植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

暑かろうが、やるしかない

2022年08月03日 | 植物
こう暑いと何もやる気が起きない。というのは正直なところですが、やることは山ほどあり、室内でボーーーッとテレビを見たり、居眠りをしている暇はないのです。

幸か不幸かコロナのおかげで地区の「納涼盆踊り」が中止になりました。しかし自治会長としては、文書作成・配りものの手配、毎週なにかしらの会議があります。野良猫を捕まえて去勢させたい、だことの、家庭ゴミを戸別収集に変えるだことの年中相談事に振り回されております。お寺の事や子供のマンション購入などにも巻き込まれ、体も心も休まりません。

しかし、やるしかないのです。朝は5時から外仕事が待っています。今朝は草取りと、柿・ブドウ・柑橘など結実しているものを中心に、水やりがてら「液肥」を施しました。万田酵素・ハイポネックス・メネデールという液肥のカクテルを作り、 たっぷりと根元から周囲1m位の所に撒きます。このところ降雨がなく熱風の中で植物全体が弱っているのです。

果樹は、甘くするために収穫前の1か月間くらいは意図的に水を切るようにしますが、それまでの実が膨らむ成長期には、肥料と水分が欠かせません。数日後もう一度追加で液肥をやろうと思います。

並行して「ぼかし肥料」も製造しております。今年になって4回目のぼかし肥料を昨日仕込みました。無料でもらえていたJA神奈川の「米ぬか」が、精米機からセルフで持っていくことになったら、いついっても在庫なしになりました。恐らく近所の農家さんや、漬物業者などが丸ごと持ち去るようなのです。

困っていたのですが、ちょっと郊外にある農協の直売所で、ビニールの小袋で一つ20円を見つけて、20袋買ってきました。全部で400円は安いものです。これに、腐葉土・牛糞・たい肥を加え、発酵促進剤を混ぜ込みます。秋冬だと、3,4日たたないと発酵が始まらず、毎日かき混ぜて10日から2週間ほどかかります。しかし、これだけ高温多湿だと、仕込んだ翌日にはもう60℃ほどの高熱になりました。この調子だと、1週間で仕上がります。濡らさないようにすれば腐らず、ウジ虫も湧きません。

ぼかし肥料は、完全発酵させた有機・万能肥料です。効き目が強いのでバラや野菜苗は離して施肥しないと肥料やけするほどです。安上がりで非常に植物の生長が著しくなる肥料です。ネットで買うと15㎏の袋で3千円前後いたします。自分で作れば、材料を買ってきても4~50㎏分で、せいぜい2千円位で済みます。

これだけがんばっても、果樹は上手くいかないことも多いのです。今年は柑橘類がほぼ全滅で、「はるみ」を除くと、それぞれの柑橘の木一本あたり、0~数個しか開花せず、やっと結実したのも次々に落果してしまいました。今年期待は、りんご3種「シナノゴールド・つがる・フジ」であります。過去最高の数が付いております。リンゴは、多肥を好み、害虫病気も多くて農薬を使うのですが、ワタシは基本無農薬で作っていますので、無事に口に入るまでにはなかなかハードルが高いのです。

というわけで、今年はスイカは全般上手くいきました。これは7月に晴天がつづき高温であったおかげです。パッションフルーツはとりあえず2個獲れました。


6年以上かかってやっと開花が始まった「チユウキンレン」の花蕾。

冬を迎えるたび2階に運び込んで冬越しさせる「プルメリア」もようやく咲きました。こいつもこの数年は葉っぱしか出ませんでした。

台湾の夜の花「月下美人」、こちらは室内に入れて冬を乗り越えて、毎年咲いてくれます。

暑かろうが忙しかろうが、やはりこうして植物が応えてくれるので頑張ろうという気になりますね。

昨日は万一に備えて「経口補水液」を買ってきました。
それでは、これからメダカの水替えと餌やりに行ってまいります。暑いので皆さまくれぐれも熱中症にはお気を付けください。


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