8月27日(木)の市場概況です。 赤字部は28日朝の更新
◆日経先物:10510円(-130円)OSC62%(+5%)8月19日の46%から切り返し中。 指数値倍率:95(+1)
◆日経平均:10474円(-166円)OCC58%(-5%)8月19日の40%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:96(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:964.23(-11)OSC59%(-4%)8月19日の41%から切り返し中。
◆マザーズ指数:456.52(-3.26)OSC53%(-5%)8月21日の42%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:640.1(-4.98)OSC62%(-4%)8月19日の54%から切り返し中。
◆ドル・円:93.55円(71銭の円高)OSC44%(-4%)8月19日の41%に収斂中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.37188%(前日比-0.00812%)8月26日現在。まだ金利低下中。
◆米10年債利回り:3.438%(-0.002%)-27日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10530円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10555円(円建て、大証終値比+45円)更新
◆NYダウ:9581ドル(+37ドル)OSC65%(+1%)8月17日の54%から切り返し中。更新
後場も上海総合が冴えず、円高も進み、特段の買い材料もなく、主体性のない日本市場はジリジリと押されるだけ。
各市場とも、前日高値・安値を下回りかつOSCも下げておりますので、持ち越しルールからすると「No」という日になります。
後場は1969高砂熱学が、前場の終わりに見つけた買いルールに合致しておりましたので、820円でエントリーするも、慣れない銘柄で癖が分からず、25本線を割り込んでうんともすんとも言わないので2円損切り。その後この株、馬脚を現したようです。
それに、仕手株4080田中化学研究所を、少し遅れてしまったのですが、3200円で買い、これはその後不発だったので一旦+10円で降りました。新しい指標では、結構売り方と買い方が拮抗しておりますので、威勢良く上がっていくという体勢ではなかったようです。
これは結構頼りになりそうな指標のようですので、引け際に、相場とは一切無縁の円高歓迎の唯我独尊株、7947エフピコを引け成りの4500円で買いました。新しい指標の有効性を明日検証するためのものです。
なお、どうしても買ってみたい場合は、こうして「引け成り」の注文を入れておくと、単純な指し値での待ち行列よりもシステム的には優先されますので、必ず買えることになり便利ですね。
-------28日朝のコメント-------
欧州株は0.5%~1%近く続落。但し、ユーロ・ドルは急伸。ドル・円は94円割れ。しかし、シカゴCMEの日経先物は大証終値から少し上げている状態です。輸出企業がこの程度までの円高は通期レートへと変更済のためでしょう。
ドル・円のRSIが、昨年12月17日の13%以来の16%に急落しております。円安への切り返しは近いと思います。93円を割ることがあれば、ストップロスオーダーを巻き込み92円台まで突入し、その後急速に切り返すのではないでしょうか。ポンド・円のRSIも18%ですが、これは昨年10月27日の19%をも下回っております。(この後1日で10円以上も切り返す波乱あり。)
ダウ・ナスダック・S&P500ともにわずかですがプラスで終了。
原油は乱高下しております。ストップを巻き込み70ドルを割ったと思えば、株価が戻すにつれて一気に買い戻されて72ドル50セント近くで終了。
ユーロ・ドルといい原油といい、ショート筋が絡んでの乱高下ですので、あまり気にすることはないとは言え、本来の先物取引の目的から大きく逸脱しては困るので、規制が論議されているのもやむを得ません。
農産物などは先物市場がないと、天候不順などの影響をもろに受けるため、生産者も価格安定のためにも歓迎ですが、原油など鉱物資源はある程度生産量も安定させることが出来るはずです。そうなると、原油先物市場の社会的意義は何だろうかと考えさせられます。
需給調整と言っても、世界の需要と原油の供給能力はそうそう短期では大きな変動をする訳もなく、そうなると勢い、政治的な要因、それから景気敏感商品としての経済的な要因を背景として、それにヘッジファンドなどの投機的な要因が絡まるという様相を呈してくることになります。
昨年147ドルまでつけた時、ピークオイル論が出てきました。その後の大幅な景気後退でこれは引っ込んでおりますが、中国は5月には前年同期比で6%も伸ばしております。一方で中国国内生産は1%以上減っているため輸入量が過去2番目に増えております。
これで原油生産が非OPEC諸国で2015年にピークアウトする(IEA)すると、その後は年3%、10年で25%も原油生産が減ることになりますので、中国が年6%も需要を増やしたくても出来なくなります。そうなると、世界経済の失速は免れ得ません。これが、ピークアウトするのが何時になるのかを、世界が極めて注目している理由ですね。
そこでやはり台頭しなければならないのは、新エネルギーという訳ですが、風力にしても太陽光にしても補完エネルギーとしては良いのですが、原油に代わるエネルギー源には、様々な理由から成り得ません。例えば太陽光発電の場合は、そのパネルを張るためには、アメリカの1州の広さに相当するスペースが必要となるなど、様々な問題を抱えております。
そこで世界は再度、CO2を一切出さない原子力発電に注目している訳ですね。以前、原発関連銘柄が相当に市場で話題になりましたが、最近はリチウムイオン電池などの陰に隠れてすっかりと鳴りを潜めております。
ところが世界では着々と原発建設計画が進行しており、2030年までに約180基の建設が見込まれております。1基で3000億円から5000億円の巨大プロジェクトです。
電気自動車も電気があってこそ走ります。その電気を太陽光で全て供給できれば別ですが、それは当分無理でしょう。
しかしまあ、それでも色々な技術開発が進んでおりますので、どうなるかまだ分かりません。例えば、リチウムイオン電池ではなく、リチウム-空気電池というのをご存じでしょうか?(IBMもこの技術開発に着手)
これは正極の放電容量が、現行のリチウムイオン電池の120-150mAh/gに対して、何と300倍以上の50000mAh/gにもなるという優れものです。これが実用化されれば、充電1回で1000キロメートルの走行が可能となり、充電時間も負極側の金属リチウムをカセット方式で補給すれば充電の待ち時間がなくなります。(今年2月24日発表の、産業技術総合研究所のレポートを参照。)
原発建設については、東芝-ウェスティングハウス陣営と、日立-GE連合、アレバ-三菱重工グループという、世界の3陣営にすべて日本企業がかかわっております。
リチウム-空気電池なども含め、こうした原油のピークアウト後の世界を救うための技術開発で日本も生き残る道が、やはり最優先されるべきでしょうね。
◆日経先物:10510円(-130円)OSC62%(+5%)8月19日の46%から切り返し中。 指数値倍率:95(+1)
◆日経平均:10474円(-166円)OCC58%(-5%)8月19日の40%から切り返し中。
日経平均指数値倍率:96(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:964.23(-11)OSC59%(-4%)8月19日の41%から切り返し中。
◆マザーズ指数:456.52(-3.26)OSC53%(-5%)8月21日の42%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:640.1(-4.98)OSC62%(-4%)8月19日の54%から切り返し中。
◆ドル・円:93.55円(71銭の円高)OSC44%(-4%)8月19日の41%に収斂中。更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.37188%(前日比-0.00812%)8月26日現在。まだ金利低下中。
◆米10年債利回り:3.438%(-0.002%)-27日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10530円(大証終値比+20円)
◆シカゴ日経先物:10555円(円建て、大証終値比+45円)更新
◆NYダウ:9581ドル(+37ドル)OSC65%(+1%)8月17日の54%から切り返し中。更新
後場も上海総合が冴えず、円高も進み、特段の買い材料もなく、主体性のない日本市場はジリジリと押されるだけ。
各市場とも、前日高値・安値を下回りかつOSCも下げておりますので、持ち越しルールからすると「No」という日になります。
後場は1969高砂熱学が、前場の終わりに見つけた買いルールに合致しておりましたので、820円でエントリーするも、慣れない銘柄で癖が分からず、25本線を割り込んでうんともすんとも言わないので2円損切り。その後この株、馬脚を現したようです。
それに、仕手株4080田中化学研究所を、少し遅れてしまったのですが、3200円で買い、これはその後不発だったので一旦+10円で降りました。新しい指標では、結構売り方と買い方が拮抗しておりますので、威勢良く上がっていくという体勢ではなかったようです。
これは結構頼りになりそうな指標のようですので、引け際に、相場とは一切無縁の円高歓迎の唯我独尊株、7947エフピコを引け成りの4500円で買いました。新しい指標の有効性を明日検証するためのものです。
なお、どうしても買ってみたい場合は、こうして「引け成り」の注文を入れておくと、単純な指し値での待ち行列よりもシステム的には優先されますので、必ず買えることになり便利ですね。
-------28日朝のコメント-------
欧州株は0.5%~1%近く続落。但し、ユーロ・ドルは急伸。ドル・円は94円割れ。しかし、シカゴCMEの日経先物は大証終値から少し上げている状態です。輸出企業がこの程度までの円高は通期レートへと変更済のためでしょう。
ドル・円のRSIが、昨年12月17日の13%以来の16%に急落しております。円安への切り返しは近いと思います。93円を割ることがあれば、ストップロスオーダーを巻き込み92円台まで突入し、その後急速に切り返すのではないでしょうか。ポンド・円のRSIも18%ですが、これは昨年10月27日の19%をも下回っております。(この後1日で10円以上も切り返す波乱あり。)
ダウ・ナスダック・S&P500ともにわずかですがプラスで終了。
原油は乱高下しております。ストップを巻き込み70ドルを割ったと思えば、株価が戻すにつれて一気に買い戻されて72ドル50セント近くで終了。
ユーロ・ドルといい原油といい、ショート筋が絡んでの乱高下ですので、あまり気にすることはないとは言え、本来の先物取引の目的から大きく逸脱しては困るので、規制が論議されているのもやむを得ません。
農産物などは先物市場がないと、天候不順などの影響をもろに受けるため、生産者も価格安定のためにも歓迎ですが、原油など鉱物資源はある程度生産量も安定させることが出来るはずです。そうなると、原油先物市場の社会的意義は何だろうかと考えさせられます。
需給調整と言っても、世界の需要と原油の供給能力はそうそう短期では大きな変動をする訳もなく、そうなると勢い、政治的な要因、それから景気敏感商品としての経済的な要因を背景として、それにヘッジファンドなどの投機的な要因が絡まるという様相を呈してくることになります。
昨年147ドルまでつけた時、ピークオイル論が出てきました。その後の大幅な景気後退でこれは引っ込んでおりますが、中国は5月には前年同期比で6%も伸ばしております。一方で中国国内生産は1%以上減っているため輸入量が過去2番目に増えております。
これで原油生産が非OPEC諸国で2015年にピークアウトする(IEA)すると、その後は年3%、10年で25%も原油生産が減ることになりますので、中国が年6%も需要を増やしたくても出来なくなります。そうなると、世界経済の失速は免れ得ません。これが、ピークアウトするのが何時になるのかを、世界が極めて注目している理由ですね。
そこでやはり台頭しなければならないのは、新エネルギーという訳ですが、風力にしても太陽光にしても補完エネルギーとしては良いのですが、原油に代わるエネルギー源には、様々な理由から成り得ません。例えば太陽光発電の場合は、そのパネルを張るためには、アメリカの1州の広さに相当するスペースが必要となるなど、様々な問題を抱えております。
そこで世界は再度、CO2を一切出さない原子力発電に注目している訳ですね。以前、原発関連銘柄が相当に市場で話題になりましたが、最近はリチウムイオン電池などの陰に隠れてすっかりと鳴りを潜めております。
ところが世界では着々と原発建設計画が進行しており、2030年までに約180基の建設が見込まれております。1基で3000億円から5000億円の巨大プロジェクトです。
電気自動車も電気があってこそ走ります。その電気を太陽光で全て供給できれば別ですが、それは当分無理でしょう。
しかしまあ、それでも色々な技術開発が進んでおりますので、どうなるかまだ分かりません。例えば、リチウムイオン電池ではなく、リチウム-空気電池というのをご存じでしょうか?(IBMもこの技術開発に着手)
これは正極の放電容量が、現行のリチウムイオン電池の120-150mAh/gに対して、何と300倍以上の50000mAh/gにもなるという優れものです。これが実用化されれば、充電1回で1000キロメートルの走行が可能となり、充電時間も負極側の金属リチウムをカセット方式で補給すれば充電の待ち時間がなくなります。(今年2月24日発表の、産業技術総合研究所のレポートを参照。)
原発建設については、東芝-ウェスティングハウス陣営と、日立-GE連合、アレバ-三菱重工グループという、世界の3陣営にすべて日本企業がかかわっております。
リチウム-空気電池なども含め、こうした原油のピークアウト後の世界を救うための技術開発で日本も生き残る道が、やはり最優先されるべきでしょうね。
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