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休日のバッハ(4.14.12)

2012-04-14 16:07:51 | 休日のバッハ
久しぶりになりますが、最近は、バッハの新盤や、去年手にしてまだ聴き終わっていない、ヘルムート・リリングのカンタータ全集のCDを聴いております。今日は、改めてリリングのCDを聴いていてご紹介したくなった、カンタータ第68番(かくも神は世を愛したまえり)から、第2曲のソプラノのアリアをお聴き頂きます。

この曲は、これより12年前に作曲された世俗カンタータ「我が楽しみは、元気な狩りのみ」(BWV208)のパロディです。そう言えば、下記の歌詞の内容にもかかわらず、どこか牧歌的な雰囲気が伝わってきますね。

この際ですから、ヘルムート・リリングに加えて、クリストファー・コイン、そしてジョン・エリオット・ガーディナーの、三者三様の演奏を比べてみて下さい。

1番テンポが速いのがガーディナー、もっともゆったりしたテンポの演奏はコイン、その中間がリリングということになりますが、リリング盤のソプラノが、少々伸びが足らずに一杯一杯の声になっており、筆者としては、コイン盤がもっともお気に入りです。

歌詞は以下のようになっております。(小林英夫訳)

Aria (Soprano)

Mein gläubiges Herze,     信仰深きわが心よ、

frohlocke, sing, scherze,   喜び躍れ、歌え、楽しめ、

 dein Jesus ist da!     あなたのイエスはそこにおられる。

Weg Jammer, weg Klagen,    哀しみよ去れ、嘆きよ去れ、

ich will euch nur sagen:   私はおまえたちにきっぱりと言いわたそう、

 Mein Jesus ist nah.    私のイエスはすぐそこにおられると。

Mein gläubiges . .      信仰深き . . .

この歌詞は、ライプツィヒの女流詩人(この時代、1725年に、女流詩人っていたんですね。)のマリアーネ・フォン・ツィーグラーによるものであり、礼拝で朗読された聖書の内容と関連しているとか。

いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。

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