植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

パラリンピックはもうやめようよ

2021年08月07日 | 時事
なんと久しぶりのまとまった雨が降っております。おそらく台風接近の影響でしょう。先月は数日しか降雨はなく、マイガーデンはずっと日照りでした。この暑さの中で、朝か夕方(または両方)に水やりを欠かすことは出来ませんでした。鉢植えは水が切れたらすぐに枯れてしまう植物が多いので気が抜けません。

 地植えの果樹や野菜ものは原則として水やりはしませんが、何週間も雨が降らなければダメージは大きく、果樹についた実の成長にも悪影響が出ます。今は三種類のブドウ、二本の柿、リンゴ、柑橘類多数にフェイジョアというところです。一般的には、生長期に一定の水分と肥料を与えると、瑞々しくい大きな果物に育ちます。収穫期の数週間前から極力水分供給を断って(あるいは降雨が無い)、日照が十分になると甘みが増します。

 雨水を嫌うシャインマスカットなども、現在はまだ、ブドウ粒が充実する時期なので、極端に乾燥しないよう、間を空けながらじょうろで液肥を与えたり枝葉にかからないように水やりしたりしております。

 今朝の雨は、間もなく上がり通り雨程度ではありましたが、均一にたっぷり地面を潤し、植物たちにとって、そしてワタシにとっても恵みの雨でした。

 さて、この真夏の暑さの中、広島の原爆慰霊式・平和祈念式で、また菅総理がやらかしました。「げんばつ」「ひろま市」と読み間違えるのはこの方にとっては仕方ないとしても、一番大事な声明文を数行飛ばしたのです。その言い訳が秀逸であります(笑)。いわく、あいさつ文の一部が糊がついていて開かなかった、のだそうです。もしそうだとしたら、菅さんは世界に発信する「核兵器廃絶の誓い」のメッセージを書いた大事なスピーチ原稿に目を通していないということになります。

 NHKも、オリンピック優先で、特番を組まず、慰霊式の中継は35分程度だったようです。

 こんな話を聞くと、先日注目された閉会式の仰天クイズプランを思い出しました。なんでも、天皇陛下にクイズに参加してもらうというアイデアだったそうです。テレビ番組のADが考えるような低俗レベルの企画がまじめに検討されていたというから驚きであります。

 そのプランを考えたのが、あの渡辺直美さんを豚扱いした演出を考え、演出家MIKIKO さんを追い出した佐々木宏氏 です。閉会式を台無しにした張本人は、この電通出身のCM制作者。政府とずぶずぶの電通(最近ではブラック企業と認定されつつつあるようですが)がオリンピックを仕切り、金儲けの具にしたことの表れでもあります。

 こんな、国民を愚弄し、人々の心を平気で踏みにじるような輩が、国の中心や上の方で跋扈するというのが今の日本なのですね。

 コロナの爆発的な感染拡大に歯止めがかからず、政府がもはや万策尽きた体をなしている中で、もうすぐオリンピックが閉会します。政府は「五輪」とコロナの関係を頑なに拒否し、公文書も残さない方針だそうです。どんなに感染者が増えようが死者が出ようが、オリンピックは関係ないと言い張るというのは目に見えていたので特段驚きません。

 しかし、この期に及んでも、なお今度はパラリンピックの無観客にするかでもめているそうです。これこそ、中止にすべき事柄ではないかと思います。障碍者や大会関係者を世界から集めてコロナのデルタ株が蔓延する東京に放り込むおつもりか?。全人口のうち障がい者は7.4%だそうです。スポーツ競技者人口比はさらに少なくなるでしょう。

 差別する気はさらさらありませんが、もし、さらに感染被害がさらに広まったとき障碍者やパラリンピック出場者が、「加害者」扱いされる懸念を覚えます。もういいでしょうよ。日本が約束を守り五輪を開催したという事実は残りました。よくやった大変でしたね、でそろそろ終わらせましょう。アスリートファーストや政局優先から、国民の生命の安全安心を本当に切り替えてもらえませんか?


コメント
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