24日、全米2位の投資銀行・モルガン・スタンレーの投資運用部門の責任者(日本在勤)が、「麻生氏は日本を変化させる重要な触媒になり得る指導者だ」とし「日本株回復の可能性」を示唆したという(http://news.nifty.com/cs/economy/stockdetail/reuters-JAPAN-339294/1.htm)。
よく言うよ!東京市場の反応を見ているの? 首班指名の一昨日はたったの24円高、組閣後の昨日は逆に108円の大幅サゲだよ。 ひょっとして、この人、22日の三菱UFJフィナンシャル・グループがモルガン・スタンレーに、最大9000億円の増資に応じたお返しのリップサービスのつもり。それとも、そんな甘い見通しだから本体の屋台骨がガタガタになるのか?・・。
ま~、それはともかく、麻生内閣の顔ぶれのいい加減さ。ローゼン閣下は「適材適所だ。このメンバーで衆院選を正々堂々と戦う」と自賛。そして、「内閣の人事は派閥にとらわれずにやる」と宣したとおり、麻生カラーに徹したという。
確かに、麻生カラーに徹したおかげで、派閥を挙げて協力した町村派がたったの2名、高村派など入閣ゼロである。だが、それも夕刊フジによると、森元首相がニューヨークから町村派の入閣が1人との情報を聞きつけ、「1人じゃダメだ」とごり押しで増えたとか。又、町村派事務総長の中山成彬氏が、夫婦とも出身が公務員を理由に、「行革相」は不向きだとごねたという。ソンで持って、国交相を予定していた甘利氏をはずし、中山氏を(国交相に)据える。
一方、法相再任のはずの鳩山邦夫までが「もう、いや」とイチャモン。何しろ、内閣誕生に殊勲甲の成績を上げたのだから捨ててもおけず、総務相にチェンジ。そして、総務相に当てるつもりの甘利氏は空き家の行革相。更に、法相には最も不適な原子力の工学博士・森英介氏をはめ込む始末。まさに玉突き現象でドタバタの組閣舞台裏だったというのだ(http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-320080925014/1.htm)。
いや、組閣の異様さはこれだけで終わらない。何しろ、ローゼン閣下を含めて①閣僚18人中、世襲議員が13人、②「毎日」の特定するようにお友達が〆て7人。このどこに派閥を排除したからと誇れるのか?(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080925ddm003010092000c.html)
又、③大勲位の親父の遺産で外務大臣は務まると息子の弘文氏を起用したのはいいが、この人、郵政造反の火付け役。そういえば、ほかにも造反議員は野田聖子と最年少大臣と話題を集める小渕ゆうこりんがいる。次いでにいうと党四役の保利政調会長と古賀選対委員長を含めると合計5名になる。一体、あの小泉改革はなんだったのか。果たして、この結果は舞台から消えていく小泉との決別を鮮明にするワザとの証?
④そして、ローゼン閣下は当然として、タカ派中のタカ派の中川昭一と宇宙の軍事利用に関心のある河村官房長官、それに軍事オタクの石破大臣と、ま~、よく「類」を揃えたものだ。
⑤しかも、何より納得できないのはゴマすりの舛添の再任と石破の素人を農水相に登用したこと。つまり、喫緊の課題である後期高齢者医療や汚染米騒動に何の解決策も持ち合わさない二人を当てるのだ。早い話、ただ国会答弁がうまいというだけで福田前政権が起用した例を引くだけ。まったく国民の目線から遠く離れたもの、などなど・・。
ま~、いかにも急造、その場しのぎの組閣が見え見え。きっと、どうせすぐに選挙、その間の仮ごしらえと高をくくってのことだろうが、天網恢恢疎にして漏らさずで、早、ぼろが出たようだ。
昨日早々、中山国交相が大分県の教育委員会を批判するのに「日教組が強いところは学力が低い」と持論を吐露。すぐに誤ったそうだが、それにしても早すぎる失言。いやこのほかにも、河村官房長官が談合摘発企業から寄付金を貰っていたことも発覚、お詫び会見。又、国家公安委員長の佐藤氏が献金疑惑の釈明と、「事前運動」発言を訂正したとも聞く。
親分が、失言癖があるので、マスコミもこの内閣の一挙一動を徹底的にマークしていたのにひっかったようだ。なるほど、この調子でどんどんやってくれれば選挙がとても楽しみ。何が出るやら目が放せないわ!・・。♪
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