いつの間にか北京オリンピックが始まっています。
スポーツ好きでは人後に落ちないワタシは、人並みの愛国心もあります。しかしながら、このオリンピックには、あまり興味が湧きません。日本全体では盛り上がっているのでしょうか?、マスメディアはそれが商売なので、NHKはじめ盛んに放送していますが。
ワタシは今度の大会には、とても違和感を覚えているのです。東京オリンピックの時もそうであったように、はたして今のオリンピックは存在意義やあり方をこのまま続けて良いのだろうか、という疑問であります。IOCのトップはある意味独裁政治を敷き、巨大な興行集団になりオリンピック自体が祭典という名を借りたビッグビジネスになりました。利権の塊のような団体で、その恩恵に浴そうと大会誘致には巨額の裏金が舞うようです。アマチュア競技会がプロも参加できるようになり、個人も団体も金目当てになってきています。
また、開催国が「共産主義」の鎧をまとった人命軽視・人権無視の独裁政権であります。習近平とバッハ会長がともに立つ姿は、かつてのヒットラーがオリンピックを国威発揚のために利用したのを想起させますし、日本でも富国強兵の一環としてスポーツを奨励した時代もあったのです。東西陣営でのボイコットや、選手村のテロなど、政治的な意味合いが常につきまとっていました。今回も西側諸国の「外交的ボイコット」 が話題になっています。逆に習近平は、これを踏み絵にしているともうわさされています。
バッハは、営々と人類が楽しみ、歓喜と純粋な感動であるはずのスポーツを、金儲けの具に変えて踏みにじる張本人であろうと思います。
中国は、北京オリンピックの時「口パク」「他民族の子供の民族偽装」「CGを使った画像処理」などやらせやフェイクが横行したことは有名でありました。今回の大会でも、北京ではオミクロンは完全に抑え込んだと公表している一方で「検査で外国の有力選手を欠場させる」のではといった憶測もあり、選手村のまずい食事、台湾の国名表記を中国式に変えるなど、いかさま国家の片鱗を見せております。
採点競技や審判の笛が中国の意向を汲んだ結果になるのでは、という疑念も払拭できません。自国のメダルのためには「ドーピング」を国家的に行うと言うのは旧東ドイツ、ロシア、そして中国の有名選手でも数多くみられる「共産圏国家」の特徴であります。
日本は、冬が寒いとはいえ冬季オリンピックに採用される競技は、ほとんど一般にはなじみがないものであります。カーリングやスノボーなどは、きわめて競技人口か少ないマイナースポーツなのです。熱帯にある国、アフリカ諸国などは、雪と氷ありきの寒い国専門のスポーツなど、施設も練習できる場所もありません。それが、世界のすべての国がこぞって参加する世界大会と扱われていることにも不公平があります。同じ大国で繰り返しオリンピックが開催されることも「ずるい」と思います。ボール一個さえあれば世界中誰でもどこでも出来るサッカーなどとは対極にあるのです。
ずるい国家の最右翼が中国で、習近平国存続のために、いかなるパクリや隠蔽、情報操作と偽装も横行する国であります。こんな国でまともなスポーツ競技をやろうとする方がおかしい、IOCが金に目がくらんで、中国とロシアに媚びを売っている図が醜いのです。
相変わらず日本は、こうしたスポーツ振興には熱意が無いので、特に冬のスポーツ競技者の育成が遅れています。冬のスポーツは競技人口が少ないので、傑出した選手は限られ、何大会も同じ選手が出続けてしまうのです。高木美帆さんや小平奈緒 さんがトップ選手として多くの競技に駆り出されていますし、高梨沙羅ちゃんもまた・・・4位。一部の有力選手だけに、過剰な期待とプレッシャーがかけられるせいでもありましょう。日本人がメダルは期待されながらも本番になると力を出せないのはメンタルが弱いせいだけではありません。
案の定、大会が始まって、残念ながら金メダルの期待を寄せられていた選手たちが力を発揮できないままメダルを逃しているようです。
こうした時事・スポーツネタの記事を読むと、締めくくりに「・・・どうなるか目が離せません」と書く安直な表現をよく目にします。こうした記事のライターさんはいい加減で、二流だと勝手に思っております。なんの工夫も意図も感じられません。
自慢じゃないが、ワタシはスケート靴を最後に履いたのは50年ほど前、スキーに至っては生涯一度も経験がありません。ですので繰り返しますが、ワタシに限っては、フィギュアを除いて、冬季のスポーツにはさほど期待してないしあまり興味が無いので「このオリンピック、どうでもいいので目を離します。」で締めの言葉にいたしましょう。
わが巨人の春のキャンプの具合の方がよほど気になります(笑)
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