人間椅子
製作:1997年
配給:ケイエスエス
監督;水谷俊之
主演;清水美砂、國村隼
潔癖症の妻と腹話術を使ってコミュニケーションをする夫。この腹話術を使う外交官という設定(乱歩の浅草的趣味を反映しているのか?)が私的にはちょと無理があり、なじまないのだが・・・。
その夫は家具職人からの手紙という手段で、妻の潔癖症に対処しようとする。家具職人による“人間椅子”はあくまできっかけで、視覚を遮断された触覚と音の世界に陶酔していく妻。むしろこの感覚は、乱歩の「盲獣」の水木蘭子が落ちいる感覚に近いかもしれない。
この映画を観て、コミニュケーションの不在と解消というテーマを思った。意思の疎通を図りたいのだがそこには障壁があり容易ではない。その時どうするか?その障壁を取っ払うよう試みるか、それとも異なる障壁を作りさらに迂回しながらコミニュケーションを図るのか。わざわざ複雑しにて螺旋くれたコースを辿り目的地にたどり着く至上の喜び。映画は後者を丹念に描いている。
たとえば主人公の潔癖症の妻が、人間椅子となる男(モノ化するマゾ的行為)の椅子に座ることで新たなコミニュケーションの快楽(サド的感覚)を覚えていくこと。その快楽に目覚めると一転、今度は自らの視覚を遮断することによって触覚と聴覚の感覚を敏感にする。今度はマゾ的快楽の立場に身をおくのである。マゾ的快楽とサド的快楽を行ったりきたりするゲームによって、コミニュケーションの不在と解消を図っているのではないか。
ところで、この映画にはお笑い系・光浦靖子やセクシー系・藤原紀香もさりげなく出演していた。監督の水谷俊之はにっかつの出身。
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■小説(人間椅子所収)
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監督;水谷俊之
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潔癖症の妻と腹話術を使ってコミュニケーションをする夫。この腹話術を使う外交官という設定(乱歩の浅草的趣味を反映しているのか?)が私的にはちょと無理があり、なじまないのだが・・・。
その夫は家具職人からの手紙という手段で、妻の潔癖症に対処しようとする。家具職人による“人間椅子”はあくまできっかけで、視覚を遮断された触覚と音の世界に陶酔していく妻。むしろこの感覚は、乱歩の「盲獣」の水木蘭子が落ちいる感覚に近いかもしれない。
この映画を観て、コミニュケーションの不在と解消というテーマを思った。意思の疎通を図りたいのだがそこには障壁があり容易ではない。その時どうするか?その障壁を取っ払うよう試みるか、それとも異なる障壁を作りさらに迂回しながらコミニュケーションを図るのか。わざわざ複雑しにて螺旋くれたコースを辿り目的地にたどり着く至上の喜び。映画は後者を丹念に描いている。
たとえば主人公の潔癖症の妻が、人間椅子となる男(モノ化するマゾ的行為)の椅子に座ることで新たなコミニュケーションの快楽(サド的感覚)を覚えていくこと。その快楽に目覚めると一転、今度は自らの視覚を遮断することによって触覚と聴覚の感覚を敏感にする。今度はマゾ的快楽の立場に身をおくのである。マゾ的快楽とサド的快楽を行ったりきたりするゲームによって、コミニュケーションの不在と解消を図っているのではないか。
ところで、この映画にはお笑い系・光浦靖子やセクシー系・藤原紀香もさりげなく出演していた。監督の水谷俊之はにっかつの出身。
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あたしは、小説の『人間椅子』しかまだ読んでませんが、この映画も観てみようと思いました。
昔の小説の、日本語の奇麗さがまた想像と興奮を沸き立てますよね。
乱歩の「人間椅子」、映画化されてるんですね
初めて知りました(@o@)
腹話術を使う外交官?
うーん謎だ(^^;)
「人間椅子」すっごい怖いですよね~(>_<)
ラストに突き落とされる感が好きです(^^)
なんともいえない世界観がありますね。