網創漠蓄

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作戦自体の是非は如何に?

2011-09-20 19:40:03 | UQ HOLDER!

コメントで頂いたこの「合流作戦自体は適切だったのか」という疑問、
やはり分量が多くなるので個別記事にして考察してみました。

まず確認しなければならない前提として、どの段階でも
作戦内容に待ったをかける仲間の描写はあまりない、ということ。
(実質上待ったをかけたのは「ナギを名乗った」時だけである)
特に「常識派」の千雨が追認することが多いことです。

そして特に重要なのがリーダーたるネギの気性です。一途すぎる
面のあるネギに対し、周囲は問題があれば軌道修正をする位の
役割にとどまる人員がそろっています。またメインとなった奴隷解放
に関しては「All or Nothing」的な要素が強いことも絡みます。

また3人の奴隷たちの安全は確保されている・・・とはネギ達の誰も
少しも思っていなかった様子があります。現在の魔法世界の奴隷制の
実態を知る面子は皆無、そして最初に行き当たった場面が・・・
だったので手近に世話役として置くことで保護、という発想かも。

そして大陸規模の往来等はそうそう手軽にできるものでもない様子。
刹那の木乃香探索の例を見るに、人探しも「おおよそこの辺り」という
精度に留まる様子があり、結局のところ「仲間のみに解るコード」を
誰かが全国発信するのが一番ではある。そして返信もコードで。

そのリーダーたるネギの途中離脱しての修行は、目標点が
優勝でなくてもよい場合には適切ではないとは言えます。
作戦の性質上、どこで敗退しても結果は同じ。明日菜の力で
力づくで3人を解放し旧世界に逃走、という手段になります。

オスティアまで勝ち進めたかどうかで手間はだいぶ違うし、
「魔法世界のVIP」達が絡んでからは使いづらい手になるが。
特にカゲタロウ戦後のネギの精神状態を考えると、おそらく周囲も
行かせた方が良いという判断になったと思われます。フェイトのことは、
ネギに意識させないことは不可能と思われるし。

そしてオスティアのゲートはどちらかというとオマケ的な要素が
強いかと。恐らく第一は「仲間の集合」だし、「今壊されていない」
ところから「破壊が目的に含まれるとは考えにくい」と推測はできます。
それにゲートが帰還の唯一の手段ではないかも、という可能性もあるし。