植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ささやかな発見だけど ワタシを幸せにしてくれる

2020年03月06日 | 植物
 ワタシが、まだ若く、懊悩の会社勤めをしていた頃、不眠や夜中に目覚めて眠れないことが多々ありました。ノルマや人間関係、仕事そのものの悩みなども抱えて、かなりのストレスをためる日々でありました。
 寝付けない時、一番の薬は、ゴルフのこと、楽しかったこと嬉しかったことを思い出すということでしたな。はじめてドラコン賞を取ったり、バーディーをとったパットを思い浮かべるといつの間にか眠りにつけました。仕事では、嫌なことつらいことも数多ありました。そんな時、一日の中で何か一つ以上「楽しみ」を見つけることにしていました。友人とのお酒、PCゲーム、お気に入りのテレビ番組、スポーツなどをチェックして、楽しみを胸の内にとどめて出勤する、何とか乗り切るというようにしていました。

 人生は、その大半はつらく厳しいものだと思います。笑って一日過ごせる方は稀で、容易には解決しない悩みを抱え、痛みを我慢し、苦しみ・考える毎日の人が殆どでしょう。そうした時、わずかでも楽しみが待っていれば、それらの苦しみも和らぎ、また明日頑張ろうという活力にもなるでしょう。心や体に何かしらの救い、癒しを見つけていくことが幸せの一歩であるように思います。また、それは、誰かが与えてくれるより、自身で探しあてなければならないのだとも。

 おかげ様で、社会人時代の時のようなストレスは解消しました。時間の制約も無ければ指図する上司も、悩ましい部下も居りません。居眠りしようが何をしようが好き勝手になりました。
 人並みに生活習慣病を抱え、年相応の老化・劣化もあります。あっちが痛いこっちが悪いも織り込み済みであります。しかし心の平穏があれば、もはやどうということはありません。そして、毎日、いろいろな楽しみ・喜びに恵まれております。

 昨日は、待ちに待った発見がありました
「フレッドクラーケアラ・アフターダーク SVOブラックパール」、洋ラン愛好家の中では非常に有名な品種で、黒々とした花を咲かせ、独特な香りがあります。洋ラン展では一番目を引く品種ですが、まだ、作出してから日の浅い交配種で、育て方にも特徴があり簡単に花が咲かないという滅多にお目にかからない代物です。
 3年前当地で行われた展示会でひとめぼれしましたが、その時は非売品、ネットで探してようやく苗を見つけました。1万円近い高額のものでしたが思い切って買い入れしたのです。以来、悩みつつも大事に育ててきました。ネットでも、育て方はほとんど紹介されておりません。ほとんど販売されていないので育てる人も少ないのでしょう。
 一年の半分は葉もなく、バルブのみ。落葉性の蘭なので、それは仕方がありません。冬には水を切ると書かれていました。2か月以上水やりしないのです。成長期には肥料と水を大量に与えるらしいのですが、根が傷みはしないかと心配は尽きません。そうして、3年目になりました。昨日の朝見つけました。
 バルブの根元に、ポチっと芽が出ているのです。
こっこれはもしかして、ステム(花茎)ではなかろうか!!
この鉢で、はじめての変化なので、まさに欣喜雀躍であります。これからは、薄めた液肥を毎日与えることにいたします。あーーうれしい。

 それから、ナゴラン。ワタシがヤフオクデビューのきっかけとなったラン、沖縄や奄美方面に自生する着生蘭で、東洋ランに分類されるでしょう。芳香のある小花を咲かせると聞きましたが、こちらも極小ながら花茎が伸びてきました。
はじめて育てる蘭、その花の姿や香りを思い浮かべてウキウキしてしまいます。

 それから、ミユキメダカです。昨秋に4匹のラメ入りメダカを飼い始め、一回目の産卵が間に合いました。今は約40匹ほどの2世が育っています。
その中で、一匹、変わり種を見つけました。体が薄いピンク色なのです。他の子たちは白く透き通っている中にきらりと輝くラメが入ります。この子は、丁度咲き始めのモモの花みたいな薄桜色!なのです。あいにく写真はまだ撮れておりません。
ミユキメダカ同士の交配で、ピンク色のメダカが出るらしいのですが、可愛らしいですよ。
 これから、書道教室であります。今日一日、また嬉しいことがありますように。

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