとオソロシイ行いでありました。宅配便が不在の場合は必ず不在票が残っています。(ヤマト運輸の兄ちゃんは、顔見知りでそんな時気を利かして自宅に届けるので、家内にオークションの取引がばれるのです)

居間に居てスマホを眺めたり仕事場でパソコンをいじっている時にも、大きな損害が及ぶ犯罪に巻き込まれるリスクが現に存在する、これがワタシ達が生きる日本の現状なのです。未だにフィリッピンでは日本人の「かけ子」などが逮捕されています。ルフィと言われる首謀者のグループが捕まっていても、組織的な押し込み強盗も続いているのです。

浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ 」むしろ尽きぬどころかどんどん増えています。幾ら用心しても足りない、そんな世の中になったのかと思うと悲しくなりますね。
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