マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

国家犯罪なのにどうしてお役人は罰せられないのですか?

2008-09-20 08:29:06 | Weblog

農水省から「三笠フーズ」と系列の「辰の巳」の2社の告発を受けた熊本県警は大阪、福岡県警と合同本部を設置、不正転売の実体解明を急ぐという。容疑は「詐欺罪」でなく、不正競争防止法違反(虚偽表示)だが、それは汚染米の流通ルートに複数の業者が介在し、被害をうけた購入企業が三笠に直接だまされていないなど、立件が難しいからである。

ただ、「美少年」と「辰之巳」が事実上一体の「三笠」を通して直接取引している上、国産と偽って多額の差益を得るなどから、詐欺罪が成立する可能性もあると詐欺容疑も視野に入れているようだが(http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008091801000627.html)。

実は一般人の常識では当然、詐欺なのだが、「詐欺罪」が成立するには、加害者の詐欺の意図、被害者の錯誤、財産上の利益の取得が伴わないと難しい。例を挙げると、「ミートホープ」や比内地鶏の食品擬装は詐欺容疑だったが、船場吉兆は「不法利益が小さい」からと立件を免れているのである。

そして、詐欺と詐欺以外の罪では大違い。不正競争防止法違反(虚偽表示)なら、最高刑は懲役5年か罰金500万円、(法人は罰金3億円)。又、食品衛生法や景品表示法違反は懲役2年までが上限である。がこれが詐欺罪なら、10年以下の懲役にされ、犯罪によって得たものは没収または追徴される・・。

処で、マッシーパパにはどうしても合点いかないことがある。

11日、農水省事務方トップの白須氏が、「一義的には(不正転売した)企業に責任がある。私どもに責任があると考えているわけではない」と発言して顰蹙を買い、18日に撤回発言と辞意表明。一方、事務所費問題でも本件の「じたばたしない」発言でもやめる気がなかったのに、急に責任をとって辞めるといいだした太田農水相。いずれも、その狙いは別にしても「第一義的」に罪を認めたのには違いない。

となれば、第二義的な不正業者が詐欺罪で立件される可能性が高いのに、農水相お役人は誰一人法的な罪に問われないというのはきわめて理不尽なことでなかろうか?理由は何?官尊民卑(お役人を尊び民間を卑しむ)のせい?

まさか明治憲法下でない、平成の御世にありえないこと・・。ではなにが理由か?

ハイ、全て、国家公務員法の不備によるものです。おかしなことに、この法律、現場のヒラから雲上人の高級官僚にいたるまで、手厚い保護を受けているのである。

つまり、「国家公務員法第82条」に国家公務員が懲戒処分を受ける要件として、①この法律若しくは国家公務員倫理法又はこれらの法律に基づく命令に違反した場合 ②職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合 ③国民全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合と極めて例外的に定めているのである(役人のお手盛り?)。

たとえば、最もきつい懲戒免職の例を実例で示すと、「21日以上の欠勤」「上下関係の影響力行使による猥褻行為」「公金横領」「放火、殺人、強盗等公務外の非行行為」「酒酔い運転による致死障害」等々(http://www.soumu.go.jp/menu_03/shingi_kenkyu/kenkyu/komuin_taishoku/pdf/071221_1_si3.pdf)。

早い話、直接職務、業務にかかわらない周辺事件に関与さえしなければ一切お咎めなしという寛容さである。民間のように自らの失策のせいで、会社の信用を毀損したり多大な経済的損失を与えた場合に即、首というのと、えらい違いなのである。

まさに、今回のように、農水省お役人がミニマムアクセス米制度でやむなく買い込んだ不要且、汚染米の不始末を「税金の無駄使い」と批判されたくないばかりに業者と癒着。そして、その弱みに付け込まれた結果の事件ゆえ、担当お役人の政策責任、監督責任は万死に値するほど大きいのだ。今もし、厳正に処分されなければ、いくら、農水省が防止策を講じても付け焼刃。のど元過ぎればにきっとなるはず。

その為には、03年、民主党が衆院選挙のマニフェストに掲げた「局長以上のポストの民間等からの登用など政治のリーダーシップ確立と政策責任の明確化を実現します」を今度の総選挙に復活させることである(http://www.hirake.org/kouyaku/2003syu/minsyu/03_02.html#02)。

それは、米国のように政権が変わるつど、局長以上のポストおよびその他の基幹職員が総入れ替えするシステムだ。そして、懲戒免職以外にも、不作為、作為にかかわらず、政策立法において、国家に多大の損害を発生させた役人に法的罰則を科す制度を導入する。そうすれば、かっての厚生省のエイズもC型肝炎の被害も防げただろうし、社保庁の数々の年金問題もこれほどぐちゃぐちゃにせずに済んだのではないか?

兎に角、自公与党は「公務員改革」というと、すぐに民主党の支持母体である公務員労組を目の敵にする。そして、政策立案権も行政執行権も持たない下っ端公務員の人件費を減らしたり、人員を減らすことにカンカンになる。そんな暇があるなら、天下りの全廃と、上に掲げる法律を作ることだ。それこそ、日本の国は見違えるように活性化し、国民の生活も向上する。ハイ、間違いありませんって!・・。♪

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「踊る大総裁選」をいつ、「豚に口紅」と看板架け替えたの!?

2008-09-19 08:52:51 | Weblog

民主党が14日、自公つぶしに小沢代表の「国替え」を発表して、総裁選でマスコミジャックされていた有権者の耳目を久しぶりに取り戻したかに見えた。のもつかの間、今度はリーマンショックで大忙しの与謝野候補を除く、4候補が小沢の地元に「殴り込み」、お国替えの動揺を突いたという。そして、ご念にも小沢氏の元秘書(55)を氏の地盤岩手4区に擁立、居城を乗っ取ろうというのだ。まさに、戦国時代そのままに、「国取り合戦」を呈してきた。

そんな折も折り、「読売」が『「豚に口紅」NYタイムズが自民総裁選を酷評』と題し、米ニューヨーク・タイムズの記事を転載した。曰く、「米大統領選の民主党候補バラク・オバマ上院議員が対立候補の唱える「変革」を見せかけだと批判した際に使った「口紅つけても豚は豚」と同じように、自民党総裁選で自民党が演じようとしている」と揶揄しているというのだ。

一寸、説明が必要な記事だが、まず、「口紅つけても豚は豚」というのはアメリカの政界でよく皮肉に使われる慣用句で「手を加えても代わり映えのしない様子」をさすそうだ。

すなわち、踊る総裁選で候補者らが小泉手法、すなわち、「自民党をぶっ壊すと唱え、構造改革や派閥からの脱却を訴えて選挙で大勝した」小泉劇場の再現を望んでいるように装いながら、実は大違い。小泉改革と程遠い、伝統的な自民党に先祖がえりをしていると指摘。「麻生氏は所詮、小泉氏ではない」と「豚の口紅」にたとえたのである(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080918-OYT1T00395.htm)。

尤も、このオバマ氏の舌禍事件はそれとは一寸趣が異なる。つまり、真実は「対抗馬マケイン氏の政策をいくら新しく装ってもブッシュのコピーに過ぎぬと」と批判したのを、マケイン氏が逆手に利用。共和党副大統領候補のペイリン知事の「ホッケー・ママと闘犬との違いはなんだと思います? それは口紅」というジョークにすり替え、自分を批判したのでなく、ベイリン知事へのセクハラだとエスカレートさせたものである。

とすれば、マッシーパパも、マケイン流に深読みすれば、NYタイムズの記事のターゲットの麻生は表向き。真の「豚に口紅」は厚化粧で装う小池百合子そのもの。彼女こそ、口を開けば、「小泉改革を継承、霞ヶ関をぶっ壊す」と口真似する。がその実、周りの誰も彼女のことをそのように思っていない。

だからこそ、同日付の別のワシントン・タイムズ紙が小池百合子氏を米大統領選の民主党予備選で惜敗したヒラリー・クリントン上院議員に見立て、「日本のヒラリー」などと紹介したのだろう。ま~、「ヒラリー」は言い過ぎの気もするが、「負けは負け」、二度と「大統領の目」はつぶれたということです。ハイ!・・。

処で、「口紅つけても豚は豚」という慣用句。一体、日本の言葉ではなんと言うのだろう? マッシーパパも好んで慣用句を使うが、これには思い当たらない。

「豚に真珠」も「猫に小判」も意味が「値打ちのわからないものには高いものも台無し」でピンとこない。「鵜の真似をする烏」も「身の程知らず」も似ているようでいて一寸違う。

だからといって、「蛙の子は蛙」では尚違いすぎる。ま~、何とかそれに近いことわざとしては、「蛇は竹の筒に入れてもまっすぐにならぬ(生まれ持った性格はどうしても直らない)」かも・・。と、いろいろ考えてみましたが、思い当たりません。

ひょっとして、比較することがどだい無理なのかも。第一に、動物に化粧したり着飾るなど日本古来の文化でなさそう。「豚に真珠」だって広辞苑では「新約聖書マタイ伝より」とあるから、やっぱこんな発想は日本人に無理だったのかも(?)・・。♪

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総裁選をいつまでもやってる場合ではないでしょう!

2008-09-18 09:08:21 | Weblog

「9日に表面化した北朝鮮の金正日総書記の重病説を受けて、韓国、米国が「不測の事態」を視野に走り出す中、日本政府は関係省庁による公式の情報分析・対策会議も開いていない。北朝鮮での異変の兆候は日本の安全保障に直結する重大問題なだけに、「日本政府はあまりに鈍感だ」(北朝鮮問題専門家)と対応を懸念する声も聞こえる。」

これは拉致問題解決にもっとも力を入れている「産経」ならではの記事である(http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20080914009.html)。

確かに、韓国では李大統領が先頭きって、情報の収集と対応策を検討している。もちろん、ブッシュ大統領もCIAから情報収集に勤め、緊急事態を想定した対応を韓国、中国と話し合っているようである。

一方、福田御仁はというと、よほど、その気がないのか真剣に情報分析、議論した形跡がない。ま~、国のトップがこんな平和ボケではなにおかいわんやだが、マジ、正日が逝ってしまうと、後継者争い、挙句の北朝鮮の体制崩壊も十分ありうる。そして、跳ね上がり分子の近隣仮想敵国へのミサイル発射や核の行使もまったくゼロでない。

それだけに一国のトップたるものはいかなる場合も想定し、国民の安全を第一に考える責務がある。それとも、首相官邸の地下には核シェルターがあるから安全に問題ないってか!?・・。

処で、当のウフフの御仁だが「日刊ゲンダイ」によると、政権ブン投げで国民の怒りを買ったのもどこ吹く風。最近では得意満面だという。というのは自分の英断(?)のおかげで、”踊る大総裁選”がロングランの大人気を博していると大ハシャギだというのだ(http://gendai.net/?m=view&c=010&no=21242)。辞めた男は一度も国民に謝らず、総裁に立候補した5人も自公政権の責任を総括しないまま一緒になって大騒ぎする。ホント、総裁選だか、総選挙のフライングだかわからぬ全国遊説でハシャイでいるのはみてて滑稽でもある。

そして、御仁は「自分が辞めたおかげで自民が復活」といい気になっているようだが、果たしてそうだろうか。マッシーパパの最近のブログを見ただけでも、もう世の中、無茶苦茶の連続だということがよくわかる。

たとえば、彼は6日に辞任したのだが、①その前後から早、「事故米」騒動が急浮上。当初、大阪の三笠フーズだけの問題かと思ったらほかにも続々甘い蜜を吸ってた業者が発覚。日を追って、被害が拡大している。しかも、農水省の行政責任も明らかになってきた。中でもひどいのは、当初、「事故米は合板など工業用のり限定で譲渡」しているといっていたのが、どうやら、業界の話で真っ赤な嘘と判明。つまり、合板のりには「事故米」でなく、タピオカや小麦しか使っていないとのこと。しかも、農水相お役人が三笠フーズの供応を受けていたという業者と癒着の事実も出てくる始末。

②おまけに謝罪せねばならない立場の、何かと問題の太田農水相が「人体に影響ないのでじたばた騒がぬ」と又々、国民を逆なでする発言。さすが、”引きこもり”の御仁も捨ててはおけず、「野田消費者担当相のところで全て仕切らす」とあわてまくる一幕も。

しかし、問題はそんなもので終わらない。③8日には文科省管轄の大相撲協会が今度は幕内力士の大麻吸引事件を引き起こし、理事長の更迭と3人のロシア人力士の解雇を招いた。これも言うなら、渡海文科相のゆるゆる指導と文科省お役人の不作為責任の一端である。

④つめは、9日、厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額の改ざん問題で、社会保険事務所の職員がかかわっていたことを社保庁が初めて認めた。それも、たったの1件。ま~、これではミスター年金こと、長妻昭民主党議員が承知するわけがなく、文字通り始まりの第一歩となるだろう。

⑤そして、その翌10日には会計検査院から、「中央省庁などの職員OBが天下りしている公益法人は、いない公益法人に比べて、国の機関から随意契約で請け負う受注額が8倍」というとんでもない事実が飛び出してきた。もう、自公政権と官僚の抜き差しならない関係を証明するようなもので、これをなくすには政権交代しか道はないだろう。

⑥更に14日、イージス艦”あたご”の不明潜水艦の追尾に失敗した自衛隊のお粗末劇さも判明。しかも、同艦による漁船衝突事件同様、事件発生から官邸に報告があったのが話しにならない遅れよう。もう、上から下まで危機管理ゼロのノー天気内閣である。

そして、⑦トドメが昨日の”リーマン・ショック”である。もちろん、この日は世界同時株安で日本株市場の影響は半端でなかった。だが、問題は証券市場にとどまらない。少なくとも、日本の銀行がリーマンブラザースに融資している額が1700億円に上り、ほとんど回収の見込みなく、相当の被害は免れない。

又、このまま、米国の金融不安が広がれば、いずれ、米国経済におんぶに抱っこの日本への影響は避けられず、”安心実現緊急経済対策”もかすんでしまう一大事となる。それを、麻生茶番劇総裁候補などは緊急対策用の補正予算審議をほったらかして、総選挙を優先すると言う。国民が「早く解散総選挙をせよ」と要求したときはのらりくらりと逃げ回り、「すぐに緊急対策を」と望めば、「総裁選挙を早くといっていたでしょう」と答える。なによこれ!?

ともあれ、御仁は「自公に世論の風向きを変えた」と”大ハシャギ”しているようだが、むしろ、「厄病神」。たったの10日余りでとんでもない問題を呼び込んで、かえって、国民の怒りを買ったはず・・。そして、いつまでも総裁選の茶番劇を演じている場合でない。国会を開き、経済対策など一時でも早く手を打たないと、本当に取り返しがつかなくなるのでは・・。♪

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又々判明、役に立たないイージス艦!?

2008-09-17 11:25:40 | Weblog

突然ですが、次の算数を解いてください。昔は”旅人算(追いかけ算)”といったのですけど・・。

問:イージス艦は毎時、30ノット、不明潜水艦は水中を22ノットで航行します。イージス艦と不明潜水艦の距離は1Kmあります。1ノット=1.852kmとしてイージス艦は何分後に追いつくでしょう。

正解は4分後? いえ、答えは「追いつかなかった」そうです。

「朝日」によると、「14日午前7時ごろ、国籍不明の潜水艦が豊後水道沖で領海侵犯しているのをイージス艦「あたご」が発見。直ちに、(音を発して探知する)アクティブ・ソナーで捜索活動を開始したが、当の潜水艦が南方領海外へ脱出。8時39分に見失ったという。尚、領海侵犯時は防衛相が「海上警備行動」を発令し、自衛隊は潜水艦に浮上や退去を求めるのが原則だそうだ。それが今回発令されなかったのは「潜水艦だという確認ができた時点で領海外に出ていた。そして(領海内に)戻ってくる可能性が低かったから」と防衛相は言う(http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200809140125.html)。

このニュースを読んで腑に落ちないのは、なぜ、「追いつけなかったのか。なぜ、国籍を特定できなかったか」である。もちろん、海上対水中の追跡だから”追い掛け算”通りにいかないのはいうまでもない。だが、それにしても方や1400億円もするハイテク駆逐艦「あたご」(http://asahisakura.hp.infoseek.co.jp/iiziskan.htm)。

方や「正体不明」といえど、過去の前例からしておそらく中国の、"宋型潜水艦(http://www.weblio.jp/content/%E5%AE%8B%E5%9E%8B%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6)”、もしくはその後継艦(?)。とすれば通常型潜水艦で、彼我の差は歴然のはず。

それが、追いつけず、正体もわからずでは四方を海に囲まれた日本の防衛は根本から見直さなければならなくなる。

そこでネット上に出てきたのが、二つの見方。一つは「What’s New(http://www.kamiura.com/new.html)」に代表される説。つまり、「たとえ、”あたご”でも1㌔先の距離から双眼鏡で潜望鏡を見つけるのは困難なこと。実際はそれより以前から高性能なアクティブ・ソナーで追尾、それが、潜水艦に跳ね返り、彼らは撃沈の恐怖から浮上、潜望鏡を見せた」というのだ。確かに、この「あたご」の当直任務の杜撰さは2月の漁船衝突で立証済み。そして又、この説に与(くみ)するものとして、「ホントは潜水艦が特定されているが、索敵能力を知られたくないから公にしない」とする軍事機密説もある。

一方、「あたご」過失説をとる人はむしろ多数派で、その主たる理由としているのが、「1㌔の手前で、潜望鏡を上げたのは中国人特有の勝利宣言」だとするもの。つまり、一昨年10月の米海軍空母キティホークに、中国海軍の潜水艦が米側に探知されず魚雷やミサイルの射程内の至近距離まで接近していたケースと同様、潜水艦に負けた証だというのだ。

そして、発見より1時間半も追尾しながら、国籍を特定できなかったのも中国潜水艦の技術が高まり、逆に日米の艦船の対潜水艦索適能力が低下していると危機感を持つものである。もちろん、いずれも自衛隊の防衛力に疑問を呈するものばかりである。

ま~、マッシーパパは軍事知識を持ち合わせていないので、いずれの説に合理性があるのかなんとも判断できない。
ただ、納得できないのは今回の「あたご」のケースも発生から官邸に報告したのが1時間44分後。

自衛隊法で「海上警備行動で対応できない場合は、防衛出動が発令されるが、これは防衛大臣に命令権がなく、内閣総理大臣が直接発令する」と定められている。つまり、もし、不明潜水艦に攻撃意図があれば、あるいはミサイルを発射されれば、ただ事ですまないのは間違いない。

そして、林防衛相の言い訳するように「潜水艦か、自衛艦か確認に手間取った」とあれば、なおさら、そんなレベルに大枚、1400億円の投入はドブカネである。又、マシーパパは2月19日の漁船衝突事故の際にも、日記に書いたが、このイージス艦を過大視し、日本の防衛を任すのがすごく心配になっているのだ。参考までにその記事のさわりだけでも再掲したい・・。

「イージス艦は300キロ以上の範囲で、同時に最大約200個の目標をキャッチするレーダーと12個以上の目標に対応できる射程100キロを越す迎撃用ミサイルを搭載」していると効能書にいうが、足下の小船が発見できないようでは有事の一大事。

なんとなれば、当然この情報は正日の下に報告が上がっているはず。となれば、「工作船で1艦1400億円のイージス艦が簡単に沈没させられる」と小躍りしているのでないか。しかも、赤や緑の標識のついた船ですら回避できなかったのだから、暗闇に無灯火で近づけば容易に撃破が可能であろう。
 
いや、最近の報道では、「昨年11月以降、29隻の謎の木造船が、石川、新潟両県に集中して漂着している」とあるから、「北」の工作員の潜入も十分考えられ、一層不安が募る。
 
つまり、「北」がその気になれば工作員に、朝鮮総連系の漁船を使わせ、東京湾で待ち伏せすれば、いつでもテロが可能だからだ。その上、この事故でもよく分かったが、衝突12分前に漁船を仮に見つけても、何の対応も取れない、緊張感ゼロの隊員が乗船しているのだ。
 
それだけに、自爆を覚悟の工作員にかかれば、隊員を殺し、船を爆破することぐらい、いとたやすいことだろう。きっと、正日も北朝鮮ミサイル用に配備されたイージス艦を苦々しく思っていただけにチャンス到来と、早速、特殊訓練に入っているのでは(?)・・」
 
以上だが、もし、前述のように索敵能力を秘匿する目的で公表しないというならまだいいが、ホントにわからなかったとすれば、レーダーも機能せず、ソナーも役立たないイージス艦など無用の長物。こんなものに膨大な防衛費を費やす余裕があれば、基礎年金の税負担増や後期高齢者医療費に回せばいい。そうすれば、どれだけ世の中のためになることであろう。
 
その意味でも、政府は軍事機密を隠れ蓑に真実にふたをするのはやめてもらいたいものだ・・。♪

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もう、”年金問題”は自民党に任せていられません!

2008-09-16 08:17:41 | Weblog

去る9日、厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額の改ざん問題で、社会保険事務所の職員が関わっていたことを社保庁が初めて認めたという。それも、総務省の年金記録確認第三者委員会や外部からの指摘のあった17件のうちの、たった1件だとお茶を濁すのだ。もちろん、こんなものを信ずるものはなく、現に、滋賀県の社会保険事務所の元課長が「本庁が知らないはずはない。組織ぐるみの行為で、そんな程度に終わらない・・」とTVで告白している。

マッシーパパもこのニュースを知り、すぐに思い出したのは06年5月に発覚した、国民年金の不正免除問題だ。つまり、本人からの申請がないにもかかわらず、違法な保険料の免除手続きを行っていたのだが、これも当時、大問題になった。そして結局、31地方、116の社保事務所で222,587件の不正免除が行われ、関与した職員1,752人が処分されたのである。

理由は、折からの保険料収納率低下を改善するため、損保業界から天上がった村瀬長官がはっぱを掛けたことで、現場が過剰反応。分子(未納者)を減らすより、分母(保険料を納めるべき対象者)を減らす方が効率的と悪知恵を働かせたからだ。

つまり、本来なら生活困窮、在学、若年での低所得しか認められない「免除・猶予」を一般未納者に不正適用。その結果、実に05年度の免除・猶予者は04年度より56万人増の556万人。国民年金加入者2155万人のうち4分の1強が分母から除かれた計算で、これが見せかけの納付率アップにつながったというのだ(http://live22x.2ch.net/test/read.cgi/news/1142098170/)。

ま~、早い話、厚生年金の標準報酬月額の改ざんもそれと同根、国民年金の不正を個人版とすれば、まさにその企業版といえるもの。それにしても、よくもこんなに次から次と、年金問題が起こるものである。

①20004年に、3人の閣僚の年金未納が発覚したことに始まった国会議員の未納問題。②そして56年間にわたり、6兆7878億円の年金保険料が、目的外のグリーンピア・年金福祉施設・年金住宅融資などに無駄遣いされた公的年金流用問題。③更には上述の不正免除問題。④そして、07年2月に発覚した5000万件の「宙に浮いた年金」あるいは消えた年金問題。⑤及び社会保険庁職員や地方自治体職員によるに151件、4億1232万円の保険料横領事件(同年5月)。⑥そして今回の標準報酬月額の改ざんという”消された年金問題”等々。

聞くところによれば、この”消された年金問題”も”消えた年金問題”同様、「ねんきん特別便」のように、来年夏以降、約2500万人の全受給者を対象に通知するそうだ。となれば又、印刷代と切手代だけで何十億円という無駄な税金が費やされる。いや、これもおそらく年金積立金から使われるのだろうが、ホント、どうなってんだか?

処で、この大事な問題を政権公約に取り上げた”踊る大総裁選”の候補者たちがいますかッて言うの? 

確かに、石原のボクたった一人、いることはいるが、それも「年金、医療、介護と、国民が求める三つの政策に新しいパッケージを示す」と言っただけ。何をどうするのかまったく訴える中身がない。

ま~、どうせ、彼は泡沫候補だから許せるとしても、肝心の総裁選本命のローゼン麻生氏が何ら言及していないのだ。

改造福田内閣の幹事長でありながら、政権の目玉だった「安心実現緊急対策」のかなめである「年金、医療、介護」に触れていないのでは、嘘でも「国民目線」を目指した福田政権より尚悪いじゃん!

だからこそ、マッシーパパも、バカボン二世・三世総理が連綿と続く日本の不幸を憂うのである・・。

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自民党総裁候補の誰一人、お年寄りを大事にしていませんね!

2008-09-15 14:21:36 | Weblog

今日は「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と祝日法で決められた”敬老の日”だが、はたして、何歳以上が対象なのかはっきりしていないようだ。

寿命の短かった昔は還暦(数えで61才)が老境の入口だったが、それも07年の平均寿命が男子79.19才、女子85.99才と寿命が延びると、まだまだ中途半端な年齢だ。

従って、世間で60才を老人と認めているのは映画館ぐらい。一般には大体、70才以上が相場のようだ。つまり、市交通局の老人優待パスが貰える年齢と言う所で、テーマパークの老人割引もほとんどそれに倣っている。

或いは、マッシーパパの町内会のように、敬老の日に祝ってもらえるのは喜寿(77才)以上となっているのも世間に多いようだが・・。

でも、公的には一応、65才が区切りか? 「老人福祉法」等は「居宅における介護」や「老人ホームの入所」の条件に「65才以上」と明記している。又、毎年、敬老の日にあわせて発表される総務省の「高齢者人口の推計値」も65歳以上だ。

そういえば、悪評高い”後期高齢者医療保険”も75才の高齢者を対象とするが、その予備軍として、65-74才を”前期高齢者”と呼んでいる。やっぱ、ここでも公的には65才で一応、線を引いているのだ。

処で、今年の(65歳以上の)高齢者人口だが、2819万人、昨年より76万人増えたという。そして男女別に見ると男性は1203万人で男性全体の19.3%、女性は1616万人、同全体の24.71%を占めているとか(http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/080915/wlf0809150111000-n1.htm)。

一方、所帯主が65才以上の単身か二人以上の世帯の「高齢者世帯」が900万世帯、割合では全世帯の18.8%。又、65歳以上の高齢者がいる世帯の割合も41%となっている(http://nenkin.co.jp/lifeplan-blog/data/archives/2008/09/10-152432.php#more)。

そして、所帯主が60才以上の無職世帯、いわゆる「高齢無職世帯(平均世帯人員は18人)」の1ヶ月当りの支出額が232776円に対し、手取り収入は186235円で月ごとに46541円の赤字となっている。これは60歳で退職・年金生活に入った場合、少なくとも毎年約60万円ほどの資産の取崩しが必要になると言うことでもあるのだ・・(http://nenkin.co.jp/lifeplan-blog/data/archives/2008/07/02-140032.php)。

これって、まさに小泉政権で「高齢無職世帯」が過酷な責めにあった例証じゃん。年金を削られ、税金は増やされた挙句の世帯の赤字だわね!

それを知ってか知らずか、この高齢者世帯層はせっせと5年間、ジュンイチローを支持していたのだから!ホンと、底抜けのお人よしだね。

閑話休題、さて、高齢者いじめはまだ終わっていない。現代版「姥捨て山」の後期高齢者医療制度は①75歳以上の被保険者を独立した保険に組み入れ、2年に一度その運用実績に見合って保険料負担率が見直される。又、②保険料の徴収が年金から天引きになったり、③医療内容も一つの病名によって1か月の医療費が決められる「包括制」になる。更に、④登録医師を決めて複数受診を制限したり、延命治療をなくすための「終末期相談支援料」を設ける等々、後期高齢者の負担増と医療サービを低下させる。

つまり、これらの問題を福田政権が見直すということで、「安心実現緊急対策」を講じたはずだが、舌の根もかか乾かぬうちに彼はホッポリ出した。となれば、当然、次の内閣が責任もって、対応するものだが、なんと、今回の総裁選候補の誰一人、この問題に触れようとしない。明らかに老人に冷たい政権であることは間違いないだろう。

となれば、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人・・」というのは口先だけのことか。彼ら候補者たちだって、今あるのも、みんな父母や祖父母が苦労して育ててくれたおかげのはず。又、戦後、焦土と化した祖国の再建に、後期高齢者たちが尖兵となって奮起したからこそ今の暮らしがあるのでないのか。

その苦労に報いるどころか、石もて追う仕儀は人道にそむくもの。そして敬老の精神こそが真の日本の美徳と思うが・・、総裁候補の皆さんに聞ければ聞いてみたいものだ。♪

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この程度の自民党総裁候補では”霞ヶ関改革”は無理です!

2008-09-14 10:46:10 | Weblog
中央官庁が随意契約を結んだ公益法人の8割で、所管省庁出身者が再就職していることが10日、会計検査院の調査で分かったという。しかもOBの再就職者のいない法人に比べ随契件数や支払金額が多く、天下り受け入れ法人による随契の不透明さが浮き彫りになったとか(http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story/080910jijiX982/)。

いや、天下りの弊害はこんなもんでない。06年4月現在、公益法人や民間企業4576団体、27882人(1年前に比べ5789人の増)が天下っているという。そして、これらの団体に交付している補助金が4兆1000億円。他に契約による事業発注額が1兆9000億円(うち随意契約98%)というから、日本のH19年度予算82兆円の7%強が天下り役人の欲しいままに使われていることになる(http://unkar.jp/read/money6.2ch.net/eco/1184658264)。

このうち、特に問題なのは「公益法人」と言うやつで、天下り禁止の間も「天下り」できる便利な隠れ蓑になっている。
ま~、「公益法人(http://www.cao.go.jp/picc/houjin/links_ministry.html)」を覗いてみるとわかるが、あるわあるわ各省庁ごと。そしてその目的が何か胡散臭いものまで名を連ねているよ・・。

兎に角、お役人の言い分ではこの天下りのうま味が若い優秀な人材を集められる原動力になっているとか。又、世界に誇る(?)キャリアシステム(定年前に勧奨退職していくの)に、「天下り先」は不可欠と得手勝手な理屈もほざいている。

何が優秀な人材なものか。外務省の無能外交官や厚生省の駄羅官を見ていたらこんな連中に無駄飯食わす余裕はもう日本にはないと言いたい。

しかもだよ、ただ、優秀な成績で東大を出て公務員上級試験に合格したというだけで、仕事の成果も問われずに出世が約束されている。そして、功なり名を遂げて、省庁の事務次官に上り詰めると、58才で退職金8700万円をゲット。
その後、「渡り鳥(公益法人を渡り歩くこと)」を10年続けると年収2500万円*10=2億5000万円、退職金が5000万円*3=1億5000万円で、合わせて5億円ほどになる。

そして、局長クラスでもそれは3億円になるというから、この甘い汁を絶対、官僚は手放さないわね。ナンせ、後輩がせっせと、先輩の天下り先を補償してきたのだから、今度は自分の番という時に「もうありません」では誰が納得する?
そら、死に物狂いで省庁あげて歯向かってくるわな。だからこそ、ミスター行政改革を自負する渡辺喜美・元行革大臣が「霞ヶ関改革の扉が開いた」ぐらいで、大粒の涙を流したものだ。

まー、「天下り」を絶滅しようとしたら、先ず、政官癒着の自公政権を倒し、民主党政権に衣替えしなければ無理だろう。
つまり、それが怖いから、民主党支持の労働組合に加入する国家公務員一般職を干しあげるため、給与を減らしたり退職金を減らす法案をホイホイと決めるのです。そして、「公務員制度」改革は順調にやっていますと誇らしげに言うのだろう・・。

結局、自公与党の政治と言うのはこのようなマヤカシがほとんど。従って、ほんとの改革は我々国民(選挙)が行わねばならないということでは・・。
それが証拠に、この改革をマジに取り上げた”踊る大総裁選”の候補者たちがいますかッて言うの?、少しでも”政権公約”に取り上げたのが、5人いる候補のうち、石原のボクとマダム寿司の小池百合子だけ。

それも、ボクちゃんは「公務員制度改革を行う自信がある」といって、当時の道路公団総裁と対峙した例を引き合いに出したと聞く。ホント、いいところのぼんぼん、”のどもと過ぎれば暑さを忘れる”よう、いい育てられ方(?)をしていること。

そして、マダムも「渡辺喜美前行革相の改革を継承発展。自民党をぶっ壊した小泉師匠に習って霞ヶ関をぶっ壊す」だって・・。

どっちもよく言うよな。親の七光りのぼんぼんと権力にすりすりするだけのマダムに、鉄壁の牙城の霞ヶ関がぶっ壊せるわけがない。どうせ、茶番劇で決められたセリフを言うだけのご両人、後は知らぬ顔の半兵衛を決め込むつもりだろう・・。

ともあれ、絶対、自民党の手では霞ヶ関の改革は無理! なんとなれば、自民党に官僚議員が多過ぎる。曰く、町村信孝、伊吹文明、尾身幸次、加藤紘一、久間章生、棚橋泰文、中山成彬、平沢勝栄、森山真弓、中山恭子、片山さつき等々、衆参あわせて、38人、全体の1割に及ぶからである(国会議員の名鑑ぷぶりすてらhttp://www.publistella.net/list/index.php?st=&hs=2&pg=&un=&agmo=&agle=&sunm=&sanm=&atps=1&pref=)。

だからこそ、渡辺氏も彼ら同僚議員にいじめられて男泣きしたという次第さ。ま~、そんなこんなで、自民党総裁候補は誰がやっても公務員改革は無理というもの。つまり、一度、政権をひっくり返して、キャリアトップごとごっそり入れ替えるのがてっとり早いのである。

そして、この天下り制度と特殊法人への補助金を全廃したら、世の中ごろりと変わるよ。しかも、あれほど、財政難をかこっていた政府もどれほど、楽になることだか・・。

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元若の鵬の解雇はホントに厳しすぎたの!?

2008-09-13 07:57:56 | Weblog

「熱しやすく冷めやすい」のは日本人の特徴でもあるが、典型的なのがTVワイドショーである。大麻所持で若の鵬が逮捕され、露鵬、白露山兄弟からも大麻の陽性反応が検出された時には一斉にその非を糾弾。そして、いずれも相撲協会から追放されたときには当然視していたのに、若の鵬が処分保留、その後起訴猶予になって、雲行きが変わってきた。

勿論、若の鵬が髷も落とさず、羽織袴のまま記者会見しては、たどたどしい日本語で「大変なことをした。日本の皆さんすみませんでした」と謝罪。更に「相撲に戻りたい。まじめになりますので許してください」と相撲界への未練を切々と訴えたからでもある。

が、一連の騒動を惹起させ、協会の名誉を著しく毀損したるをもって処分された以上、おいそれと、復帰を認めるわけにはいかない。だからこそ、新たに改革に取り込もうとしている武蔵川理事長も間垣親方も一蹴したのであろう。それを若の鵬が弁護士を雇って、相撲協会に対し、解雇処分無効を訴える民事訴訟を提起するという。

つまり、若の鵬は「裁判、よくない。でも相撲戻るため、やります」と同情を誘う(?)。そして、記者会見に同席した弁護士も、「過去の横綱の拳銃所持事件の処分に譴責で済ませたのと比べても厳しすぎる」と、処分の無効を争うというのだ。

更に、若の鵬はその際、泣きながら「最後のお願い。髷をきってくださいと、親方に懇願したら、①間垣親方が涙した。きっと、②本当は戻ってほしいのだ」と続ける。一方、弁護士も「③大麻の違法性をこの未熟な若者は理解していなかった」といい、「④検察が起訴していないのは、再チャレンジへの寛大な処分だと思う。⑤国技である相撲には更生させる力もある」と話したとか・・。

なんともおかしな論法である。①間垣親方が涙した?そら涙も出るだろう。病気が病気(脳出血)だけに・・。それに、「戻って来てほしい」も当然の発言。幕内となれば親方の飯の糧だよ!

又、「未熟な若者」という論も、大麻だけでなく全ての社会ルールに適合できないだけ。すなわち、「敗戦後に支度部屋の風呂場の棚を破壊▼ロス巡業で集合時間に遅刻▼勝負後に土俵下で相手を駄目押し▼仕切りで過度に相手をにらみつける-など、することは「若者」となんら関係なし(http://www.sanspo.com/shakai/news/080819/sha0808190434010-n1.htm)」。

そして、肝心なことだが、「警察の温情」を我田引水するけちなやり方はいただけない。。つまり、警察が不起訴にしたのは「初犯で犯行時は19歳の未成年だったことや、日本相撲協会から解雇されたことなども踏まえ」てである(http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20080907004.html)。又、「相撲には更生する力がある云々」も本末転倒で、今、真に更生が必要なのは協会そのもの。こんな厄介者はなおさら邪魔に相違ない。それに、弁護士さんなら、「薬物患者の更生」はそんな甘いものでないことを承知のはずだが・・。

ともあれ、昔から、日本には”判官びいき”というものがあり、追い詰められたものに気の毒がる習性がある。でも、忘れてはならないのは、今、地に落ちた”相撲道”を改革しようという大事な時期であるということ。それを小さな大儀(かわいそう)でご破算にしてはなんにもならない。それに、警察当局の「解雇という重い処分を受けたから」と起訴を猶予した温情が水の泡にもなりかねない。そして何よりも、協会の規定(日本相撲協会寄付行為施行細則付属規定)http://www.geocities.jp/mmts_sumo/saisoku.htm)94条-95条で厳粛に処分したものにいささかの誤りはなく、又、96条に定めるように「協会所属員にして、引退・解雇・除名または脱走した者は、再び協会に帰属することができない」のだ。つまり、「覆水盆に帰らず」で、今となってはもう遅いというのである。

おそらく、賢い弁護士なら、そのことは十分承知のはず。となれば、彼らの真の狙いは何、となるが、先ほどの「日刊スポーツ」の言うように「若ノ鵬は、興行の在留資格で日本に滞在しており、解雇の3カ月後には強制退去となる可能性もある。力士としての地位が認められれば、滞在期間が延長でき、給料も出る」から裁判するのだろう。だからこそ、処分も同時申請しているのだとか。

なるほど、露鵬も同じく、訴訟すると聞くが、ホント”露助(ロシア人の蔑称)”のやりそうなこと!、といえば、人種差別と怒られるッかな!?・・。♪

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ナベツネさん、あなたのような人を”マッチポンプ”と呼ぶのですよ!

2008-09-12 08:15:29 | Weblog

「王ちゃんに土下座しかない!来年3月に開催される第2回WBCの日本代表監督問題について、巨人の渡辺恒雄球団会長(82)が10日、前回指揮を執ったソフトバンクの王貞治監督(68)を支持した」と「スポニチ」は報じる(http://news.livedoor.com/article/detail/3815203/)。

それは、推薦していた星野氏がバッシングに恐れをなし、自らのブログに”拒否発言”をしたので方向を転換したからだ。そして、言うに事欠いて、「人間としては星野が一番。WBCとか五輪になったら神様が必要なんだ。神様は病気の長島以外には王ちゃん1人だよ」だって・・。

よく言うよ!「語るに落ちる」とはこういうことを言うのだろうね。つい、半月前に「星野君以上の人物がいるならいいが、俺はそうは思わない」と広言。ところが、世間から、「そんなものいくらでもいる」とバッシングされたものだから、舌の根も乾かぬうちに「神の王ちゃんが上」とほざく。まさにこんなザマを世間ではマッチポンプというのです。そういえば、この言葉、ほとんど死語に近くなったけど、その昔、政治の世界ではよく使われたよね。意味は「意図的に自分で問題を起こしておいて自分でもみ消す(つまり、マッチで火をつけてポンプで消火すること)」だが・・。

事の次いでに言うと、「土下座」というのもおかしい。なぜなら、土下座の対象は人間と決まったもの。どうしてもしたければ、迷惑掛けた”人間”の星野氏にすれば。そして、王さんに頼むのなら、”神さん”なんだから土下座でなく、拍手(かしわで)を打って「お願い」することだね。多分、王さんは白けるか怒るだろうけど・・。

処で、これを聞いた当の王さん、「元気だったら別だが、自信がない」と体調不良を理由に固辞するようだ。よほど、WBC監督の時の重圧がトラウマになっているのだろう。それだけに五輪に負けてもへらへらしている誰かさんと大違い。

ともあれ、他に期待されている現役監督はというと、初っ端の「星野以外にいない」でやる気がそがれたか? 落合監督も「やりません」、岡田監督も「現役の監督はなにかとむずかしい」とみんな及び腰になっている。そして、やる気のあるのはロッテのボビーと広島のブラウンなど、外人監督ぐらいのもの。

ま~、落合や岡田の発言が本音なら、日本男児として情けない話で、嫌がるものを無理にやらせても星野の二の舞では困る。それに、別にルールで外人監督が禁じられているわけでないので、マッシーパパ的にはボビー監督でもいいっかと思っている。どうせ、WBCなら大リーガーのイチロー、城島そして岩村も松坂もたくさん参加するはず。となれば、サインも指示も英語で意思疎通が取れて、どうちゅうこともなくなるわけ・・。

それにひょっとして、王監督だって、三顧の礼でNPB(日本プロや旧組織)から頼まれれば、いやといえない男気のある人。しかも、イチロー選手だって、「もう一度王監督とやりたい」とラブコールを送っているのだからこれほど心強い味方はない。もし、体調がどうしても心配なら、信頼できるコーチに陣頭指揮を任せて大所高所から監督指導してもらうだけでもいいのでは。

そして、万一、2連覇を逃したとしても、何事も真摯に立ち向かう王さんに誰も文句を言いませんって。そこが、「われが、われが」と選手より目立ちたがりの星野監督と大いに違うところだと思うよ。そして、選手もそれがわかっているだけに、「この人の為にももう一度。日本野球のためにもリベンジ」ときっと力をあわせてくれるはず・・。

ともあれ、マッチポンプでお騒がせのナベツネはどうしょうもない老害だが、それをはねつけた世論の力に、まだまだ捨てたものでないと安心するマッシーパパの今日このごろです・・。♪

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金正日、生きてるの?死んでるの?どっち!

2008-09-11 11:00:37 | Weblog

北朝鮮が9日、建国60周年を記念して軍事パレードを実施したが金正日が出席していなかったことから、重病説、死亡説、はたまた、姿を隠しているだけと、揣摩憶測が飛び交っている。おそらく、今頃、米中韓露6カ国協議のメンバー国は情報収集にしのぎを削っていることだろう。それに比べ、米国のCIAや韓国国家情報院、中国の国家安全部のような専門の諜報機関を持たない日本はこれらの国の情報のおこぼれを待っているか、さもなくば、警察庁公安部や内閣情報調査室のメンバーが米韓の一般紙を読み漁っているのかも・・。

それにしても、今度の騒ぎようは異常である。韓国朝鮮日報は、「これまで、50周年や55周年の節目には大規模な閲兵式を行い、総書記が必ず参加していた。それがこの日は正規軍の行進を取りやめ、民兵だけのパレードも夕方6時以降にするなど異例ずくめだというのだ。そして、韓国以外の外交情報筋によると、「フランス人医師や中国人医師団も北朝鮮に入った」と言われ、「総書記が脳卒中や心臓病に倒れた可能性が高い」という(http://www.chosunonline.com/article/20080910000009)。又、中央日報などは『<金正日総書記健康悪化説「7月から影武者が代役だった』と、北京の北朝鮮関連消息筋の証言として、「総書記の健康悪化説は今年7月から伝えられており、7月以後は事実上、影武者が代役を務めていた」と得意の飛ばし記事(?)まで書いている(http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=104403&servcode=500&sectcode=500)。

尤も、何でも秘密にするこの国のこと、しかも、「金正日が自身の健在をアピールするため、意図的に長期間公開的な活動を中止する場合もある。そして逆に、死亡説などが浮上すると彼が急きょ公開活動を再開し、健在を示す場合が少なくない」とする説も依然、有力である。従って、朝鮮日報も一方で、『式典不参加、本当の理由とは』と題し、その理由を、「米国のテロ支援国家指定解除を記念式典での最大の実績として誇りたかった。しかし、それもかなわず、又、食糧難が深刻化するなど対内外的に成果がない状況で、金総書記が姿を現すのは負担に感じられた」とする。あるいは、「長距離ミサイルの打ち上げや核実験などを控え、2、3週間ほど、米国の報復攻撃を避けて身を隠した可能性」も理由に挙げられているとか(http://www.chosunonline.com/article/20080910000014)・・。

ま~、いずれがあたっているのか、どれも現段階では定かでなく、予断は許されない。それにしても、わが国の宰相の動静とえらい違いだ。シンゾー君が入院しようと、御仁が引きこもろうと、世界の情報機関はなんの関心も示さず、マスメディアも3面記事扱いがせいぜいのところ。国の格なら、「北」と比べるべくもないのに、トップの存在感では逆に雲泥の差が・・。これが、日本の国際的地位が向上しない最大の理由なのかも・・。

処で、当の北朝鮮の見解だが、日本と馴染みの深いソン・イルホ(日朝正常交渉担当相)が「一顧の価値もないどころか、一つの謀略策動だとみなしている」と否定。又、「北」NO.2の金永南も「問題ない」と健在を示唆したという。

ともあれ、問題は正日が米国情報のように重い病に倒れていたり、中央日報の言うようにすでに死亡していた場合の日本の対応である。果たして、するべきことは山とあると思うにのに、国のトップはすでに引きこもって我関せず。他の連中はというと、愚にもつかない”踊る大総裁選”で浮かれている。まことに嘆かわしい現状で、場合によっては対応に遅れをとったり、国益を損なうことも十分に考えられる。少なくとも、拉致や核問題など、6カ国協議で置いてきぼりを食うのは必定であろう。ホント、日本のリーダーが、辞任を表明したからといって、高級料理店で家族とのんきに舌鼓を打っている場合ではないでしょう・・。

とここまで、書いてきて、直近の韓国ニュースを念のため、確認したら、なんと、『健康状態は回復中=米情報当局(http://www.chosunonline.com/article/20080910000034)』だって・・。そういえば、ソン・イルホが必死に重病説を否定し、金永南が「無問題」といっていたのは、「重病だったが、今は大丈夫」と、言う謎だったのかも。ホント、外交とは高官の言葉一つでも意味が深いのだということがいまさらによくわかる。だが、それにつけても、まことに残念(?)なニュースである! と言えば、失敬だろうか!?・・。♪

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