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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(9.28.07)

2007-09-27 21:04:12 | 明日のモニタリング銘柄
いくら外人の買い越しがあったとはいえ、この上げようは尋常ではありません。ボラティリティの高い相場といってしまえばそれまでですが、ならば、下げる時もダイナミックに下げないと、話のつじつまが合いません。

今日で日経平均のOSCは+3%の65%まで上昇。396円も上げた割にはOSCの上げ幅が少ないのは、多分、データ取得期間(28日)の関係でしょう。ちょうど、今日のデータから、あの8.17のデータが反映され始めているのです。あの日の下げが強烈だったので、396円も上がってもOSCの上昇はたったの3%です。

明日はその8.17のデータが外れますので、OSC値は更に上に行くかと思います。外部環境が良ければ、明日も続伸して終わるということも考えられます。ちょうど、そうした潮目を迎えているようです。

マザーズ指数とヘラクレス指数も、日経平均を急追し、ついにOSCを65%、66%に上げました。何だかんだと言っても、新興市場も主力市場に同期するという訳です。6月6日に日経平均がOSCを63%まで上げて当時のピークをマークした時、マザーズ指数も69%で同じくピークを付けております。その後、各市場とも大きく調整に入っております。その時の再来が明日あるとは言いませんが、そうした位置取りにあることは頭の隅に入れておいた方が良いかと思います。

ちなみに、NYダウをOSCのテクニカル分析だけで見ると、ひょっとすると14000ドル台を一時的にせよ、回復するのかも知れません。その後は達成感から調整するかと思います。

【明日のモニタリング銘柄】

1.2459アウンコンサルティング
 フルスピードの好調さに刺激されてか、この株も地力をどんどんと発揮してきました。今日の高値でほぼ8月末から9月の初めにかけての高値に並びました。このレベルを抜けると200K以上が視界に入ってきますが、この時期にしてはOSCがまだ+3%の39%(RSIは+1%の59%)という低水準が、果たして明日はどう出るのか注目の株です。しかし、遅咲きの株ですね。これは。

2.4238ミライアル
 これも新興市場では出遅れていた銘柄。じわじわと下値を切り上げながら戻しております。まだOSCも+2%の41%でRSIも+4%の36%です。地合が悪くとも独歩高を演じることもある株です。半導体関連の銘柄に影響を受けますので、それらに注意しながら、もう一段の上昇があるのかどうか注目。

3.6871日本マイクロニクス
 今日の出来高と2580円の厚い壁を巡る引け前の攻防は久し振りに見応えがありました。さすがにファンドもここまで売り込んで、最後は玉が切れたといった風情でした。しかし、株には好事魔多しです。明日はすんなりと上げる筈ですが、もし地合が悪いともう一度だけ押してから、少しずつ下値を切り上げるかも知れません。それにしても、長い長い道のりです。一度に200-300円上げるか、一旦今日の乱戦の疲れを癒すために大人しくなるか、いずれにしても明日が勝負どころかと。

4.7236ティラド
 9月3日の640円の高値にあと一息です。しかし、OSCは+4%の66%と高い水準にあることに注意。いつ調整に転じてもおかしくない高さですが、この株は5月、6月あたりはOSCを70%や80%にまで何日も上げていました。その頃の勢いが取り戻せれば、明日は640円の節目から続伸し660円あたりまでくれば、もう700円も視界に入ってきます。そうなる一里塚を明日は辿るのか、それとも、640円で息切れするのかに注目。何しろ08年は営業利益が2.1倍を見込む会社です。

【ピークアウト売り候補銘柄】

・9650テクモ 売り
 7月5日6月中間期が前年の2倍でした。以後、8月17日には一旦1031円まで戻した後はほぼ一直線での上昇です。今日でOSCも81%に、RSIも89%にまで達しております。明日はまだ高値を追う構えですが、その後地合がもし悪化すれば、ここは一服入れないともう体が持たないレベルかと思います。逆日歩がついていることも、ここまでの上昇を後押ししているのでしょう。相場急変時のみ注目。

・5479日本金属工業 売り
 こちらは逆日歩はつきません。OSCは4%落として60%です。8月7日の安値の570円までは行き着きましたが、ここから600円を超える勢いが削がれようとしております。5491日本金属や5563日本電工など非鉄関連も同様な値動きでした。一蓮托生で更に下落するかどうか?

以上です。
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こんなに強くて良いのだろうか

2007-09-27 11:40:44 | 株に出会う
8月17日の例のショックの後遺症か、こんなにバカスカ上がると、つい懐疑心が頭をもたげてきます。そのうち梯子を外されるのではないだろうかと。

しかし、株式市場はいわゆるオーバーシュートがお家芸です。落ちる時も上がる時も行き過ぎがある訳です。もうここらで良いだろうと思っても、更にその下に地獄の8丁目まであったりします。

今回はFRBの0.5%の利下げのショック療法で見事蘇生した心停止患者が、何とそろりと歩けるようになったではないかと、病院の庭先に出るのは良いのですが、近くの公園どころか、彼岸花の名所まで遠出してしまい、そこでしばしの宴に酔いしれるところまで行き着いた様にどうもダブってしまいます。

利下げでは何一つ解決していないのは、皆さん承知していることでしょう。しかし、何はともあれ、一時は地獄の淵を見たのに、「蘇生」したのは事実です。その証拠に、世の中の光景は何も変わっていないではないかと、あの世から帰還したその嬉しさにますます酔いしれるその気持ちは分からなくはありません。

そのうち、あなたの心臓がまた何かの拍子に停止するかもしれないのに、喉元過ぎれば熱さを忘れるとやらで、元の元気な身体に戻ったと錯覚するのもやむを得ません。これも人間の業であり、市場の業でもあります。

日経平均はOSCを+2%の64%に伸ばしました。懸案の9月3日の高値を抜き去りました。つまり今日のところは一旦抵抗線として君臨していたラインを簡単に突破した、その弾みで上げております。いずれ、心臓ショック療法で蘇生したという、その暫定手段の底が割れることになるかと思います。心停止状態を引き起こし掛けたその根本原因は何ら除去されておりません。むしろ、これからじわじわと身体を蝕むことでしょう。

と言う訳で、あまりに意表をついての上げに、つい恨み節も出るというものです。これが8月16日に買いを大きく入れておらなければ、そして翌17日の大暴落の際にも狼狽して持株の損切りをしておらなければ、こんな愚痴は一切出ないでしょう。人間とは何と自分に都合良く出来ているものですね。(しかし、数年に1度のあの暴落で平然とできる神経は残念ながら筆者には養われておりませんでした。)

さて、持ち越しの道楽息子4822ハドソンは、今日のところは孝行息子でした。1299円に回復した段階で売りました。落ち目の株には手を出さないと決めておりましたので、程よく下がってきた3840イー・キャッシュにも手を出さず、原油がまた上昇しているのを見て、このところ押されていた5010日本精蝋を427円で仕込みました。この会社、蝋人形のような名前ですが、原油が上がると利益が上がるようです。パラフィンワックスを作る際の副産物として重油を販売できるからです。問題は重油が高く販売できないと利益に貢献しないことです。従って、原油相場が上がらないと利益に貢献しません。まあ、こんな蝋人形でも抱いて、少し場の様子を静かに見守ります。蝋人形館の館長にでもなったつもりで。しかし、この株で自分自身が蝋人形になってしまうことだけはご勘弁願いたいものです。そうなると心停止状態どころの話では済みません。
コメント (2)
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