

20世紀初頭アメリカで活躍した作家トマス・ウルフと編集者パーキンズのお話。私は二人について全く知りませんでした。
売れない作家ウルフをパーキンズが売り出し、有名作家にしたという物語ですが、何ともつまらない映画でした。
パーキンズは食事中でも帽子を被っています。何ともイヤミでした。ウルフが残した遺言を読んで、彼は初めて帽子を脱ぎます。
これにはいろんな解釈があるようすが、彼は仕事中は帽子を被る、というのが私解釈です。
食事も排泄もセックスの時も彼は仕事中でしたが、ウルフの死で彼に初めて仕事ではなく彼と向き合ったのです。
私の好きな、ニコール・キッドマンがウルフの妻役で出ていたのですが、何故かきれいに映っていませんでしたし、
つまらない映画で興ざめでした。
坊主憎けりゃ袈裟まで…と言いますが、邦題の「ベストセラー」も、原題の「Genius=天才」も陳腐です。 【3月13日鑑賞】