どうやら京都、大阪、東京などの中国人観光客の多くが訪れる場所から発生する新型コロナの感染情報
は殆ど聞くことなく1月が過ぎましたが、 2月3日に感染者を数人乗せたクルーズ船ダイヤモンドプリン
セス号が横浜に停泊した時から日本の新型コロナ騒動が本格化したと言って過言ではない。
東京都内で初めて感染を確認した70代のタクシー運転手の感染ルートは2週間以上経っても明確になって
おりませんが、屋形船で開かれた新年会により多数の二次感染者を出した事は解っている。 またこのタ
クシー運転手の関係者である高齢の女性は日本では初めてとなる新型コロナウィルスによる死亡者となっ
てしまった。 神奈川県ではクルーズ船から下船した新型コロナウィルス感染患者の処置を担当していた
看護師や若い医師が院内感染を起しており、医療現場では大打撃を受けている。
武漢から広がった新型コロナウィルスは中国人観光客から感染すると危険視される情報も“デマ”とまで
は言わないが結果論からは“半信半疑の情報”だったと言って良いのではないか。 実害が無かった事を
理由にした場合に判断が甘いように思われるが、 2019年年末から数えて既に2ヶ月以上経過していても中
国人観光客が新型コロナ感染の世界的な拡がりのクラスターとなった事例はあまり聞かなかった。 中国政
府が情報を隠ぺいしているのかは知らないが、報道されるニュースのほとんどがアジア人差別のような情報
ばかりだった。 この時点で中国や韓国からの入国規制により新型コロナ感染対策に効果的とする事は医学
的な根拠が薄かった。 中国の新型コロナウィルスに関する汚名を確固たるものにして中国を嫌われ者扱い
する事が目的ならば話は別ですけどね。
つまりは保守派論客が安倍政権の無策を批判し、1月の内に中国や韓国からの入国規制を主張したのは時期
早々で過剰な判断だったと思われる。
3月に入り安倍総理は中国韓国からの入国制限を決め、学校を休校とし国家レベルでの対策を打ち出し評価
されても、それがどれ程の効果を出すかは未知数だ。 大阪では自らの感染を知らずにライブハウスに訪れ
た女性が感染拡大のクラスターとなり、新型コロナ感染者を一気に増やしている。 2月下旬に新型コロナ感
染国では無く安全であるはずのフィリピンから帰国の30代男性が、3月に入り京都府で三人目の感染者と発表
され、世界各国の新型コロナ感染情報が信用出来ないモノだと痛感する。 実は中国以外でも韓国、イタリア、
イランなどの国々でも感染が蔓延していた現実を知る。 もしも日本が世界に先駆けて1月の段階で中国や韓
国からの入国規制を発動していた場合に、日本の安全基準はコレが一つの目安となり、今頃世界中のどこの国
からも入国規制をしなくてはいけない状態に陥っていただろう。
また米国が新型コロナ感染国になった場合にも日本の安倍政権は中韓と同じ安全基準で米国から入国規制が出
来るかは問題の火種になっただろう。 今や日本にとって中国は米国に代わって最大の貿易相手国であるから
入国規制はあらゆる面で影響を与えるので安易には決断できないだけではなく、 日本への中国人渡航者から
の新型コロナ感染情報を何故か殆んど聞かないのが3月上旬の日本の現状だ。
中国武漢の市場から始まったとされる新型コロナウィルスですが、状況証拠から別の原因があるようにも思う。
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