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オスプレイの救援活動。

2016-04-20 23:01:46 | 政治
未だに地震活動が収まらない熊本地震ですが、救援物資の搬送方法については
少し進展があり、18日宜野湾普天間の米軍基地からオスプレイが出動し空路による
物資の搬送が行われた。

これが国内災害時におけるオスプレイの初めての救援活動になる。しかし被災者を
始め多くの人がこの活動に賛否両論となっている。

先ず説明しなくてはいけないのは今回の災害活動に出動したオスプレイはMV22型の
物資輸送用のオスプレイで自衛隊に所属では無い米軍所属の機体だ。

日米同盟に基ずく共同活動の一環として米軍からオスプレイが出動している。

2018年までにオスプレイ配備を目指す日本の自衛隊は2016年現在まだオスプレイを
所持していない、陸自所属で佐賀空港への配備が検討されている段階で足踏みをしている。

2016年現在日本国内で配備されているオスプレイは全て米軍所属のものである。


右翼的な発想では日中関係悪化の際に安全保障の面で有効な選択だと持てはやされた
オスプレイは尖閣諸島での着陸場所が無いなどの矛盾点を突き付けられ逆に非難された。
名誉挽回とばかりに今回の救援物資の搬送では着陸場所も確保され順調に事が進んだ。

しかし右翼がオスプレイを推奨する根幹が見えないながらも実用的な性能の高さを理由に
配備と活用に前向きな姿勢にはどこか謎めいたものがあるのも事実だ。

多分右翼思想の人達本人にも何故オスプレイを推進するのか解っていないのだろう。

結論から言えば、自衛隊に配備するための売り込みとしか受け止められない部分が大きい。

今回も空路による救援物資の輸送において自衛隊機を使う前に米軍機のオスプレイを
利用し結果ばかりを求めて実質性を欠いた救援活動が問題視される結果になっている。

ネトウヨから尖閣諸島での活動が期待されたオスプレイは沖縄米軍基地配属の口実が失われ
熊本地震での救援活動も返って既存の自衛隊輸送機ヘリと比較され高性能な割には
実働力の低さが表沙汰にされてしまった。

ネトウヨがオスプレイ!オスプレイ!騒ぐ割には活躍しないオスプレイ。
なにこれ?余計なお世話というか必要以上に持ち上げて落としたいのかな?
それとも本当はオスプレイに反対でボーイング社に恥をかかせたいだけか?
本音は米国ネオコンに軍事予算が食われるのを拒んでいるのかな。




今回の熊本地震では米軍のオスプレイだけではなく、私的な立場からヘリコプターをチャーター
して避難地区に物資を届けようとする人も現れた。美容整形の高須クリニックの理事長だ。

個人的にヘリをチャーターして活動する事は法的にも可能だ。3.11の時に同じように
ヘリを利用して被災地や避難所に物資を送る手立てを講じた人物や企業が無かった訳では無い。
しかし3.11の時には福島では二次災害の危険があるとして報道も私的なものも物資の輸送であっても
福島では飛行禁止にされていた。陸路での搬送に限定された救援活動だった。



マスメディアのヘリが邪魔など報道の在り方に批判が多かった熊本地震だが、こうした問題の
本質は日本のメディアには共同で取材しその内容をシェアするシステムが存在せず、各テレビ局が
独自に活動するので二重三重にカメラが殺到するようになっている。

まるで3.11の様に災害の実態を映し出さないように隠蔽しているように思えてならない。
もしも被害状況が悪ければ当然のように対応をする行政への批判が渦巻く事は必至だ。
それを避けるかのように被災者の声を黙殺する作戦があるのではと猜疑心が出てくる。
確認の為に明記、3.11の飛行禁止区域の制定は防衛相の管轄。

現状の予算では出来る事が限られており、到底被災者の安全が賄われるまでに達しない安全保障で
あることは十分に自覚するべきだ。報道で事実を映し出せない影はそうした理由からだ。
今さらだが『国土強靭化計画』などは絵に描いた餅だったかもしれない。

被災をした芸能人で熊本に住む井上晴美さんのブログが更新を辞めてしまった。
飛行禁止や報道規制どころか心無いネット規制もあるかのようだ。




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