休日のバッハ（５．１４．１１）

今日の「休日のバッハ」は、３月末に発売されたばかりの、フェルトホーフェン指揮、オランダ・バッハ協会による「マタイ受難曲」から、第５８曲のソプラノのアリアをお届けします。

このフルートとオーボエ・ダ・カッチア２本に率いられて歌われるイ短調のソプラノのアリア。マタイ受難曲の中ではもっとも印象深いソプラノです。このゆったりとした悲哀感に満ちた歌声は一体どこから来るのか？その鍵は、やはりこの曲の歌詞にありました。

歌詞の日本語訳は以下の通りです。（訳：皆川達夫）

愛のゆえにわが主は死にたもう。
主は罪をおかしたまわず。
かくて、永遠の亡びも、
裁きの罰も、
わが心にはどとまらず。

バッハは、この無実のイエス・キリストの死が人々に与えたえも言われぬ悲哀感を、このソプラノの何とも純粋無垢な歌声にて紡ぎ出しておりました。これは聖書の大きな物語に裏付けられた受難曲だからこそなし得た音楽的な描写ではないかと思います。これに対してカンタータは毎週の礼拝用の音楽というその限界により、ここまでの切迫感あるいは臨場感を醸し出すことは困難かと思います。

今回のフェルトホーフェンのマタイは、ＳＡＣＤの録音からくる音の良さのみならず、その音楽的解釈においても、カール・リヒター以降のマタイ受難曲としては、筆者の中では最右翼に位置づけられるものです。やっと、折りに触れ何度も聴くことが出来るリヒター以降のマタイ受難曲を手にした思いです。

それにＣＤの装幀写真がまた素晴らしい。クリックして拡大してみて下さい。




いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。

市場概況（５．１３．１１）

５月１３日（金）の市場概況です。 先物は午後３時１５分現在。 下に１３日の海外市況

◆日経先物：９６７０円（－３０円）ＯＳＣ５０％（－３％）５月２日のＯＳＣ６４％、終値１００３０円から下落に転じる。ＲＳＩは５４％（－１％）
◆日経平均：９６４９円（－６８円）ＯＳＣ４７％（－４％）５月２日のＯＳＣ６２％、終値１００４円から下落中。ＲＳＩは５８％（＋２％）
◆ＴＯＰＩＸ：８４０（－９）ＯＳＣ４５％（－７％）５月２日のＯＳＣ６０％、終値８６６ポイントから下落に転じる。ＲＳＩは５７％（＋－０％）
◆マザーズ指数：４６３（－７）ＯＳＣ４７％（－１１％）５月２日のＯＳＣ７１％、終値４７８ポイントから下落中。ＲＳＩは６７％（－９％）

◆騰落レシオ（２５日間）
　東証１部：８１．２８％（－２．８％）－５月１３日現在。
　マザーズ：９２．８９％（－３．１％）－５月１３日現在。

◆１０日高値移動平均値超の銘柄比率１４％（－１５％）
◆１０日安値移動平均値未満の銘柄比率５７％（＋１８％）

後場の終盤に切り返すも、各市場とも前日安値割れで終了。しかし、後場の寄りつきのあの怒濤の下げは何だったのか？（どうやら、昼休み中の枝の官房長官の東電に関する発言だったらしい。）

その下げで４４５２花王を２０２０円で買い、２０２４円で売り返済。その後２１７４ＧＣＡで危うい橋を渡り＋２００円で降りたトレードのみ。持ち越しはありません。

【以下は１３日の海外市況】

◆ドル・円：８０．８７円（－７銭）ＯＳＣ５０％（＋６％）５月４日のＯＳＣ３２％、終値８０．６円から円安へと切り返し中。　ＲＳＩは３９％（＋－０％）
◆ユーロ・ドル：１．４１ドル（－０．０１４ドル）ＯＳＣ３３％（－４％）４月２７日のＯＳＣ７１％、終値１．４７９ドルからユーロ安へと転じる。ＲＳＩは３１％（－５％）
◆ＵＳドルインデックス：７５．７８（＋０．５４）５０ＭＡ（７５．２１）をついに抜ける。
◆米１０年債利回り：３．１８％（－０．０４％）２００ＭＡ（３．０９％）に接近中。（１３日現在）
◆米３ヶ月国債：０．０３％（＋０．００１％）対１０年債スプレッド：３．１５％（－０．０５）３％切ると要注意。（１３日現在）
◆ＮＹダウ：１２５９６ドル（－１００ドル）ＯＳＣ５１％（－２％）ＲＳＩは５６％（－４％）４月２８日のＯＳＣ７７％、終値１２７６３ドルから下落中。
◆Ｎａｓｄａｑ：２８２８（－３５）ＯＳＣ５１％（－５％）４月２９日のＯＳＣ８１％、終値２７７４から下落中。ＲＳＩは５１％（－９％）
◆上海総合：２８７１（＋２７）ＯＳＣ５４％（＋１２％）５月１０日のＯＳＣ５５％、終値２８９１から下落中。ＲＳＩは３０％（－８％）
◆ＶＩＸ指数：１７．０７（＋１．０４）５０ＭＡ（１８．２１）についに並ぶも、その後２日連続で急落からの揉み合い。
◆ＷＴＩ原油先物：９９．６６ドル（＋０．４６ドル）５０ＭＡ（１０６．２１ドル）を大きく割り込み乱高下中。
◆ＣＲＢ指数：３３８．５５（－０．０１）５０ＭＡ（３５６．８９）を割り込み２００ＭＡとの中間で乱高下中。
◆ＮＹ金：１４９４．７ドル（－１０．８ドル）５０ＭＡ（１４６４．１６ドル）に接近する急落からの反発して揉み合い中。
◆バルチックドライ指数：１３０６（－１４）５０ＭＡ（１４０８）をついにデッドクロスし更に下落するも７日連続反発から４日連続下落中。
◆シカゴＣＭＥ（円建て）：９５９０円（－８０円）

昨日綾戻ししたＮＹ株も、大きな意味での下落トレンドには逆らえずに反落。原油とＣＲＢ指数はほぼ同じレベルに留まっておりますが、ＶＩＸ指数が大きく悪化し、ドル・インデックスも更に上昇中。ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回りましたが、これは焼け石に水。

米国債がジリジリと切りかえしてきております。１０年債が何と今年最低の利回りに低下。（価格は上昇）インフレが頭打ちになるとの予測が背景。これで金も再度１５００ドル割れ。

当面はドル・インデックスが上昇傾向なら商品と株式は下落という構図が続きますので、これに注目。

5月13日(金)のつぶやき

11:07 from web
前場終了段階の１０ＤＨＭＡ超の銘柄数％は１８％（－１１％）、１０ＤＬＭＡ未満の銘柄数％は５３％（＋１４％）とじり貧状態。モニタリング銘柄では、６３２６クボタのＳ１（７２０円）からの切り返しに乗れなかったのが痛い。４０８０田中化研は昨日とんでも決算をしておりましたね。
15:11 from goo
市場概況（５．１３．１１） #goo_mariomari http://goo.gl/UN3n6
by mariomariot on Twitter