植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

痛いものは痛い 我慢しないで薬を飲む

2021年08月05日 | 雑感
 オリンピックの試合を見ていると、スポーツも格闘技で危険と隣り合わせだな、と思います。柔道選手などは顔中傷だらけ、包帯を巻いて畳に上がったりしています。昨日のスケートボード女子パークでも、若い娘さんがコンクリートの上で高いところから何度も落下転倒していました。いくら膝のプロテクターやヘルメットをしていても数メートルの高さから転げ落ちたら痛かろうと思います。

 外国の方は痛みに強い(鈍感)と言われます。暑さ寒さにも割合鈍感で、冬の日本の街角を半袖のTーシャツ一枚で闊歩する大柄な外人を見かけます。野球で、死球をもらっても、痛がるそぶりも無くファーストに向かう光景をよく見かけますが、本当に痛くないのかやせ我慢しているのかはわかりません。少なくともサッカー選手を除いた外人アスリートは痛みに強いと感じます。

 ここからは、ワタシの想像ですが、太古の昔から狩猟で野生動物を狩って生活していた狩猟民族は、命がけで嚙まれたり怪我をするのが日常的だったのだろうと思います。少々流血しようが骨折しようが動物が獲れなくなったら、即一族郎党の生命が脅かされるのです。痛いのなんの言ってられずに狩りに出かけるうちに、体も頑丈になり痛みに耐性が出来る種族に進化したのだろうと思います。

 数千年にわたって、戦争や内乱を断続的に行い、人間同士で争い戦うような民族・国家も似たようなものです。アメリカや韓国の映画を観ているとやたらに殴り合い・流血のシーンが出て来るのは、それが長い歴史の中で当たり前の光景だからなのではないかと思います。

 少なくともワタシは今に至るまで殴り合いのけんかに巻き込まれたことも無く、目の前で流血事件に遭遇したこともありません。そういう意味では日本は平和で、人に危害を与えるような争いを好まない農耕民族に生まれてよかったと一人合点しております。

 ということで、日本人のせいかどうかは別にして、この歳になるとあちこち痛みます。痛いかゆいは生きてる証拠であります。頭痛・腰痛は持病みたいなもので長年悩まされております。ここ10年は手指の痛みが加わりました。書道・篆刻・園芸・PCどれも手の利用なしではうまくいきません。労わりつつだましだまし手指に頑張ってもらうしかありません。

 そこで、重要なのが鎮痛剤であります。痛みは原則として我慢しても治りません。寝て治るならば寝れば良し、怪我や病気の痛みは治療し、あとは時間が解決します。しかし、日常的な頭痛や手の痛みは治りません。昔は薬屋さんにある「バファリン・セデス・イブ」あたりを愛用しておりました。(あんまり効かないんですが)。今回のコロナのワクチン副反応対策で一躍脚光を浴びたカロナール(アセトアミノフェン )も沢山ストックしております。

 しかし、何より近年の最も効き目のはっきりした鎮痛剤は、お医者さんが処方する「ロキソニン」です。カロナールなどよりも鎮痛効果は高いです。しかし、効き目が強い分それだけ安全性では劣り、胃を荒らしたりするので以前はドラッグストアでは買えなかったのです。さらに、もっと強い痛みを抑えるために処方されるのが「ボルタレン」であります。これは処方箋なしでは入手できません。痛みには一番良くきくのですがとても強い薬なので胃腸にダメージを与えます。もし空腹時にこれを服用すると確実に「胃に穴があく(胃潰瘍になる)」ほどです。

 今朝起きたら、起き上がるのに苦労するほどひどく腰が痛みました。激しく動かしたり重いものを持ったわけでもないのに、なんでだろうと思いましたら、重いものを持ち上げてました(笑)。昨日、故障した冷蔵庫を買い替えて納入されたのですが、廊下に置いたガラス温室が搬入に邪魔になると思って動かしたのです。重量自体はさほどでもないのですが、なにしろガラス製品、一人で温室を持ち上げるのに不自然な体制で力をいれたのです。あれが原因で腰に来たんでしょう。

 篆刻で指の痛さが増し、暑さにやられて頭痛も少々、迷わずロキソニンを服用いたしました。
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