株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.02.05)

2005-12-01 17:20:56 | 明日のモニタリング銘柄
1日の後場は、昨日の失敗トレードをひきづっている、8910サンシティを、半分損切りしました。-12Kです。この株はテクニカルに評価が難しいと前場に書きましたが、引けでOSCはわずか1%のコンバージェンスの41%ですので、明日に期待が持てないわけでもありません。但し、今日の終わり方が良くありません。その傾向を明日は少なくとも引きずってマイナスで始まるでしょう。そのための半分の損切りでした。3386コスモ・バイオは、後場の買い上がりが見られず仕方なく引けで残りを買値での売却でした。人気化していない株はやはり出来高が細いので、買いエネルギーがすぐに枯渇するようです。

後の失敗は、4308Jストリームを膠着状態から抜けたと思った334Kで買いましたが、その後ジリジリ押されて、抵抗線の329Kの厚い板まで崩されそうになったので、やむなく329Kで撤退です。生き返ったかに見えても、その後がいつものように続きませんでした。その時点で判断すべきでしたが、一応抵抗線までの下落は我慢すべきでしょう。これは納得の撤退です。

8889アパマンショップネットワークは、後場、ほんの2分ほどトイレに行っている間にドラマが起こっておりました。400枚ほどの買い板が崩されて何と141Kまで成り売られたのです。これにはビックリです。その後の経過を見ましたが怪しい値動きなので、今朝買ったものは143Kで売りました。(これも結果論ですが144Kでは売れたようです。)その後も、それ以上の大量売りはなく、OSCも引け値で48%と+2%コンバージェンスしておりました。そこで、引けにかけて144Kで買い戻す始末です。やることなすことが、昨日からなんともちぐはぐです。

予想通りでそのまま保持は、2413ソネットM34751サイバーエージェント、そして、後場に買った2410キャリアデザイン(345K)、と9399新華ファイナンス(67K)です。合計5銘柄と最近では多い持ち越し株です。サンシティ以外はテクニカルにもよい条件ですので明日に期待が持てます。

さて、この悪い流れを払拭するために明日の注目銘柄です。

1.9399新華ファイナンス ▲

 今日の伸びは今ひとつでしたが、RSIは12%と5%コンバージェンスしており、OSCは+2%の30%ですので、今日早めの買い出動とした訳です。底値あたりからの脱出は、クルマの泥道でのスタックと同じで、車輪が動き出すまでに結構なエネルギーと時間がかかります。しかし、脱出できそうなかすかな兆候を見つけ出すのも、株の醍醐味というものです。明日の結果で脱出に成功するか、またまた滑って轍に落ち込むかはっきりとするでしょう。

2.2352エイジア ▲

 この株、今日に引き続いて注目です。OSCが+5%の34%とまだ買い時です。今日の急上昇からの多少の調整はやむを得ません。明日の寄り付きの動きを注意して、買い勢いが強いようならそのまま買いという手でしょうか。10月末に中間期を上方修正しておりますので、業績面からの売り不安はないと思われます。

3.2927アムスライフサイエンス ▲

 これもエイジア同様にあまりに下げすぎた反動から今日は上げました。これもOSCは40%に乗ったばかりです。よく見ると昨日、RSIとOSCがわずかにコンバージェンスしておりました。そして、今日は、とことん下げた頃に買いが入ったようです。本当に皆さんよく見ていらっしゃいます。感心してばっかりもいられないので、明日は一枚加わりたいのですが、コスモ証券のレーティング引き下げ(理由は株が目標価格に達したからという人を小馬鹿にしたものでした)から、ここまで突き落とされるのですね。そろそろ筆者も判官贔屓したくなります。

4.3776ブロードバンドタワー ▲

 筆者が昨日580Kで買って、574Kで売った因縁の株です。しかし、今日は559Kまで落とされたのですね。いくら腹を昨日くくっていても、やはり559Kまでの下落では降りていたでしょう。もっと傷が深かったでしょうね。これほど、株はやはり難しいものです。後講釈ですが、正解は、ずっと推移を見守っていた方です。ではどうして今日の更なる下げを予想するかです。昨日は571Kから584Kへの反転で、かつOSCも31%と1%ですが、コンバージェンスしておりましたが、RSIは-1%の42%でしたし、乖離幅は+10Kと悪化しておりました。終値が-25Kで終わっていることも手伝い、まだまだ下降傾向と市場は判断した筈です。特に夜初めてPCを開けてこの株の今日の結果を見た方々にとっては、悪夢だったと思います。引けの少々の戻しなど、場に張り付いていた者だけの淡い感慨に過ぎません。こうした見方が必要なのです。現に寄り付きは-4Kで始まっております。完全に底打ったならプラスで始まるはずです。ここに気がつくべきでした。筆者は寄り付きからの監視を完全に怠っておりました。そして正解は、今日の底値から昨日の安値の571Kを2-3ティックくらい抜いて、もう降りてこないと判断し、そこで買いに入った方々です。そう思って、この株の今日の分足チャートを確認しました。すると、前場終わりにかけて580Kを一旦つけて、その後575Kあたりまで落とされてからの反発が、垂直に壁を登るほどの軌跡を示しておりました。ここでプロと言われる方々は待ち受けていたことがチャートからも分かります。

しかし今日で、OSCは+4%の35%と明らかに反転しました。これに明日かけるかどうか、また別のシナリオが待っているかも知れませんが、あっさりと上がるときは上がりますのでとりあえずご注目下さい。

5.8789フィンテックグローバル △

 この株のテクニカル指標は一体どうなっているのでしょう。今日も上げましたが、OSCは39%と-4%もダイバージェンスしております。まだ上げを窺う数値です。但し、株価がピークをつけている時は、一旦上げてからのつるべ落としもあり得るのが、ダイバージェンスですので、一応△としておきました。朝、いきなり安く始まるケースが典型ですが、前日のプラス終了を見た方々の買いが、こういうダイバージェンスのケースは寄り付きに入るのですね。そして、そこがピークになったりします。10時頃にピークを付けてそこからダラダラと下がっていく株がよくありますが、そのケースです。しかし、株は魔物です。こんな事一定の確率でしか当たりません。そこに賭ける方々もいるのが、これまた株の醍醐味というものでしょうか。

6.9424日本通信 ○

 この株、今日は結構ドラマがあったようです。出来高が凄いのに前日と同じ安値圏です。これは弱気と強気が交錯したことを示しております。テクニカルには、OSCは30%とイーブンです。RSIは下がりました。-8%の38%です。しかし、筆者がつけている究極のオシュレーター(OSC)の元となる指数値は、上場来最低値をマークしております。また、乖離幅と呼ぶ1つの目安は、-4Kと上出来です。筆者が今日見ていれば、引けに買ったでしょう。明日もどうやらドラマがありそうです。中間決算は14日の夕方に済んでおります。他にニュースは確認できませんでした。

7.2438アスカネット △

 これもドラマがあったようです。しかし、テクニカル条件は悪化しております。唯一、指数値が良くなりました。安値圏には違いありません。明日も新たなドラマがあるかどうか、とりあえずご注目下さい。

8.2356トーメンサイバービジネス ▲

 大穴の博打株です。しかしトーメンとダイワボウ情報システムが主要株主のれっきとした会社です。この株、1つの傾向として、乖離幅が好転したときに反発しております。今日で-6Kと好転しています。更に、OSCも+8%の35%と、これまた直近のピーク値に近づきました。出来高はまだ少ないのですが、それは心配無用です。甘い蜜を求めてどこからともなく投資家が参集します。今日、この株が出しているかすかなフェロモンを嗅ぎだして寄り集う様こそ、博打株たる所以なのです。というわけで、人生にドラマ、特に夜のドラマを求める飽くなき情熱を抱いている方向けです。筆者もその一人でしょう。間違っても、純朴な心を生まれながらに持ち、育ちも良いお嬢さんや坊ちゃんは近づかないようにして下さい。

9.4663ATLシステムズ ○

 これも最近賑わっているMM銘柄です。乖離幅-6Kと指数値(10月26日以来)が結構魅力ある水準まできました。これもある意味でMM銘柄故の博打株です。ちょいと注目しておきたい誘惑に明日は駆られます。

10.8698MBH ▲

 値動きが重いかったるい株ですが、動くときは実に早業で動きます。多分、今日の119Kから122Kまでの切り返しもそうだったのでしょう。何せ、OSCが46%と急伸しました。明日の朝は今日の勢いを引きずると思いますが、そこから、130Kをめがけて上がるかどうかは何とも言えません。何しろ重いのです。道産子のレースがドロドロのダートで重い荷物を引っ張るようですが、その日の道産子の気力次第にするなら、それは可哀想です。いくら鞭を使っても駄目なものは駄目です。この株の値動きを見ていると、それでも道産子レースに金を投じる荒くれ者を連想します。筆者など可哀想で見ていられません。しかし、明日、注目すべき段階に来ていることだけは、このブログを預かっている身として、何とかお知らせせねばなりません。

11.3722日本ベリサイン △

 この株、消さずに残しているため、こうして書くはめになってしまいました。実は、予想屋泣かせの蛸壺株なのです。つまり、うっかり手を出すと蛸壺に手を挟まれ、タコ部屋での無益な労働に泣かされる日々を送るようになる、という意味です。それほど、この株の名前のスマートさや、時流に乗ったネットセキュリティのイメージに騙され安いのです。この株で勝つのはかなり至難の技です。一応、乖離幅-3K、OSCは+8%の38%と抜け出ました。そして、指数値は最低値を更新中です。これでは、どうみても上がる筈ですが、そこが一筋縄ではいきません。筆者の見立ては、蛸壺にある程度の皆さんが落ちて、あがきつつ悲鳴を出しながら思わず損切りに走る犠牲者の方が100人ほども出て、それでタコが満腹感を持って油断した時が買いのチャンスです。何とも予想が難しいのは承知の上ですが、それは、285Kあたりになりましょうか。

12.4792TFPコンサルティング ▲

 この株も、今日でOSCは+5%の54%、乖離幅は+2K、指数値は25日段階へと、少し好転しました。この好地合では業績株の押し目は買われると判断し、明日の注目銘柄に指名しました。直近高値の418Kまで行くかどうか。

13.5384フジミインコーポレーティッド △

 何とか利益確定売りをこなしOSCは-4%の43%とダイバージェンスし、乖離幅が-5円と良好ですので、明日から新たな上昇を始めるかどうかをご注目下さい。

14.8922IDU ○

 この株、このまま衰退するのでしょうか。もしそうでないなら、乖離幅が-9Kと拡がり、OSCも40%で前日と同値で持ちこたえております。まともなら反発するかと思います。

15.1604国際石油開発 ▲

 最後にこれを取り上げます。OSCが+4%の42%と抜け出ました。乖離幅は+4Kですが、問題ないでしょう。トレンドに沿って真面目に上がるかどうかご注目。


以上です。なかなかに新興市場は活況を呈しているようです。筆者のトレードが若干ちぐはぐなだけのようです。皆さん、明日はうまく立ち回って下さい。
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証券取引等監視委員会への告発

2005-12-01 12:09:58 | 株に出会う
今日、前場のレーサムリサーチの見せ売り板の件ですが、証券取引等監視委員会に、詳細な取引データを記載して告発しました。

少なくとも、245Kの見せ売り板のうち、買い上げられた分を除けば、最低50枚が見せ板であったことが、取引データからは立証可能です。

あまり、直接の結果は期待しておりませんが、こうしたことでも行わないと汚い行為が跋扈し、筆者の精神状態に良くありませんので。
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我慢のトレード

2005-12-01 11:43:45 | 株に出会う
うぅーん、参りました。4777ガーラのことです。昨日の下げがクライマックスだったのですね。筆者はもう1日の辛抱で随分と勝ちを逃しております。読者の皆さんはそのあたりを反面教師にして下さい。例えば、3778さくらインターネット3776ブロードバンドタワーもそうです。もう1日待てば、海路に日和ありだったのです。それを嵐の中を身一つで投身してしまったのです。まさに投身自殺の「投身」です。船に残っていても火が迫っておりました。こんな時やはり頼りにするのは過去の経験ですが、この経験を単なる「勘」に頼っていたのでは、通年での安定した成績は残せません。ガーラに関して言えば、多少とも昨日の筆者の心にひっかっていたのは、RSIが12%まで落ちたことでした。この株、実は分割前に8%というのを連続して付けたことがあります。これを筆者は何と見てしまって、明日はもう少し落ちると判断しました。その他のテクニカル指標も下落サインでした。しかし、これはあまりに悲観的過ぎたのでしょう。その8%というRSI値は分割前で、それまでの上げすぎの是正でのものでした。今回の12%は下落しきってのものでした。状況が違いました。しかし、昨日段階ではそのような冷静な分析はできなかったのです。これも1つの収穫です。収穫は収穫し過ぎてもし過ぎることはありません。問題は後悔のしっぱなしです。後悔しても未来には繋がりませんが、後悔から、反省へと転じて、更にその原因まで自分なりに分析して、初めて収穫に繋がります。こうして、ブログを書いているのも、書くに際して何か「気の効いたことを書きたい」というプレッシャーが、自分の投資手法の洗練に効果的に作用するからとも言えます。書くことによって人は何らかの思考行為に無理矢理でも入ってしまいます。これが良いのですね。

さて、前場は4751サーバーエージェントを200Kで買いましたが、なかなか機関の買いが入りません。しかし、OSCが更にアップし42%となっております。この株、後場には反発が期待できるでしょう。しかし今日の所は上値が重いと思います。筆者は205Kで指してあります。それから、これもOSCが昨日抜けた8889アパマンを145Kで買いました。144Kでも買えたようです。ちょっと早かった。それでもOSCは+2%の48%とコンバージェンスしております。143Kの厚い買い板が崩されれば撤退ですが、後場の上昇に期待します。上げ目途は150Kあたりでしょう。それから、これまた245Kの見せ板にまたまた騙されましたが、8890レーサムリサーチを245K買いの244Kでの撤退でした。まんまと騙されました。その後前場に249Kまで行っております。筆者の記憶では、245Kの見せ板は130枚ほどでした。その後244Kから249Kまでの上昇過程で、一度245Kが50枚買われておりますが、残りの80枚ほどは完全な見せ板でした。こういういわば「不正」とも言えるやり方が横行するなら、つもり積もって証券市場の健全な発展が阻害されるでしょう。監視委員会の迅速な対応を望みます。問題にはしているようですが、今日の様なケースが後を絶ちません。今日の記録を場合によっては、筆者は証券監視委員会に告発しようと思います。

唯一利確したのは、テクニカル指標通りに反発してくれた3386コスモ・バイオです。半分だけ389Kで売りました。+7K。後場は更に上昇するかも知れません。先日は389Kをピークにだれましたが、株は二度と同じパターンは直近では示さないものです。今日は391Kを既に越えていますので、その上の400Kあたりまでの急伸があるかも知れません。その時に残りを売ります。

難しいのは、8910サンシティです。既に前日安値を下まわっておりますが、OSCは+4%の44%です。反発態勢は整っています。ここは後場に180K越えを期待してホールドと行きます。もし179K未満で終わって、OSCが39%台まで転落すれば明らかに売りです。中途半端に終わった時は、半分損切りというスタンスでしょうか。

2413ソネットM3は、まだ2Kだけ買い値に届いていませんが、OSCも更に上昇の47%とこれは完全な上げに転じております。楽々475K越えなら、後は490Kまで今日から明日にかけて突っ走るでしょう。その時が売り時です。

後場は、やっと切り返してきた9399新華ファイナンス2410キャリアデザインセンターあたりの反発に注目しておきます。

こうしてみると、筆者のテクニカル分析手法そのものは悪くはありませんが、買い時売り時での微妙な狂いが、天と地の差ほどに結果がなっております。これも株式市場が膨大な情報源と参加者の総体の意思で決まるという、何とも言えない複雑系の仕組みからきていることですね。崖っぷちに立っているときでも、ちょっと押されるか、引き戻されるかで生か死の分かれ道となります。筆者のテクニカル分析による、注目銘柄はそのような微妙な段階を迎えた株を中心にピックアップし、加えて、明らかな反転サインの順張り銘柄を加味していることを是非ご理解下さい。後は、それぞれの方々の買い時、売り時のノウハウが組み合わされば、必ず通算で勝てることを信じております。
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