自宅のポストにたまに回覧版が入っています。
開いて中身を確認してみると、
地域の催し物のお知らせだったり、
所轄の警察署から出される注意喚起案内(各種犯罪に対する)だったりと、様々です。
その中にいつも(毎月?)含まれているのが、
学区内の小学校、中学校発信の「学校だより」です。
オイラはそれを読むことが楽しみです。
自分自身が高等部の月刊「MATSUMI WALKER」(松実版学校だより)を作成しているから、
という理由もあり、他人が作る学校だよりがとても気になります。
小学校、中学校の校長先生のお名前で出されているそれは、
学校によって紙面の作りもデザインもそれぞれで、それだけで楽しいのですが、
たとえば4月。赴任したばかりの新たな校長先生が作るようになると、それまでの学校だよりから変化して、
紙面構成が新しくなり、その変化を知るのもまた楽しいのです。
(まぁ、実際は教頭先生あたりがせっせと作成しているものなのかもしれませんが・・・笑)
読んだ後の感想や意見をその学校や校長先生まで伝えたことがありません。
オイラが読んで、「面白いな~」とか「良いことを書くな~」って感心しても、
それをその発信元のご本人(校長先生)に言うことはありません。
まぁ、正確には、言う機会がありません。
オイラの子どもがその小学校や中学校に在籍していればまた別ですが、
その学区内の地域に住んでいるだけの一住民ですし、
回覧板で読ませてもらっているだけですから。
学校に、
「〇丁目に住んでいる××だけれど、学校だより読んで感激しましたよ!」
なんていう電話をできないわけではないけれど、まぁ、しませんよね・・・。
でも、書いた本人は、「読んだ人はどう感じただろうか?」を気にしています。
発信するまでには「どんなことを書こうか」「この文章でおかしくないだろうか」と悩み、考え、推敲し、
それだけでも結構な時間と労力を奪われるものなのです。
一番悲しいことは「反応がないこと」です。
月刊「MATSUMI WALKER」やその他業務文書を多数作っている経験上、分かります。
読んで「面白かったのか?」「つまらなかったのか?」「適切に情報は伝わったのか?」など、
作り手は相当苦心、苦労します。
見返りを求めるわけではありません。
褒めてもらいたいわけではありません。
作り手としては、作って世に出した以上は、気になるのです。
だから、一言、「読んだよ。」「参考になったよ。」という声だけで良いのです。
ここまで書いて、
これは実は「コミュニケーション論」だなと思いました。
例えば、自分の目の前に、料理を作ってくれた人がいて、今、自分はそれを食べて、
「おいしい!」と思えば、その目の前にいる作り手に「おいしいよ!」って言葉で伝えることはそう難しくないでしょう。
つまり、目の前、至近距離、という存在には想いは伝わりやすいのです。(例外はありますよ、当然!)
しかし、前述のように、地域の小、中学校の校長先生が作った「学校だより」は、
そこから離れた地域の一住民が目にしたところで、「面白い!」!「感激した」は、ちょっと伝わりづらいのです。
「伝わりやすい」「伝わりにくい」それぞれあるけれど、
オイラも含め、皆々様、
まずは、距離が近い相手(伝わりやすい相手)に、「ありがとう」「ごめんね」「良いね」「頑張ったね」
などの、ちょっとしたコミュニケーション(言葉、手紙、メール、なんでも良い)を怠っていませんか。
オイラは反省しています。
本当はもっと書きたかったのですが、・・・疲れたので・・・。
それでは良い3連休を!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに、このブログを楽しみにしてくれている方がまた最近一人増えました。
嬉しいことです。
「いつも読んでいますよ!先生方の想いを知って、感激しちゃって!!!」
というお言葉を会うたびに言ってくださいます。
「コミュニケーションの達人」と、密かに尊敬しています。
いつもありがとうございます。
G
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