松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

We Are All Alone

2006年09月21日 22時52分06秒 | Weblog
ボズ・スキャッグスという歌手の〈We are All Alone〉という曲。
ピンと来ない方もいらっしゃるかと思いますが、聴けば必ず「あぁー、この曲かぁ」と思うような名曲です。
私はこの曲のタイトルを、ずっと「みんな ひとりぼっち」というような意味だと思っていました。
だから耳に入る度に、こんなにきれいなメロディーなのに、なんて切実というか、現実的なことを歌った曲なんだろう、深いなぁ~としみじみしていたのですが・・・
ボブ・スキャッグスは「二人きり」という意味で歌っていたのだ、ということをつい最近知りました。
つまりこれは 結ばれたふたりのラブソングで、「僕たちは一緒だよ」ということを歌っている、ということ。
なるほど、こんなにロマンチックな曲だからそうだよね、と納得しました。
けれどもアンジェラ・アキはこのタイトルを「結局、みんな孤独」と訳しているようです。
訳し方ひとつで、全く正反対の意味になってしまうのですね。
この二つの訳を読んで感じたことは、自分の孤独を受け入れないと、相手の大切さや本当の必要性をわかることは出来ないのではないか、ということ。
なぜこんなことを考えたかというと、先日 何人かの生徒と、友達について、家族について話していたからです。

「人と一緒にいるって、どういうこと?」
「人と暮らしていくって、どういうこと?」

そうですよね。
人と共に生きていくっていうことは、とっても大変。
でも人は一人では生きていくことができません。
精神的にも、自分一人で超えていかなければならない時もあれば、誰かを必要とする時もある。
まさに、We Are All Alone.です。
みんな孤独である、でもそれと同時に、私たちは一緒、と思えような人と共に、生きていくんじゃないでしょうか

彼らの言葉を聞きながらそんなことを感じました。


あや