株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.29.05)

2005-12-28 16:57:44 | 明日のモニタリング銘柄
いや~、何たるばか上げ相場なのでしょうか。もっとも筆者にはとんと御利益が回ってきませんが、小銭(いや、大銭でした)を手にした方々が、強烈に利食いをしたその返す刀で、人気のある下がっている銘柄へと一目散に突進するという姿が目に見えるようです。これぞ、猪突猛進です。

後場は、4300ジグノシステムを37900円で売り+1000円、2321ソフトフロントを174Kで買い175Kで売り+1K、3310JIMOSも+1Kの335Kで売り、そして、2697コーエーネットを551K買いの555K売りで+4K、と小刻みでした。勢いがない4838スペースシャワーネットワークは225Kで売り-2Kでした。

持ち株は、これで3551ダイニック4566LTTバイオファーマだけです。両方とも買い値のままです。これらは一段の上昇を期待しての中期保有銘柄です。

来年からは、このように中期(といっても最大1週間から10日)で持つ銘柄と、その日勝負の銘柄に資金を振り分けながらトレードを行っていきたいと思います。今までは、デイトレが勝ちすぎており、たまたま持ち越しのサインがあっても、最初の上げ目安で手放していました。これでは、上昇気流に乗る前に海抜50メートルぐらいで、少々のお駄賃を手にして落下傘で下界に降りて喜んでいるようなものです。お駄賃を与えた本来の大人は、はるか千メーターも上空まで飛来していって、十二分に下界の景色を堪能しての帰還を果たしているのです。そうした大人のやり口、手口をやはり見習わない訳には参りません。

それでは、明日は1日の取引が出来る今年最後の場です。今日の上げがそんなに続くとは思えません。お正月を少しでも懐を暖かくして迎えたいという心理が働くと思います。しかし、今の相場はこうした常識が通用しないようです。このまま突進して全員ハッピーな結果となるかも知れないですね。

1.3758アエリア ▲

 OSCが+3%の36%とまだまだ上げる勢いが感じられます。ゲームポットの1件で持ち直したのでしょう。

2.8944ランドビジネス ▲

 これだけ上げてもOSCが+3%の45%ですので、まだ上げ余地はあるかと思われます。上に何もない一人旅ですので、この銘柄に限らず、利確の動きは特に前場に出てくるかも知れませんので注意して下さい。

3.2777カッシーナ・イクスシー △

 皆これだけ爆上げしている中で、爆下げの銘柄がこれです。これはこれまでに上げすぎた反動とも言えますが、明日あたりはちょっと調整しすぎたとの「反省」から見直し買いが入るかも知れません。逆バリの銘柄を探すのが難しいのですが、これがその1つです。名前の雰囲気の通り、筆者には縁のない高級輸入家具を手がけております。しかし、何ともフランス風のしゃれた名前ではありませんか。若かりし頃、もしこんな名前のハーフの少女に出会っていたら、筆者の人生は全く変わっていたかも知れません。

4.4822ハドソン ○

 11月5日に上方修正している株が、昨日は、その前夜の終値寸前まで売り込まれ、今日はやっと脱出した模様です。乖離幅も-10円です。OSCも+10%の47%と明らかに反転しております。年末でそのまま置いてきぼりになるかどうか、明日はチョイとこの株にも目をやってみてやって下さい。

5.4314ダヴィンチ・アドバイザーズ ▲

 この株OSCが47%まで落ちてダイバージェンスしておりますが、これは11月22日以来です。当然高値圏のダイバージェンスは、下落サインを表しておりますが、それにしても47%まで落ちております。この相場環境でこれがどう結末するかをご注目下さい。この株、売りからも入れますので、落とされたところからの買い戻しがあるかと思います。しかし、もうこの水準だと熟達者以外はあまり近づかない方が身のためかと思います。仮にうまくいっても、次回はこのような相場環境を誤認して痛い目に遭うかも知れません。相場の熱気は冷めるのも早いものです。自らの実力と思わず思ってしまうところに株の難しさがあります。この株を冷静にテクニカルで見て見ると、乖離幅そのものは+14Kもありますので、また指数値も12月20日近辺まで下がっておりますので、もう一段の何らかのエネルギーが発揮されない限り、この株は、調整過程にあるものと思います。歯切れが悪いのですが、テクニカルにはとても買えません。

6.2333ジーモード ○

 やっとこの株浮上しました。これまで押さえつけられていた分だけ、明日も反発を期待したいところですが、さてどうなりますか。OSCは48%(+7%)ですので、50%台は明日は窺えるかと思われます。200Kの節目を目指すかどうか。その後は、230Kあたりまでありますが、そこまでは過大な期待というものでしょう。

7.4849エンジャパン △

 優良株の中で今日置いて行かれている株です。OSCは-2%下落し55%まで落ちました。まだ下落しておりますが、OSC値は11月14日以来の低さです。明日は更に少々下落してからの反発狙いです。もちろん、場そのものが今日の反動で調整一色になってしまえば、この株もひとたまりもありません。

8.2759テレウェイヴ ▲

 これも調整を食らいましたが、少し戻してOSCが42%とコンバージェンスして終わっております。この間一貫して上げてきたので、もう満腹といった理由でしょうが、OSCそのものは40%台ですので、他の優良株の60%台に比べれば、上げの圧力がかかりやすいポジションにあります。

9.8697大阪証券取引所 ▲

 これも結構上げてきた割には、今日もOSCは前日同値の57%に留まっております。785Kの高値を付けた日は62%でした。来年からヘラクレスのシステム環境が良くなるということの連想で、明日あたりまだまだ上を目指すかも知れません。

10.4797ICF △

 まだ上げ余地があるということで、この株を取り上げておきます。OSCは+9%の45%と抜け出しました。このところの膠着状態から明日は一歩抜け出すかを、出来高に注目して見定めて下さい。

11.4787日本CG ▲

 今日は不発に終わりましたが、引けにかけて少々の買い上がりがありました。今日はこの強気相場ですので、光があたらないのも致し方ありません。こんなところに来なくても、日の当たる場所に咲く花をつまみ食いするだけで楽に皆さん稼げたわけですから。明日、この雰囲気が逆転するなら、この株に慰めを求める方々がより多く集まる筈です。同じ境遇のフライトシステムが、今日は一足早く空高くフライトしました。多少の連想買いもあるかも知れません。もう1日だけご注目下さい。

12.5218オハラ △

 何とかこの地合に助けられて反転したようです。他の直近のIPO銘柄は目も当てられないほどの強さです。この株も素質は負けないものを持っております。年末に仕込んでおくのも来年のお楽しみとして良いかと思います。初値からの上昇率はまださほどではなく、PERは20倍を切っております。

13.6041ボッシュ ▲

 乖離幅-6円、OSC+6%の46%とコンバージェンスしました。そろそろ保ち合いから放れても良い頃ですのでご注目下さい。

14.6440JUKI ○

 テクニカルに見る限り、OSCは+3%の32%、RSIも+4%の21%と反転しました。乖離幅も-3円です。この株がこんな水準に落とされていたとは、改めて驚きです。11月24日に好決算を発表したものの、それまでに期待で上がりすぎていたため、35円も落ち、その後も反転の動きはあったものの、昨日で9月21日段階まで指数値が調整しました。(ほぼ、この株のケースはその日の終値水準と指数値が合致しております。)何らかの反発があってしかるべき時です。明日の本命にしました。

新興市場は、全く論評しようがないほどに爆上げしております。アエリアやランドビジネスを順張りとして上げたのは、いささか片手落ちというものです。途中からは、それ以外の順張り銘柄は、多すぎるので掲載を断念しました。

明日朝は用があるので、トレードへの参加は前場の終りからとなります。この段階で、市場がどう動いているか楽しみです。
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どうも人の行く道から外れているようです

2005-12-28 11:35:03 | 株に出会う
今日は、3773AMIが、ストップになったり、4777ガーラが1日遅れで噴いたり、どうも筆者が行く道とは異なる道が賑わっているようです。

持ち株の3551ダイニックは、440円の攻防で苦戦中だし、昨日の勢いから上がると思った4838スペースシャワーネットワークが押されっ放しだし、病み上がりの4300ジグノシステムは勢いが弱く我慢の子です。それに引き替え、昨日売ってしまった2725ITXが、今日が本命の上げ日だったり、4287ジャストプラニングも、高値更新の勢いが今日でした。

こういうちぐはぐもあるのが相場ですが、あまりに外れると気分は悪くなる一方です。そこで、やけくそ気味に前場は、4566LTTバイオファーマを273Kで買い、この前少し甘い汁を吸った3310JIMOSの噴き上がりを期待して355Kで買ったりしております。これが吉と出るか凶と出るか一向に先行きが読めませぬ。

一つ前場に買いを思いとどまったのが吉と出ているのが、2697コーエーネットです。いきなり動意付いて上へ上へと昇るので551Kあたりで買いそうになりましたが、案の定そこからは大きな売りが噴いて出て、結局546Kまで押し戻されております。出来高を伴っておりませんので、一過性の「上げ発作症状」だったようです。まだ後場は分かりませんが。

9438MTIや、4333東邦システムサイエンス、そして意地を見せた4295フェイスのような右肩上がりの株に何故触手が動かなかったのか、これはちょいと根が深いかも知れません。前日の分析をそのまま信じれば良いわけではなく、その日の市場参加者の心理状態によって判断しなければならないのが株の難しさでもあります。とにかく、ずばりと当て続けることは不可能ですので、思わぬ方向に行きそうな場合はすばやく判断する以外にありません。損切りの場合も利確の場合も同じです。その時の判断軸さえしっかりとしていれば、長い目で見て相場で勝ち残ることができるものと、まあ、自分を慰める以外にはありませんです。はい。

後場も、淡々と損切りラインを越えてしまえば切るし、まだホールドのサインが出ていればホールドをする、という従来のトレードパターンで行きたいと思っております。
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