276『自然人間の歴史・世界篇』イギリスにおける労働者階級の状態(1845、エンゲルス)
1845年には、ドイツ人のフリードリヒ・エンゲルスが「イギリスにおける労働者階級の状態」を出版した。
当時の彼は、プロイセンの父がマンチェスターで経営している綿織物工場の一つ、エルメン&エンゲルスで働いていた。すでに社会主義思想に至っていた彼は、何しろ若く、気鋭に満ちていた。そうして昼間に経営サイドで働く傍ら、夜には本を書いていた。
語学の天才ともいわれるその能力で当時のイギリス社会の底辺を見聞し、注意深く観察するのであった。それを、今日でいうところのルポルタージュ風にまとめていく。
(続く)
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