マッシーパパの遠吠え

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あなたは映画を見ますか?それは「洋画」ですかそれとも「邦画」!?

2008-09-03 08:06:14 | Weblog

「産経」記事に、『洋画離れとまらず 興行収入4割減少』と題し、邦画は、「崖の上のポニョ」の興行収入が100億円突破するなど好調で伸びているのに、洋画が昨年同期比(1~7月期)、約4割減の落ち込みだという。そして、業界はその原因を消費不況による節約ムードや若者らに字幕が敬遠されているからだとする(http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080822/tnr0808222107010-n1.htm)。

そして、字幕が敬遠されている理由についても、「眼光紙背」が、①CGや派手なアクションの増加により、画面全体の情報量が増え、とても字幕の文字を追っていられない②短い字幕の中には「ソ連=悪」「ナチス=悪」という単純化されたイメージが盛り込まれ、それを共有できない若者にとって違和感が生まれるなど、時代の変化からやむをえない現象だというのだ。従って、「若者が字幕を読めない」と当てこすりを言うより、極力吹き替え版を増やすよう、『洋画業界はもっとがんばりましょう(http://news.livedoor.com/article/detail/3794979/)』と檄を飛ばしている。

ま~確かに、「若者の字幕が読めないこと」も一つの理由に違いない。が、読みづらいことなら、若者より年寄りのほうがもっと深刻。小さな字が読みづらいだけでなく右や左に飛ぶのに目がついていけないからだ。従って、それだけの理由では「4割」もの急減の説明としては不足する。

又、「不況のせい」も、「DVDの低価格化」や衛星放送などで簡単にお茶の間で映画が楽しめるようになったことと関連し、一理はある。そして、ガソリン高騰で郊外型のシネコン(同一の建物に複数のスクリーンがある複合映画館:07年末全国総スクリーン3221のうち8割がシネコンといわれる)に足を運ばないことも「洋画」離れの一因であろう。だが、それでも、「邦画が健闘し、洋画だけ落ち込んでいる」理由を説明しきれないのでは・・。

やっぱ、一番、大きな原因は素直に見たい映画がないということに尽きるのでは?業界の人は、「洋画がこれほど落ち込んだ例は聞いたことがない。単に有力作が少ない年だったというレベルの落ち込みではない」と言ってる様だが、マッシーパパは、むしろ、このところのアメリカの衰退と「ハリウッド」の不振は相通じるものがあると思っている。

というのは、同じことが「邦画」でもつい最近まで心配されていたのだ。すなわち、S30~40年代は邦画が年間400本強上映され、映画館も最大7500軒もあったという。又、邦画と洋画の割合も7:3と邦画が圧倒していた。それが昭和の末頃から日本の映画産業が斜陽化し、映画館も1700軒に落ち込み、邦・洋の比も3:7と逆転する始末に。そして、その間、映画会社も倒産するのが出たり、倒産しなくとも撮影所をテーマパークにし、DVD制作等に力を入れて劇場映画から遠のいて行った。それが一転、2000年頃から東宝等が都市型シネコンを開発、それがブームとなり、映画館も3000軒近くに増え入場者数も増加して行ったのだ。

又、一方では、異業種のさまざまな企業が出資して、1本の映画を作るいわゆる製作委員会方式が出現、1社あたりのリスクが少ない分、良い映画が作りやすくなってきた。従って、邦画の大ヒットといえば、従来はアニメ、なかんずく、宮崎ワールドだったが、今では「踊る捜査線」や「HERO」など実写部門でも大ブレークが続出、隆盛を見るにいたっている。つまり、面白い映画さえ作ればまだまだ、邦画も洋画も伸びるということでは。ハイ、これが真実ですって!・・。♪

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