世界の街角

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GO KLで行くマハ・マリアマン寺院

2015-03-24 09:46:55 | クアラルンプール
 GO KL(フリーバス)のパープルラインを利用して、終点のパサール・セニ駅で下車、徒歩数分で到着する。ここKLのマハ・マリアマン寺院はペナンの同名の寺院と同じく、南インドの女神(地母神)を祀る寺院で、主にタミル人をはじめドラビタ系の人々に信仰されている。調べると1873年の建立でゴープラムの高さは22mとのことで、創建当時はどこからもよく見えたのであろう。

 そのゴープラムの頂上にはマカラが鎮座している。そのマカラに抱かれるように神像が鎮座する、自信はないが多分ビシュヌ神像(仏教で毘紐天)であろう。ビシュヌ神は4本の腕を持ち、右にチャクラ(円盤)と棍棒を、左に法螺貝と蓮華を持つと言われている。写真の像は少し異なるようにも見えるが、ヒンズーの最高神であることに異同はないのであろう。


 堂内の中央に写真の黄金柱が鎮座する。この黄金柱は旗竿で祭事や儀式の際、旗が掲げられるとのことだが、インドラ神の柱で、北タイで云うラック・ムアンと関係がありそうだ。

 境内には写真のように踊るビシュヌ神像を中心に、多くのヒンズー神が描かれている。どの像が何の神に該当するかわからないが、実に多くの神々が描かれている。仏教にも多くの仏や菩薩、天部の像が存在するが、それらはヒンズー教の影響以外の何物でもない。

 ゴープラムの天井に、写真の黄道十二宮(十二星座)が描かれている。写真の日付が入り観辛いが、魚座は双魚宮である。

 その双魚が陰陽配置になっている。陰陽配置の双魚は中国の十八番化と思っていたが、そうでもないのであろうか?どーでも良いが追究してみたいテーマである。



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