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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.6.09)

2009-11-05 21:09:55 | 明日のモニタリング銘柄
■今日の3分間ドラッカー:

 『未来のための予算は好不況にかかわらず一定に保つ』
       (明日を支配するもの)

文字通り、明日の食い扶持となることに対しては、一定の投資を継続すべしと言っております。これは企業でも個人でも当然そうあるべきですが、それをあえてドラッカーは何故強調しているのか?

それは、人間も人間が運営する企業も、どうしても目先の利害に惑わされるからではないでしょうか。どんなに忙しくても、未来に向けて継続的に何かを行うことが、気がつけばオンリーワンの企業に成長していたり、余人を持って代え難いと言われる人間になっていたりするのでしょう。

問題は、そうは分かっていても背に腹は代えられないということ。であるが故に、それを習慣化あるいはルール化することが非常に重要になってくると思います。

あの高橋和巳の「わが解体」に出てくるS教授こと白川静が、バリケードが築かれて騒然とした大学内でも、夜遅くまで普段通りの研究に心身を捧げている姿が放つその迫力に、周りがたじろいたという、そうした習慣です。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.4202ダイセル化学工業(明日、中間決算注意。押し目狙い。)
2.9613NTTデータ(29日の中間決算の進捗悪いが。)
3.4088エア・ウォーター(地味ながら堅実に切り返している。)
4.7581サイゼリヤ(一発にかけるか。1675キープなら。)
5.2802味の素(中間決算。1Qは場中発表で上げる。)
6.6269三井海洋開発(OSC38%からの反発期待。)

以上です。押されている割には、テクニカルに魅力ある銘柄が少ないようです。
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執拗な売り攻勢

2009-11-05 11:17:48 | 株に出会う
これまではGDしたらそこで揉み合っておりましたが、今日の売りは実に執拗でしたね。

3段下げで止まるかと思えば、そこからまた揺り戻しの2段下げ。9760円が割れた段階でこれはやばいと思いましたが、朝方急速に戻していった6902デンソーで被弾。

そんな中、押されなかった4813ACCESSを、平均218800円で拾いましたが、これも含み損中。OSCは29%で前日同値。

昨日の動きが怪しかった、株価3000円も囃されている4100戸田工業だけ舞い上がっております。この株、最初はまだOSCが前日を下回っておりましたので、そのうち押し込まれると高をくくっておりました。ところが気がつくと+5%の48%と上げ頃に。

少なくとも870円が下抜きされる時に参戦するべきでしたね。その段階から急速に分足が切り上がっているのが見えるかと思います。

実は、昨日の後場の寄りつきに、誰かが6万株ほどの見せ板で特買いを「演出」していたので、この株に嫌気がさしていたのです。見事に裏を掻かれましたね。

昨日いい形で折り返した5802住友電工は、特売りで始まりこれは駄目と少し戻した1044円で損切り。もし戻しがあるなら、こういう場合は前日安値水準ですので1048円でしたが、まあ、いつもそうなるとは限らないので致し方ありません。

日経平均のOSCは36%まで落ちましたが、10月5日の28%、終値9674円を起点にすると、まだ100円ほどは落ち足りません。

ここはあまり流れに逆らわずに、無理な買いは控え、むしろ戻したところは売りをかけるぐらいの気持ちでいかないと駄目なようですが、今更売りをかけるにしても、持ち越しはリスキーです。

まあ、静観するのが一番かも知れません。
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市場概況(11.4.09)

2009-11-05 07:07:55 | 市場概況
11月4日(水)の市場概況です。赤字部は5日朝の更新

◆日経先物:9820円(-10円)OSC43%(-1%)10月21日の67%から下落中。 
◆日経平均:9844円(+41円)OC43%(+4%)11月2日の39%から切り返しに転じたか?
 日経平均指数値倍率:102(同値)-数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:881.27(+1)OSC50%(+5%)11月2日の45%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:433.89(-1.45)OSC47%(-1%)10月26日の62%から下落中。
◆ヘラクレス指数:570.12(-0.13)10月23日の66%から下落中。
◆ドル・円:90.76円(45銭円安)OSC50%(-1%)10月23日の63%から円高へと下落中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.2775%(前日比-0.00063%)11月4日現在。再度金利下げ始める。
◆米10年債利回り:3.529%(+0.06)-11月4日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:9880円(大証終値比+60円)
◆シカゴ日経先物:9860円(円建て、大証終値比+40円)更新
◆NYダウ:9802ドル(+30ドル)OSC43%(+1%)10月28日の37%から弱々しいながらも切り返し基調継続。更新

日経平均がプラ転した割には、TOPIXはほとんど上がらず。ドル円が後場はサポートした形ですね。しかし、11月2日の高値は両市場ともに抜けておりません。まだ本復したとは言い難い状況です。

後場は終盤にウォッチしていた5802住友電工を1060円で買ったトレードのみ。指していた9020JR東日本は、成り買いではなかったので約定せず。

-------5日朝の市場コメント-------

欧州株も米国株も一旦自律反発の動きですが、ダウは一時+150ドル超まで行ってから結局は引けに失速。

VIX指数も先日32ポイント近くまで急伸したものの、今日は27ポイント割れまで行って、引けにかけてのダウの急落により27.72ポイントまで上昇して終わっておりますが、長い下髭をつけた嫌な形です。

FOMC声明では、9月に引き続いて今の例外的に低い政策金利を、"for"an extended period(長期にわたって)維持すると表明されました。インフレ期待が落ち着いていることと、失業率が悪化することがその背景。これで市場の波乱が避けられました。

来年の第1四半期にかけてMBSを1.25兆ドルと、1750億ドルの政府機関債を買い入れることも表明。政府機関債はこれまでより250億ドル減っておりますが、最近の利用状況を反映したものとFEDは言っております。

それにしてもこうした巨額のお金をまだまだつぎ込むため、来週は過去最大規模の810億ドルの国債の入札が予定されており、長期国債の金利は上昇しております。

話題はがらりと変わりますが、慶大の池尾教授が実にまともなことを言っております。それは、「家計金融資産『活用論』への違和感」と題する、東洋経済10月17日号に寄稿された記事です。以下、その数字だけをご紹介。

・家計金融資産:1400兆円
・家計負債:400兆円
   ↓
・正味の家計総資産:1000兆円
   ↓
・政府部門へのファイナンス:500兆円
・企業部門への投融資:300兆円
・海外への投資:200兆円

・政府部門の負債総額:1000兆円
   ↑
・上述の家計からのファイナンス:500兆円
・公的年金などの積立金による負債保有:500兆円

問題をあぶり出すためのおおざっぱな数字ですが、これで何がこれで分かるかというと、家計の金融資産から株などへ振り向ける原資は残っていないということです。

主に預金を通じて政府部門へと渡っている500兆円の国債は、すでに政府部門によって蕩尽されております。つまり、通帳上の数字は確かにありますが、これを国民の相当数が引き出すことは、国債金利が急上昇(価格は暴落)するためできません。国民の1部が必要なお金を預金から引き出す程度であれば回る範囲のお金しかないということですね。(現在流通している日銀券の75兆円=75億枚=国民1人あたり63万円あればOK)

今は、池尾氏もいうように、高齢者が将来の不安に備えて金融資産をそのまま預けっぱなしにしているため、政府部門がすでに自分たちのお金を蕩尽しているという不都合な真実は隠されておりますが、いずれその真実が明らかになる日がくるのは避けられません。(預金通帳はやはりお狐さんの枯れ葉だったのか???)
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