

結婚45年を迎える夫婦の夫・ジェフにかつて結婚を意識した恋人の死体発見の手紙が届きます。
ジェフと彼女は冬山登山中、彼女は滑落し、雪が溶けてその死体が発見されたというのです。
ジェフは、その後ケイトと結婚するのですが、死んだ彼女の写真などをこの年まで残していたというのです。
その知らせを受けた彼は、今でも彼女の心引かれ、まるで心ここにあらず、呆然のようなのです。
二人の間にはまさに「さざなみ」が立ち始め、二人の距離は決定的に開き、まさに「破局」を迎えようとします。
所が、結婚45年パーティでジェフの「愛している」で、「ハッピィエンド」と言う何ともつまらない結末でした。
それまでの「ハラハラ」感は、まさに"やらせ"=映画を面白くするための作り事の感じです。
ケイトは、そんな男を捨て去って残りの人生を一人で生きていく方がどれほど良かったでしょう。
シャーロット・ランプリングは70歳位ですが、美しかったです。

いくつか賞を取ったようですが、それほどの作品ではありません。 【9月12日鑑賞】