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麻生太郎米国ルー長官を批判。

2016-04-19 23:47:42 | 政治
ここ最近の政治は熊本地震関連の話題ばかりで経済からは遠ざかっていますが
流石にこうした気の緩んだ時のレジェンド麻生太郎はデフォで失言をかましてくれる。

麻生財務担当大臣はG20で米国財務大臣のルー氏の発言を批判した。



>麻生「一方的に偏った強い懸念を有している」
>ルー「最近の円高の動きにもかかわらず、為替市場は穏やかだ」

>麻生「(米国の)財務省が為替の話をするのはおかしい。中央銀行がやる話だ」



上に書いたルー財務長官と麻生太郎のやり取りは難しい事を抜きにして一般論であっても
麻生太郎の発言の内容に辻褄が合わないと思うのは普通の感覚だと思う。

ましてや麻生本人が過去に「円高対策為替担当大臣」の肩書が有ったにも関わらず
この発言だ。国内はもとより世界でその厚顔無恥さをアピールするのは辞めて欲しいものだ。

日本にしろ米国にしろ財務関係の高官が為替に言及することは珍しくないばかりか
市場に為替介入するイニシアティブは財務省も中央銀行も持っている。


このやり取りの内容からアベノミクスの終焉から円安株高のトレンドが崩れ
日本の国債購入の為に円高傾向になっている状況から円安相場に動かしたい為に
為替介入を許可してもらおうとしたが拒否されたのだろう。

しかもこの円高相場を作り出したのは日銀のマイナス金利からの国債利回りの
マイナスによる所が大きいだけに、自国の責任とも認識していない恐ろしさ。

そして更に恐ろしい事に今の1ドル/109円台の為替は今後の日本経済の状況次第では
増々円高に動く傾向が強いのを理解していない。先見の明が全く無いのだろうか、
今の段階で米国とフラクションを起しては先々が思いやられる。

為替介入を許してくれる米国の姿勢は遠のいた。











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