飾釦

飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

乱歩NO.62・・・<少年探偵団 妖怪博士/1956年>

2006-10-11 | 江戸川乱歩
少年探偵団 妖怪博士

製作:1956年東映 
監督:小林恒夫
出演:南原伸二、中原ひとみ、岡田英次

本日も少年モノの乱歩映画です。一つの話が二部構成となっていて、その一話目。
少年モノの乱歩作品の影の主人公・怪人二十面相は、街を巡回する少年探偵団である子供の興味を惹くために、片足の怪しげな浮浪者に変装し何やら変なマークを路上に書き連ねながら歩いていきます。子供の視点からすると、これは怪しい、尾行するしかないとなってしまいます。おまけにその人物(=二十面相)は西洋館風の大きな屋敷の壁面をまるでトカゲのようによじ登っていきます。真相を突き止めるためには屋敷に潜入するしかありません。

しかし、これらは全て罠。少年は囚われの身となってしまいます。二十面相は、変な「イヒヒヒッ」と不気味に笑う西洋の魔女のような扮装で変装し直し子供の前に登場し、「腹がへったろう」と親切に食事を与えるやさしい一面をみせます。
その後も、二十面相は変な外人、変な探偵と変装し続けます。

明らかにこれはバレバレだぞ、変だぞという変装。これが二十面相の真骨頂!?。
役柄としても明智小五郎はスーツ姿オンリーなのに、二十面相は衣装替やメイキャップ替で大変です。映画に於いてもやはり影のいや表の主人公でした。


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少年探偵団・第一部「妖怪博士」

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