パラリンピックの開催期間中の事ですが9月3日に菅義偉内閣が退陣を決定しました。 組閣から一年持たず支持率は
低迷し30%台を下回り、東京五輪の強行開催の影でコロナ感染が爆発したことは日を観るより明らかでした。
詳しい話では菅義偉総理が支持率の低下に幹事長の二階氏を党の執行部から外し小泉進次郎を後任にして支持率の回
復に繋げようとしたが敢え無く失敗し、二階幹事長だけではなく菅義偉本人も刺し違えて総理を辞めざる負えなくな
ったそうですが、実際は地元の横浜市長選で自民党を離脱して出馬した小此木八郎候補が大差で立憲民主党の候補に
大敗した事が退陣をする一番の理由だと私は推測する。
菅義偉総理が人事で外そうとした二階幹事長は横浜市長選の投開票が行われる数日前に連立与党を組む公明党と密会
をしていた、横浜市長選挙での小此木八郎の敗北や菅義偉の不人気では次の総選挙を戦えない状況を事前にいち早く
察知して、総選挙前の自民党総裁選で菅義偉を降ろして新たな総理候補を一面に出して選挙に挑むことが望ましいと
考えたが、その一歩手前で菅義偉総理本人に引っ繰り返され菅義偉が新たに提案した人事案が“二階外しからの進次
郎を幹事長に抜擢案件”の本質だと思われる。 結局は両者敗北で最初の菅義偉政権の退陣で話が落ち着きますが、
菅義偉が最後まで見せた往生際の悪さが、今後の総裁選や総選挙にも影響を及ぼすことは必至だと思われる。
しかしこうした機微な党内人事を老齢で無能の菅義偉総理が1人で出来るとは到底思えない。 ましてやコロナ禍に
東京五輪開催中の出来事に多忙を極めるはずの総理大臣が水面下で自らの延命行為に熱を上げるなどあるはずも無い。(笑)
普通ならば直面する問題で手が一杯のはず、 横浜市長選で自民党候補者が落選しカジノ関連法案に対して“NO”が
出されても、菅義偉は自らの責任を問うことなく二階幹事長を外そうとしたわけだから総理である前に人として不人気
である。 とても人柄で売れる程の人材では無い、今度の総選挙で菅義偉が落選しようものならば、自民党は生まれ変
われるかもしれないが、それが適わないのならば、誰が総理大臣になっても経済的な苦しい局面は変わらないだろう。
しかし官僚や内閣官房職の改革には力を入れて欲しい。 森友学園問題だけでなく、総務省の汚職実態も明らかになっ
たのだから。
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