マッシーパパの遠吠え

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もう、”年金問題”は自民党に任せていられません!

2008-09-16 08:17:41 | Weblog

去る9日、厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額の改ざん問題で、社会保険事務所の職員が関わっていたことを社保庁が初めて認めたという。それも、総務省の年金記録確認第三者委員会や外部からの指摘のあった17件のうちの、たった1件だとお茶を濁すのだ。もちろん、こんなものを信ずるものはなく、現に、滋賀県の社会保険事務所の元課長が「本庁が知らないはずはない。組織ぐるみの行為で、そんな程度に終わらない・・」とTVで告白している。

マッシーパパもこのニュースを知り、すぐに思い出したのは06年5月に発覚した、国民年金の不正免除問題だ。つまり、本人からの申請がないにもかかわらず、違法な保険料の免除手続きを行っていたのだが、これも当時、大問題になった。そして結局、31地方、116の社保事務所で222,587件の不正免除が行われ、関与した職員1,752人が処分されたのである。

理由は、折からの保険料収納率低下を改善するため、損保業界から天上がった村瀬長官がはっぱを掛けたことで、現場が過剰反応。分子(未納者)を減らすより、分母(保険料を納めるべき対象者)を減らす方が効率的と悪知恵を働かせたからだ。

つまり、本来なら生活困窮、在学、若年での低所得しか認められない「免除・猶予」を一般未納者に不正適用。その結果、実に05年度の免除・猶予者は04年度より56万人増の556万人。国民年金加入者2155万人のうち4分の1強が分母から除かれた計算で、これが見せかけの納付率アップにつながったというのだ(http://live22x.2ch.net/test/read.cgi/news/1142098170/)。

ま~、早い話、厚生年金の標準報酬月額の改ざんもそれと同根、国民年金の不正を個人版とすれば、まさにその企業版といえるもの。それにしても、よくもこんなに次から次と、年金問題が起こるものである。

①20004年に、3人の閣僚の年金未納が発覚したことに始まった国会議員の未納問題。②そして56年間にわたり、6兆7878億円の年金保険料が、目的外のグリーンピア・年金福祉施設・年金住宅融資などに無駄遣いされた公的年金流用問題。③更には上述の不正免除問題。④そして、07年2月に発覚した5000万件の「宙に浮いた年金」あるいは消えた年金問題。⑤及び社会保険庁職員や地方自治体職員によるに151件、4億1232万円の保険料横領事件(同年5月)。⑥そして今回の標準報酬月額の改ざんという”消された年金問題”等々。

聞くところによれば、この”消された年金問題”も”消えた年金問題”同様、「ねんきん特別便」のように、来年夏以降、約2500万人の全受給者を対象に通知するそうだ。となれば又、印刷代と切手代だけで何十億円という無駄な税金が費やされる。いや、これもおそらく年金積立金から使われるのだろうが、ホント、どうなってんだか?

処で、この大事な問題を政権公約に取り上げた”踊る大総裁選”の候補者たちがいますかッて言うの? 

確かに、石原のボクたった一人、いることはいるが、それも「年金、医療、介護と、国民が求める三つの政策に新しいパッケージを示す」と言っただけ。何をどうするのかまったく訴える中身がない。

ま~、どうせ、彼は泡沫候補だから許せるとしても、肝心の総裁選本命のローゼン麻生氏が何ら言及していないのだ。

改造福田内閣の幹事長でありながら、政権の目玉だった「安心実現緊急対策」のかなめである「年金、医療、介護」に触れていないのでは、嘘でも「国民目線」を目指した福田政権より尚悪いじゃん!

だからこそ、マッシーパパも、バカボン二世・三世総理が連綿と続く日本の不幸を憂うのである・・。

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