植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

日日お勤めのうちに老いていく 過行くものの速き事よ

2021年08月11日 | 雑感
毎朝の勤行(お勤め)を致してまいりました。
 
 マイガーデンに到着すると、真っ先にぶどう棚に赴きます。袋掛けしたシャインマスカットの棚に襲来しているコガネムシを駆除します。朝一のお勤めは殺生から始まるのです。このところ毎日10数匹はおります。棚の支柱をゆすってぱらぱら落ちてきた害虫を踏み潰します。放置すれば次々にブドウの葉を食いつくしますし、糞がさらに仲間を呼び寄せます。栄養を蓄えたら交尾し、土中に産卵します。根を食い荒らす幼虫はどんな植物でもお構いなしなので、いずれ枯れ死・生育不良となります。

 これが終わると、ぼかし肥料作りです。1週間近く前に大量の有機材(油粕・米ぬか・牛糞・コーヒー滓)に発酵促進剤を混ぜ込んだものを毎朝撹拌します。「好酸素」製法なので空気が混ざるように、また水分が偏って濡れないよう丁寧に手を突っ込んでかき混ぜるのです。このところの台風で何度か容器に雨水が侵入し、必要以上に濡れた状態になって発酵するか腐敗するかの分かれ目でした。乾いた有機材を追加、覆いを取って日に当てて乾燥させるなどしましたら今朝はものすごい発酵熱で手が入れられない程でした。おそらく70℃近くになっていました。

 こうなればしめたもの、あと2,3日この状態が続けば茶褐色だった材料が灰白色にかわります。乾燥した顆粒の灰状になれば出来上がりです。出来上がるまで雨に濡らさないことだけ気をつけましょう。

 さて、あとは室内の観葉植物や洋ランに水やりしメダカのエサやり、そしてこのブログ更新が終われば朝のお勤めは終わります。

 本来ならそのあとはお楽しみが待っています。篆刻印を彫り書道の時間になります。しかし、今日は別の仕事があります。2か月に一度のお勤め、ワタシの会社の会計処理であります。零細企業なので、経理担当者はいません、ワタシが預金と現金の出納帳を作り領収書と一緒に書類を税理士事務所に送るだけのことで、あとは月5万円の手数料を払います。安いものですな。一般企業のように、毎日、元帳や原簿、出納帳をつけ伝票を起票していたらなかなか骨が折れます。それにしても、その2か月があっという間に来ます。この間やったばかりと思っていたらもう二月たっていました。

 お勤めと言えばもう一つ、自治会の理事会が加わりました。従来から月に一度公民館に理事を集めて月例会をやるのが習わしなのです。それが、前任の自治会長はコロナを口実に1年間全休いたしました。報告書(休会通知)だけ作っておしまいにしていたのです。ワタシは、それでは自治会の仕事自体が休眠状態になると考えて、隔月開催といたしました。

 会議を実施しないまでも、1か月の行事や出来事、これからの予定などを織り込んだ報告書を毎月作るだけでもなかなかの苦行ではあります。あっという間にひと月二月が経過するので気が休まりません。月日の過ぎゆく速さに戸惑うばかりであります。

 5年前サラリーマン生活に終止符を打ち、勤務が無くなるかと思っていましたが、さにあらず、土日も関係ない無いお勤めが待っておりました。しかもほぼ無報酬・・・
「鳴門の渦潮を見ていると、過ぎていくものはこんなにも速いのだな」という詩句です。

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