まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

足るを知って、脱原発しか道はない!

2011-06-14 | 政治
自分も含めて、人間というのは自分の欲望に勝てず身を滅ぼすという、いかに愚かな動物であることか。今日の読売新聞にエネ研の調査として、今脱原発をすれば電気料金が月1000円上がるというデーターをのっけていた。これだけみれば、原発はコストが安いし、続けることが必要となる。しかしこれは燃料費だけの算出で、原発の建設費や、焼却の処理費などを含めると石炭・水力・石油・天然ガスと比べてはるかにコスト高になるのである。まして今回のように大事故になれば、その補償額は20-50兆円ともいわれ途方もない金額である。それらは独占である日本の場合、全部電気料金に跳ね返り、原発を止めれば日本経済がおかしくなるという議論などふっとんでしまうだろう。さらに重要な問題は、人間の限りない欲望を満たすために、地球を汚してはならないということである。原発はクリーンとみられ、化石燃料を燃やし続けオゾンの破壊を食い止める一面もあった。しかし、今回のように一度大事故を起こせば、大地や海は汚れ何百年、何千年も回復不可能になるのである。自分らが目先の欲望を満たすだけで地球をそんな形で汚していいものかどうか子供だってわかる論理である。しかし原発利権に群がるものたちは目先の利益だけで未だに原発推進で世論操作し、国民の多くは原発やむなしと洗脳されている。未来の子供たちのためにも、原発は廃止すべきである。数十年をかけて世界の原発を完全に廃止すべきである。唯一の被爆国日本が核廃絶を世界に訴えたように、大事故を起こした日本が世界に原発廃止を訴えるべきである。そして、当面国内においては、10電力独占体制を見直し、送発電を分離、電力の自由化を促進すべきである。東電は法的整理し、株主や金融機関貸し手責任も問わねばお話にならない。ある種の欲望に足るを知って、脱原発しか道はない。

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