世界の街角

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出番ですよ・日本の建設大手

2018-07-26 09:35:16 | 日記

7月24日夜、たまたまタイのTVにチャンネルを回したら、大水で人々が避難している。日常の挨拶程度の語力ではさっぱりであるが、ラオスの水害のようである。

昨7月25日の朝刊によると、タイ電力公社が関与する水力発電所ダムが決壊したとのこと。場所はラオス南部アッタプー県で建設は韓国・SK建設とのこと。6600人以上が家を失ったと報道されている。

ラオスにこれといった産業はないが、メコンとその支流の水資源を活かした水力発電は盛んで、関電が出資するナム二アップ水力発電所を大林組が建設している。過去、当該ブログでも何度かとりあげたが、日本の建設大手は、東南アジアの高層建築工事の受注はとれず、完全な負け組に成り下がり、国内のパイを分け合って談合を繰り返し、毎度の検察沙汰になっている。SK建設の設計不良か手抜き工事かしらないが、日本大手の土木建設の品質力をおおいにPRすべきであろう。建物がだめなら土木で売り込んで欲しい。

SK財閥と云えば、SKハイニックスもその一員である。かれこれ十数年以上の前のはなしであるが、無錫へ3カ月に1度出張していたが、SKハイニックスが工場を建てた、一辺が300mもあろうかとする巨大工場である。その第二工場を建設するらしい。日本の半導体もまた、建設業ともども負け組になった。残るは電子部品と自動車だけ、がんばれ村田製作所、TDK、京セラ、電産、太陽誘電、ローム。

<了>