場が始まる前に円高の猛烈な嵐に全員の士気が萎えました。84円台への急降下です。82円台までは覚悟しているとはいえ、感謝祭の合間を縫っての投機筋の一斉行動の威力は相当なもの。
日経新聞には、筆者がアメリカの対外資産収支から昨年予測した75円という下値までついに出現する始末です。
何事も、「秩序あるドル安」をしばらく続けながら、ある日、ドーンと大きな地震が来るのは、昨年来、特に普段は値動きがおとなしい為替で、散々に皆さん経験している筈。
それにしても、感謝祭とドバイを引っかけるとは、なかなか巧みな戦法かと。
確かに米ドルのLIBORの3ヶ月ものの金利をずっと追ってきておりますが、一時は下げ止まった金利が、ここ10日ばかり前からまた下へと行き始めておりました。
この円との金利差の拡大+ドバイ情勢の悪化に伴うユーロ圏の不安要因から、消去法的に円に買い向かっているようです。ここは多少の揺り戻しを伴いながら、まずは82円あたりまで攻め込むのではないでしょうか。
日本の輸出企業にとっては、ホンダの堅めの85円という想定レートまでも既に来てしまっており、打つ手がないという状況でしょうが、パナソニックの社長も昨日のテレビでは、相当な悲観的なコメントを出しておりましたが、この会社は、実は為替変動をさけるために、輸出額に占める「為替マリー適用率」というのを、ずっと上げて来ております。2000年が17%で2007年が70%弱へ上げておりますので、いまは80%を超えている筈です。
そうなると、1円の円高での営業利益への影響率を、恐らく今は30%程度に納めている筈です。
他社も大手どころは海外事業で挙げたドルを売って円に戻す為替予約を早くから進めているでしょうから、いわれているほどの直接的なインパクトはまだ出ていないものと思われます。
それにしても、この流れが止まらないと大変な事態になる訳であり、ましてや、ドバイがきっかけで、せっかくの金の卵の新興国市場が頓挫してしまえば、本当に二番底がやってきますね。
今日は、個別銘柄もリバウンドの動きがとんとありません。GSユアサも見てはおりましたが死んだまま。上げたところを買いに入ってもすぐにやられるので、上げたところを売り、下げたところを買うという、サーカスの芸以上の立ち回りを要求される相場ですので、まあ、あまり無理をしないでロットを押さえて、少し遊んでみる程度にしております。
前場は7867タカラトミーだけ743円で動意付く時に掴みましたが、その後は740円に大きめの買い板が鎮座しているだけで、先物が動いても一切反応がなく、それに、742円で売り板を付けたり消したりしている不逞の輩がいたので、癪に触るのでその値段で売りに出したら、どういう訳かひっかかったらしく、「首尾良く」撤退できました。
後は、サイゼリヤも高値追いは止めておき、協和発酵キリンの高値追いには追随出来ず。どれがどの程度反発するのかの見極めはかなり難しいものですね。
日経新聞には、筆者がアメリカの対外資産収支から昨年予測した75円という下値までついに出現する始末です。
何事も、「秩序あるドル安」をしばらく続けながら、ある日、ドーンと大きな地震が来るのは、昨年来、特に普段は値動きがおとなしい為替で、散々に皆さん経験している筈。
それにしても、感謝祭とドバイを引っかけるとは、なかなか巧みな戦法かと。
確かに米ドルのLIBORの3ヶ月ものの金利をずっと追ってきておりますが、一時は下げ止まった金利が、ここ10日ばかり前からまた下へと行き始めておりました。
この円との金利差の拡大+ドバイ情勢の悪化に伴うユーロ圏の不安要因から、消去法的に円に買い向かっているようです。ここは多少の揺り戻しを伴いながら、まずは82円あたりまで攻め込むのではないでしょうか。
日本の輸出企業にとっては、ホンダの堅めの85円という想定レートまでも既に来てしまっており、打つ手がないという状況でしょうが、パナソニックの社長も昨日のテレビでは、相当な悲観的なコメントを出しておりましたが、この会社は、実は為替変動をさけるために、輸出額に占める「為替マリー適用率」というのを、ずっと上げて来ております。2000年が17%で2007年が70%弱へ上げておりますので、いまは80%を超えている筈です。
そうなると、1円の円高での営業利益への影響率を、恐らく今は30%程度に納めている筈です。
他社も大手どころは海外事業で挙げたドルを売って円に戻す為替予約を早くから進めているでしょうから、いわれているほどの直接的なインパクトはまだ出ていないものと思われます。
それにしても、この流れが止まらないと大変な事態になる訳であり、ましてや、ドバイがきっかけで、せっかくの金の卵の新興国市場が頓挫してしまえば、本当に二番底がやってきますね。
今日は、個別銘柄もリバウンドの動きがとんとありません。GSユアサも見てはおりましたが死んだまま。上げたところを買いに入ってもすぐにやられるので、上げたところを売り、下げたところを買うという、サーカスの芸以上の立ち回りを要求される相場ですので、まあ、あまり無理をしないでロットを押さえて、少し遊んでみる程度にしております。
前場は7867タカラトミーだけ743円で動意付く時に掴みましたが、その後は740円に大きめの買い板が鎮座しているだけで、先物が動いても一切反応がなく、それに、742円で売り板を付けたり消したりしている不逞の輩がいたので、癪に触るのでその値段で売りに出したら、どういう訳かひっかかったらしく、「首尾良く」撤退できました。
後は、サイゼリヤも高値追いは止めておき、協和発酵キリンの高値追いには追随出来ず。どれがどの程度反発するのかの見極めはかなり難しいものですね。