株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

休日のバッハ(5.5.12)

2012-05-05 12:34:18 | 休日のバッハ
今日の「休日のバッハ」は、カンタータ第75番(「貧しき者は 食し」)から、第5曲のソプラノのアリアです。

三位一体節後第 1日曜日の1723年5月30日に聖ニコライ教会で初演されました。バッハが聖トーマス教会のカントルに就任してからの初めてのカンタータですので、ライプチッヒの市民に対するバッハの紹介といった背景でもあるのでしょう。全体はかなり規模が大きな力作です。

その中でも、第5曲のアリアを取り上げます。

歌詞は以下のようになっております。(大村恵美子 訳)

Aria (Soprano)

Ich nehme mein Leiden mit Freuden auf mich. 勇みて 苦しみをも 負わん わが身に

Wer Lazarus' Plagen  ラザロの 痛み

Geduldig ertragen,  忍ぶ 者を

Den nehmen die Engel zu sich. 天使は 迎え入れん

このアリアは、オーボエ・ダモーレに先導されて、もの悲しい旋律をソプラノが歌い出し、そのまま静かに終わりを迎えるのかと思いきや、最後の、「天使は迎え入れん」と歌い込む部分は、それまでの曲の流れからは想像できない世界をバッハは創り上げておりますね。2分8秒あたりからです。

やっぱり、バッハのカンタータの世界は聴き飽きない深さがあります。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 市場概況(5.2.12) | トップ | ソーシャルゲームの正体 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (愛聴者)
2012-05-06 16:03:52
期間限定とは、当方のパソコンに保存しても、期限がくると呼び出せなくなることですか。好みの音楽でしたので取り込みましたが,3月後にはでできませんでした。今回もそうなるのかしら。
返信する
期間限定 (mariomari)
2012-05-07 05:18:42
愛聴者さん、おはようございます。

このサイトでは「営利を目的をしない上演等」に適用される、著作権の「権利制限」に該当すると解釈して、楽曲のごく一部をご紹介しておりますが、それをダウンロードすることについては、本来は著作権侵害に当たることになります。「権利制限」に該当するとしてアップロードすること自体も、私自身の解釈ですので、また、法律の変更がいつなされるかも知れず、念のため、期間限定の公開という形にしております。
返信する
お願い (愛聴者)
2012-05-07 18:52:42
期限限定、理解しました。いつも無料で、ありがたく拝聴しております。できましたら、今後もよろしくおねがいいたします。
ついでになりましたが、去年のいつでしたか分らなくなりましたが、ポーランドでしたかノルウエーでしたかの王子様の誕生祝いに作曲されたもので、時々ーーほうーーほうーーという歌を聞かせて頂いたことがありましたが、その美しい音色がいつも脳裏にありまして、できたらもう一度聴かせて頂きたいのです。都合が良ければいつかの休日のバッハでお聞かせ願えないものでしょうか。お願いします。
返信する
お願い (mariomari)
2012-05-08 07:11:55
愛聴者さん、

お探しの曲、私のブログに検索をかけましたが、分かりませんでした。もう少しヒントを得たいんですが、お手数ですが、このブログの「メッセージを送る」という機能を使って、追加のヒントをご連絡頂けませんか?それで分かりましたら、そちらのメールアドレスにURLをお教えします。
返信する
ヒント (愛聴者)
2012-05-08 08:48:47
王子の誕生日祝いにしては寂しいバッハの曲だとのコメントがありました。5月12日の曲と似たような感じです。すみません。
返信する
Unknown (mariomari)
2012-05-08 09:13:11
愛聴者さん、

ポーランドというヒントとあわせれば、これのようですが、どうですか? こちらはまだ聴けますよ。

http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/ca99f2d95aba52e696f4a07454e09aeb
返信する
お手数をかけました (愛聴者)
2012-05-08 14:57:56
これです。有難うございました。私には何故か、歌詞はしりませんが、うらさびしいときに思い出す歌曲でした。最近相場がよくありませんね。こんな時にも。王様だって慢心の日日ばかりではないはず、思いどうりにゆかずに寂しく打ちしおれる日もありましょうし、そんなときにもいつも前方の灯りを目指して前進しよう、と、バッハは、そんなことをおもいながら作曲したのではないか、などと身勝手におもいながら聴いてたのしんでいた歌曲でした。
手数をおかけしました。有がとうございました。
返信する

コメントを投稿

休日のバッハ」カテゴリの最新記事