二、三カ月前にeBayでS-20R用のS Meterとしてこれを安く落札しました。
今日、S-20Rに繋いでチェックしましたが、針は振れるものの動作がおかしことが分かり、
改修が必要です。
入手したSメーターです。 1mAフルスケールです。
ゼロ調整のボリューム付きです。
中身は単純です。 固定抵抗2本と可変抵抗だけです。
ネットで見つけたHallicrafters製のS-Meter(S-40用?)です。 私が入手したものはS-20R用とは言うものの、違うのではないかと思います。
S-20R背面のS-Meter用のソケット(5ピン)です。
S-20Rに繋ぎチェック中です。 当初、全く針が触れないのでメータが壊れているかと思いましたが、回路図をよく見るとRF Gainのボリュームを目一杯回し、SWをオンしないとS-Meterとは繋がらないと分かり、ONするとそれなりに針は振れるようになりました。
しかし、強力なNHK第一にチューニングするとS-Meterは逆に振れてしまいます。
(チューニングしていないときに、振れは最大、チューニングすると減少と、通常のS-Meterとは反対です)
S-20Rの回路図です。 赤枠がS-Meter用ソケット部です。
Hallicrafters Service Bulletin 1954-10, Revised 9-16-57 から引用した、S-Meterの回路図です。
同じ資料にある、S-20R用のS-Meter回路図です。
(活字体は私が追記したものです)。
B+電源がメーターの+側に繋がっています。
これに対し入手したS-Meterの回路図は下記のようになっており、かなり資料とは異なっています。
B+がメーターのマイナス側、6SK7のプレートがプラス側につながっており、正負が逆です。
チューニングすると信号強度に逆比例しプレート電圧は下がるので、この回路だとチューニングすると針が逆に振れるはずでテスト結果と一致します。 (4番はB+ではなくScreenの間違いです。 10月21日追記)
S-Meterが逆に振れるのは気分悪いので、資料をベースに回収する予定です。