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今回紹介するのは、古墳時代中期を飛ばして古墳時代後期の展示遺物である。
古墳時代後期(約6世紀以降)になると、古墳から出土する遺物は、騎馬民族が持ち込んだであろうと思われるような、金銅製や金製の耳輪・金環や馬具類、半島から持ち込まれたであろう須恵器が中心となる。古墳時代前期の出土品との変化は、古墳時代中期頃から現れ始め古墳時代後期になると武器・武具・馬具類・金銅製や金製の装飾品・須恵器が主体となる。この変化は、騎馬民族征服王朝が存在したかどうかにかかわらず、騎馬民族の影響以外の何物でもない。
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