ディストピア・・・ユートピア（理想郷）と正反対の社会。
みなさんの周りに、このディストピアを作ろうと努力している人ははたしているだろうか？
安全に快適で、至便な環境を作ろうと励んだ人は多いが
その逆は知らない。
今、みなさんが暮らす環境、対人（友達）関係はユートピアとディストピアのどちらに近いだろうか？
互いに傷つけ合う原因はどこにあるのだろう？
きっと私たち一人ひとりが、小さなことから始めていかなけば
この大きな世界は変わらない。
変わる世界と変わらない世界
ユートピアとディストピア
駅前祭
１月２６日、２７日 ファッションショー「瓦礫のなかに」
taks
みなさん、こんばんは。
寒い日が続いていますが、みなさんは体調を崩したりしていませんか。
私はまさに昨日から風邪をひいています。
特に発熱からくる寒気と頭痛、のど（気管支？）の痛みがひどく、機械みたいにパーツを取り換えられたらいいなーとぼんやり考えながら過ごしています。
体調が悪いと自然と心も弱るもので、朝起きたくないとか、外に出たくないとか、ミニチュアサイズの悪魔的な自分が自分を甘やかそうとしてきます。
昨日、今日はなんとかミニチュアサイズの天使的な自分が勝ちました。
自分で自分を褒めてあげたいと思います。
心身の調子を崩していつも通り動けなくなると、普段の健康な状態がいかに有難いことかが身に沁みます。面倒で後回しにしている体のメンテナンスをきちんとしないといけませんね。
体調が優れない中で何人かの生徒が「先生大丈夫？」「お大事に」と声をかけてくれて、とてもうれしかったです。ありがとう。
この週末できちんと体調を整えます。
生徒の中でも体調を崩す人が増えてきているように感じます。
みなさんもしっかりとリフレッシュしてきてくださいね。
それではまた来週、学園で待っています。
こーへい
今日も卒業生が会いに来てくれた。
結婚します、出産します。
そんな嬉しい報告を聞いていると、
こちらも幸せな気持ちになる。
世界に何十カ国、何十億人もいるなかで、
たまたま「松実」という場所で出会った私たち。
そのご縁に感謝ですね。
さて、先日たまたま間違って、ある卒業生に電話をかけてしまった。
かける意思はなくても、誤って違う相手にかけてしまう。
（私は、情けないことに、このようなことが結構あるのです）
「あ、やばい」と思いつつ、そのままにしておくと
その相手（卒業生）から、コールバックがありました。
卒「お久しぶりです。お元気ですか？着信があったので、なんだろうと思いかけました。」
S「お、そうだよね。ごめんごめん、間違ってかけちゃったんだ！！すまん、、すまん！」
卒「あ、そうだったんですか。・・・・・（沈黙）」
S「（S・沈黙にあせる）で、今何してるの？？？？」
（あ、しまった！！！！ この生徒は進学も就職もせずに卒業したんだ！！！）
卒「・・・・・・・え、えーと すいません・・・・・・・何もしていなんです。」
S「（やっぱかぁ・・・）おう、そっかそっか。まぁ、春日部近いから、
こんど学園に遊びにおいで！！連絡してよ！また、話そうぜ！！！」
卒「はい、わかりました。では、失礼します。」
と、その電話を切った。
沈黙を打破しようとした一言だったが、
「今何しているの？？？」という言葉は、
更にその沈黙を深化させた気がした。
もちろん、何もしてないわけがない。
進学したが、もしくはアルバイトしたが、
今は辞めて、たまたま「何もしていない」状態にあったのだろう。
私が考えらせられたのは、「何もしていない」という言葉より、
「すいません」という言葉だった。
担任してもらい、卒業まで導いてもらい、
それなのに「何もしていない」と思わせてしまったのではないか。
だから、「すいません」と卒業生は言ったのではないか。
もしかしたら、学園に相談しようと思ったんじゃないか？？
でも、S先生は「おうどうしたんだ？何してる？」きっとそう言うに違いない。
仮に正直に話したとしたら、また「お前ダメだなー」と言われるかもしれない。
「怖いし、否定されるようで嫌だ！！！」
じゃ、行くのやめとこ・・・・・・って。
もしくは、俺たち卒業生は先生たちのお陰で卒業できた。
今は在校生のために、全力投球している。自分たちにもそうしてくれた。
だからこそ、卒業してまで、迷惑かけられないよな・・・・。
じゃ、行くのやめとこ・・・・・・って。
本当のところは、本人に確認していないので言及はできない。
が、なんとなく、その卒業生が思っている気がして、
後悔と反省と自分に薄っぺらさにちょっとだけ腹がたった。
私は、どんな卒業生でも職業や学歴で人を判断したりはしない。
何かをしてても、何かをしていなくても可愛い卒業生に違いはない。
上手くいっている嬉しい報告も聞きたいが、愚痴や悩みも聞いていきたい。
進路指導も、できればやりたい。力になりたいし、応援したい。
皆さんが本当の意味で「自立と共生」ができているか見届けたい。
そんな風に思っています。
弱っているときほど、学園を頼ってください。
S
みなさん、こんばんは。早くも１２月ですね。
この時期になると、『今年の漢字一字』や『今年の一大ニュース』など、この１年を振り返る機会が多くあります。
１ヵ月かけて、じっくりと自分の過ごした１年を思い起こし、来年の目標を定めてみましょう、
と高等部で配布しているMatsumiWalkerに書きましたが、いかがでしょうか。
『何？』という以下の質問では、どのようなキーワードが上がりますか？
嬉しかったことは？ 楽しかったことは？ 悩んだことは？？ まだ悩んでいることは？
辛かったことは？ 突き刺さったことは？ やり残したことは？ 予想外だったことは？
発見したことは？ 成長したことは？ 学んだことは？ 衝撃を受けたことは？
『どこ？』という以下の質問では、どのようなキーワードが上がりますか？
一番遠くに出かけたのは？ よく通った場所は？ 落ち着く場所は？？
自分らしくいられる場所は？ ちょっと緊張する場所は？ 今年初めて訪れた場所は？
時間無制限でくつろげる場所は？ 大好きな場所は？？ 行ってみたかったけれど行けなかった場所は？
質問を上げればキリがないですが、自分の軸を確認するのに、自問自答でノートなどに書き込んでいくのも
面白い作業かもしれません。そうした「記録」は、これから先のみなさんが生きていく『ヒント』になることもあります。
私は、１０年日記というものをつけています。去年の今頃、こういうことをしていた、
3年前は、こんなことに悩んでいたのかぁ、など振り返ると懐かしく、驚くほど昔のことに思えるのです。
そして『この頃よりマシになっているなぁ』と実感することもあれば、『この時の方が頑張っていたかも』と反省することもあります。
キーワードは、その言葉のとおり『鍵となる』『言葉』です。
自分の次なる扉を開く鍵は、『どこか』『なにか』遠いところにあるのではなく、もしかしたら自分の中、はたまた自分の近くにあるかもしれません。
どの鍵が、どんな扉を開けるものになるかは、今まだ分からなくても、やがてその扉を目の前にしたときに気付くこともあるでしょう。
であればこそ、いろんな種類の『鍵』を手にして欲しいです。
そのためにも、これからも、いろんな質問をみなさんに投げかけていきたいと思います。
（来年は、半年掛けて、ちょっと勉強する予定の）マリオより。
