株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.12.05)

2005-12-11 14:10:04 | 明日のモニタリング銘柄
そろそろクリスマス休暇に外国人が入る頃です。ボーナス商戦もピークを迎えます。過熱しすぎともいえる株式市場や金の相場が、ここで一旦調整に転じるころではないかと思っております。「まだ上がりそうだ」と、最後に思わせるところがミソですが、目くらましが多いので普通はそれと気がつかないようです。

といった相場状況を踏まえながら、明日の注目銘柄です。

1.2432DeNA △

 分割前水準の260Kを底にしての揉み合いをこなし、ようやく脱出のイナーシャがかかり始めました。OSCも42%でイーブンです。△としているのは、この株のOSC値は意外と30%台から40%台を行き来しており、50%台のマークというのは数えるほどしかないためです。つまり、小さいレンジでのボックス圏での動きが特徴です。明日も25日MA線が280Kあたりですので、このあたりで必ず頭を打ち、跳ね返されるかと思います。しかし、女性社長がこの週末の新聞で携帯のオークションはいずれパソコンを抜く勢いだ、と豪語しておりますので、その影響で明日は勢いづくかも知れませんので注目。

2.3360グリーンホスピタルサプライ △

 いつの間にか、じりじりと上げてきております。OSCが+1%の45%です。11月29日の32%を底にしてほぼ理想的な上げです。こちらは分割前140K弱の水準は11月30日に完全に底打ちしております。但し、地味で堅実な、医療機関へのトータルなコンサルタント系サービスを優位性とする会社ですので、いきなり人気化して10Kも上げることは想定しないで、数日かけて10K程上げるのを待つという心構えが良いでしょうか。

3.2428ウェルネット △

 これもここの所もみ合っていましたが、OSCが+4%の34%と抜け出しそうな気配です。指数値で最高を付けた11月22日より、57K分ほど下まわっております。上離れするかどうか明日に注目下さい。

4.3771システムリサーチ ○

 トヨタ系が半分を占める地味なシステム開発会社です。11月11日に好決算を発表したものの、材料でつくし感から押されておりますが、12月2日の反転からの上昇エネルギーが押さえられていたものが、明日は再度解き放たれるのを期待します。OSCが+1%の46%でコンバージェンス、乖離幅-10円。MM銘柄なので値動きが素早いので注意。

5.2440ぐるなび ▲

 先日の注目銘柄ですがやはり上げてきましたね。これでOSCが43%のダイバージェンスです。明日の押し目での買いからの上昇に期待。419Kの直近高値を抜くかも知れません。

6.3371ソフトクリエイト ◎

 来期の現四季報経常利益予想520M、会社の11月7日の修正予想が585M、そして新四季報では700Mと見込まれております。OSCが+1%ですが45%とコンバージェンスし、乖離幅もゼロ。指数値が11月25日より少々下めと、絶好の買いポジションに来ております。今週の四季報期待銘柄としての仕込み。この会社11月24日に「当社の資金調達について」というリリースを行っております。余程のM&Aとしての好ディールがない限り資金調達の予定は今のところない、という内容です。これも好感されます。

7.4563アンジェスMG ▲

 金曜日に戻しましたがこれでOSCが+1%の49%です。乖離幅もまだ+5K。強気の方々の買いが明日は再度入るものと予想します。

8.2314レントラックジャパン ◆(注目のみ)

 この株、完全に上げ潮です。これだけ(119円)上げて、まだOSCは49%です。CCCが完全子会社化するとの発表が相当に効いているようです。来年2月21日に上場廃止となります。それまでどのような値動きをするのか注視。

9.4296ゼンテック・テクノロジー ○

 金曜日は、12月6日の安値588Kの壁に阻まれて失速しました。明日、再度これに向けての上昇を開始し突破するかどうか注目。まだOSCが+1%の38%ですので、登り目は十分にありと言えます。乖離幅もまだ-2K。

10.9444トーシン ▲

 5日に上方修正を発表してからの乱高下はかなりのものがあります。しかし、金曜日でOSCが+1%の27%とコンバージェンスしております。この異常な水準はどうしたものでしょうか。乖離幅も-1250円です。普通なら素直に40K位で買いですが果たしてどうなるか注目。

11.6787メイコー ▲

 この株もにわかに活気づいております。金曜日はさすがに1020円も前日に上げた反動で一旦押されてましたが、そこからの這い上がりはめざましいものがありました。OSCは+3%の65%とコンバージェンスし、過去72%(9月20日)行ったことがあるにせよ、高値圏です。皆さん、おっかなびっくりでしょうが、勢いに乗って一気に上に持って行かれるか、少し調整が入ってから上昇に転じるか、この高値圏でのコンバージェンスがどう出るかですが、筆者は一度やはり押してからと見ます。どうもこの会社独特の技術を持つプリント基板を作っているようなのです。フラットテレビなどに採用が進んでおあり、中国に工場を造り生産能力を2.4倍に拡げるなど強気です。大和総研の目標価格の6700円はもう越えてしまっております。このあたりが明日の株価にも微妙です。ちなみにPERは26倍です。同業種のPERとほぼ並んでおります。独自技術があり今後の成長が見込めるなら筆者は安いと思いますが、今はとにかく過熱しております。一度調整してからが本来は買いですが、とりあえず明日の動きをテクニカル面から注目して置きたいと思います。

12.8914エリアリンク ▲

 金曜日後場の注目銘柄ですが、予測通りに引けに高値を付けてきました。しかもOSCが何と-7%の38%のダイバージェンスを示現しております。11月7日の高値286Kが明日あたり意識されるかどうか、この異常なダイバージェンスがどう作用するかを注目したいと思います。

13.8739スパークスアセットマネジメント ▲

 この株、利益予想を下回ろうと何があろうと、この日本株の上昇で来期の成功報酬増額期待から、根強い人気を保っております。OSCが-1%の50%とダイバージェンスし、乖離幅も-5Kとなり、指数値は12月1日より少し上というところに来ております。このポジションからの反騰は十分に期待出来るところです。ちょうど25日移動平均線も越えたばかりです。

14.2732クインランド ▲

 じゃじゃ馬株ですが、11月24日の中間期上方修正発表後の上昇からの調整が進みました。OSCは+4%の49%です。明日はすんなりと289K越えがあれば300Kを目指す動きとなるかも知れませんので注意。

15.3747インタートレード ▲

 OSCが27%と-7%もダイバージェンスして、再度上げの態勢に入っております。出来高次第ですが、一気に100万円の大台を回復するかどうか、明日注目下さい。

16.4816東映アニメーション △

 12月6日の上げから調整をし、金曜日のOSCは前日同値の57%とほぼコンバージェンスをし、乖離幅条件(-20円)と合わせて再騰の準備が整いました。

17.2411ゲンダイエージェンシー ○

 この株、上げては押し、上げては押しの繰り返しでホルダーの皆さんは徒労感を味わっていることでしょう。パチンコで負けたり勝ったりするときのの徒労感に似ております。しかし、OSCが38%と前日同値ですがダイバージェンスしました。400K割れは避けられたようです。指数値は申し分なく調整しております。ぼちぼちでしょう。

18.2385総医研 ▲

 この株にしては、記録的なOSC値です。なんと22%です。もうここからは上げる以外にありません。期待の官民一体の疲労克服プロジェクトもいよいよ、疲労の極に達したようです。これだけ株価が爆睡すれば、疲労感がいったんはなくなるはずです。というわけで、筆者は先日早とちりして買ってしまい、わずか2Kですが損切りしました。その損切り値段よりも更に2K下がっております。疲労も極に達するとこのような波動も何もない精神状態に達するものです。まあ、先日の恩返しをして貰うため、ちょっと朝方手をだしますか。

19.8458エヌアイエフSMBCベンチャー ▲

 これも切り返したようです。OSCが+9%の49%です。IPOのファンコミやDDSの株を売ったようです。11月上旬からの上昇はこれだったのです。しかし、15日発売の新四季報では300Mから450Mへの増額が予想されており、ここからの上昇が期待出来そうです。ちなみに業態の特殊事情(上場株式の動向)から、通期の利益予想は会社としては行っておりません。明日は、少しでも押した局面があればそこでの買いという戦法です。

20.6769ザインエレクトロニクス △

 これも高値圏ながら、OSCが+3%の55%と更に伸び、乖離幅が-5Kと拡大しましたので、530K越えからの反騰が期待されるところです。

21.8697大証 △

 OSCが+10%の43%と急伸し、乖離幅も-5Kと大幅に好転(コンバージェンス)しました。これもボックス圏での値動きですが、明日は上がる順番かと思います。

22.2681ゲオ △

 もうこうなりゃ、どんどん気がついた銘柄を挙げます。これもOSCが-1%の41%とダイバージェンスしました。乖離幅も-1Kです。出来高も増えております。明日は374Kを下値に、押したところでの買いでしょうか。

23.2738バルス △

 上に同じ。OSCが-7%の41%でダイバージェンス。この株にしては41%という値は低いので、上げ圧力が明日は発揮されるでしょう。

=以下、11日夜追加=

24.8617光世証券 ▲ 

 これは新四季報銘柄。OSCは+5%の51%です。そろそろ仕込まないと上に持って行かれそうです。9月中間期は209Mの経常利益です。現四季報は150Mに対して、新四季報で400Mですから、中間期実績からするとあまりサプライズはありませんが、四季報対しての上昇率で一定の再評価はありそうです。

25.6708エプソントヨコム ▲

 これは四季報を先取りしてかなり上がってきておりますが、OSCが+1%の43%とコンバージェンスし、乖離幅も-10円と絶好の買い場です。明日はまた900円台を窺うでしょう。

26.6819オメガプロジェクトHD ▲

 OSCは+1%の41%と何とか踏ん張っての切り返しの様子です。乖離幅もまだ+4円です。新四季報の490M予想を、会社発表(530M)が上回っている不思議な銘柄です。要するに映画と投資ファンドという、水商売のような株ですので、そのあたりに惹かれる方々の遊び場となっております。値段も安いですし、一枚そろそろ噛んでおいても悪くはないのではないでしょうか。ここ2日ほど見ていましたが、底値は頑強でしたよ。

注:筆者がしつこく追いかけていた9514ファーストエスコですが、MSCBをUBSに発行しておりました。ニュースのチェック漏れでした。うかつでした。どうりで上がる振りを見せて突き落とされていた訳です。今度から気を付けます。しかし、本当に嫌らしいですねMSCBなるものは。

=以上、追加コメント=

もうこのあたりで止めておきます。東証関連は十分に見る根気がなくなりました。このようなテクニカル傾向は、木曜日のみずほ証券での一件で不本意に下げすぎたことの反動だと思います。それでなくては、こんなに注目銘柄が出てくる訳はありません。皆、上げ潮に乗ってしまっているのです。こんなことは少々珍しい現象です。その中でも、筆者が買いたくなる銘柄を十分に絞って行きたいと思います。しかし、もし場全体が良ければ、どれを買っても儲かるかも知れません。こういう雰囲気の時こそ落とし穴があるのが株式というものでもあります。一体全体、褒めているのかけなしているのか自分でも分からなくなりました。墓穴を掘る前にここで打ち止めしますが、最後までお読み頂き光栄です。
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