昨5月6日、陶磁器の年代測定について、松江の分析業者を訪問し、説明を受けたり質問することにした。それらのことは後日紹介することにして、分析業者訪問後に訪れた”八雲立つ風土記の丘ミュージアム”についてふれてみたい。
ここは、優れた埴輪が多く展示されていることで著名である。それらの数々を先ず御覧願いたい。
タイ北部の少数民族もこのようであったろうと思われるが、現在でも顔に刺青している人の所在は聞いたことがない。但し、体へ刺青している少数民族は、未だに所在している。水陸を問わず正体不明動物の害を避けるための工夫であろう。
御覧頂いた3体の馬埴輪は、いずれも重要文化財である。造形的にはやや具象性があるが、脚は棒状で省略が見られる。
古墳時代といっても、6世紀前半とある。その時代になんと造形感覚に優れた工人がいたのであろうか。他の埴輪には観られない具象性に優れた埴輪である。大和との関連性云々よりも、何か大陸や朝鮮半島の職人との関連を考えさせる埴輪である。
訪れられる方がいらっしゃるとすれば、その位置関係を示しておく。以下、何回かに分割して紹介したい。
<続く>