539『自然と人間の歴史・世界篇』戦後の中南米の出発(パラグアイ)
現在のパラグアイ共和国は、南アメリカ大陸の中央南部に位置する。南はアルゼンチン、北東はブラジル、北西はボリビアとそれぞれ国境を接する、内陸国である。パラグアイというのは、原住民グアラニーの言葉で「大河のある土地」のことだという。現在も、スペイン語のみならず、グアラニー語も継承しているとのこと。
1537年、現地に進出したスペインが、首都のアスンシオンを建設する。1811年、スペインから独立する。1864年~1870年には、ブラジル・アルゼンチン・ウルグアイ連合軍に対する戦争があった。これに敗れて、領土の半分と人口の約6分の5を失う。1864年~1872年には、パラグアイ戦争があった。1872年ブラジルは、パラグアイと講和条約を結ぶ。1880年代に入り、国民共和協会(コロラド党)と自由党が結成される。
1932年~1935年、 チャコ戦争(対ボリビア)に勝利する。1954年の軍事クーデターにより、アルフレド・ストロエスネル将軍が率いる軍部が政権を掌握する。そして1958年には彼は大統領となり、これが以後35年間にわたる独裁政権の始まりとなる。
(続く)
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